オモウトコロ

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B'z LIVE-GYM 2019 Whole Lotta New Love@神戸ワールド記念ホール・6/23 <チケ取り物語と感想編>

長くなりすぎたレポを分割するということで、前半は「チケ取りものがたり~直前販売編」、後半は「ライブの感想とサポメン談義」でお送りします。後半、「ここからネタバレあります」って書いてあるところ以下はネタバレありですのでお気をつけをっす。

レポ本編はこちら ↓

nihaichi.hatenablog.com

 

 あの時ね、紅茶は淹れてたんですよ。

「かの女はっ いつもミルクティーいぇー」っとか鼻歌歌いつつね。

んで、レモンクリームのパンをもぐもぐしながら、横には前の晩に干し上がった洗濯物の山を携えてPCに向かってたわけです。


6月23日、日曜の午前11:30。

 

前日は野外フェス(MUSiCフェス)で、丸一日雨に打たれたりしてたもんですから、そもそも起床も遅くて、パジャマ姿。軽く掃除は済ませてたものの、そんな寝ぼけ具合ですから、まあ見事に繋がらないんです。

ぴあの直前販売。


せっかく時刻合わせてたのに、なんでかマウス床に落としちゃってオンタイム間に合わなかったし。

まあ、無理を承知で、と数分ゴリゴリにトライしたあとは、どこか引け目もあって、「枚数選択」→「同意する」→アクセス過多 の繰り返しを、『一枚洗濯物畳んだら1回できる』っていう自分ルールにしてね。 

 
ただ、後から思い起こせば、ぺしん!ぺしん!と音を立てながら高速で洗濯物を畳んでて、いつのまにか鼻歌は「兵、走る」になっているっていう、確実に血眼状態でしたけどね。

 
運良く繋がってカード情報聞かれても戻されるし、もう15分経ってたもんでね、諦めの色も濃くなるってぇ時に、気がついたら「クレカのセキュリティコード入れろ」と画面が言う。

ふへぇ、と記憶しているコードをぺぺぺ、たしか何かしらに同意もしたっけな、そこから確定ボタン押して、完了画面見たときには、かじってたパンが口から転げ落ちました。なお、強調はしてないんですわ、ポロリ。

 

心臓ばっくばく。

手は震えてしばらくよくわからない行動した後に、ハッと我に返って神戸への行き方を検索。

そっからはもう、「自分の中では」猛スピードで支度するわけですが、ぜんっぜん進まないのですよね。

 
前日のフェスの装備をそっくりそのまま持っていけばいいのに、やっぱり動転してました。バーミリオンカード掴んだのに、結果机の上に置き忘れたし。いつもなら着替えのTシャツや靴下やらを入れるのに、何故かフェス用カバンからむしろ出したし。でも、「真面目に仕事しないとバチが当たる」と思って、仕事用のパソコンは持って行ったり。


で、出ようと思ったら、今度は車検のための任意保険の証書が要るだなんて連絡があって、探しても探しても無い→デジタルでした~はいPDFのみ~、なんて事があったり。


ドタバタ&シャバダバで家を飛び出したものの、その時点でどう検索しても開演を少し過ぎてからでないとたどり着かないことはわかってました。

 
でも良いの、今日あの人達を観られるなんて、数時間前には想像できなかったんだから。(想像してダメな時に落ち込まないようにするタイプなもんで)

 

…って思ってたら、私のつぶやきを見た神戸の女神様が、なんと!わざわざ!!私のために!!!

現地で乗り換えの案内をしてくださることになったのですあわわ…

…そして本当に間に合ってしまうのですよ、開演10分前。

駅を一緒に走ってくださって。発券してなかった引き換えをコンビニで済ませても、その時間。(どうでもいいけど、あのぴあのCloak、未だに別サイトにした意味を見出せてない)

 
もーう、本当にいたく感激、おどおど。

ツイッター開けば、皆さん祝いのお言葉くださってて、新幹線どころかその前の電車でもずっと視界がぼやけていたもんですが、ずーっとグッとしかこない。

 

しかも会場最寄りの駅に着いたら、今度は私を呼び止めるB友さんが。

予測してなかった状況に「わーーー!!」なんて叫んでたら、黒いカプセルが目の前に。ガチャのその日の限定チャームを渡されました。

脳内処理能力、著しく機能せず、目を白黒。えええええ?

 
ねぇ、普通居る?

どうやったらそんな優しさの塊になれるの???

すんごく、ものすごーく、みなさんのお優しさとLOVEを開演前からWhole Lottaですよ。
いいのかな、こんな幸せでいいのかな、甘えてしまって良いのだろうかとか、胸いっぱいでした。

だもんで、途中、めっちゃくちゃ思いましたね、「おい、これ夢なんじゃね?」と。

常に視界がうっすら霞んでるし、「ゆっくりパン食べた後はお昼ご飯作って、そんで大掃除の続きをやるべ」なんて思ってたのに、目まぐるしく時間が過ぎてゆくし、普段頻繁には会えない人たちに会うし、気がついたら神戸だし、そして、行きたかったライブ会場だし。

 
てな訳で、そう、お察しの通り、開演前からほぼ泣き顔で訪れた神戸でした。

だってうれぢいんだよ~うれぢいよぉぉぉ~

…本当に皆様、ありがとうございました。


そして、いつもならレポの後ろに付ける感想なんすけど、案の定鬼のように長くなりました。

だってチケ取れて会場向かうまでてこの長さだもんよ!あーはっはっはっ!

 
(てな訳でここからは感想編。ネタバレあります)

 
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新しいバンド、である。


B'zという名は同じであっても、同じバンドではないし、B'zの曲だけどいままでとは違う。そういう、とても不思議な感覚でした。いや、そうなるだろうとは思ってたけれども。


あんだけ長い間に渡って、増田さんをはじめとする前サポメンの音を聴いてきたので、やっぱり我々側も体に染み付いてる。

「増田さんならきっとこの音色にするよね」とか、「シェーンならここでこうヒットする」とか、「バリーならここで『ちまなこでー』って歌うし、背面で弾く」とかとか。そしてあのサポメン形態でも後期に入った大賀さんによる安定感、幅の広がり方。

 
どこかライブバージョンだとこういう展開であろう、とか、特に既存の曲だと期待もするわけで、今回のニューメンバーを迎えるにあたり、そういった部分を素直に受け入れられるかどうか、少し怖いところでした。

 
そしたらまず、B'zの2人が新しかった。


松本さん、アンプのあれ、何????

デビルマンが鎮座するアンプウォール、まさかの歴代アンプ大集合な、アンプ・アベンジャーズ状態。

アベンジャーズ見たことないのに書いてますけど)

 
YOUが一番後ろだね!列だったもんで、あんまり遠くてよく見えずでしたが、少なくともマーシャルと5150、VOXはあったんじゃない??玲キャビネットも下段にあったけれども。

 
ギターも、Recで多用したという、Oxbloodってこれじゃないかな?(こちらからは黒に見えたけど)というレスポールタイプなギターがほぼメイン。

ほかには、コリーナV、ゴールドトップ、ストラト(かどうかはさておきフェンダーみのあるやつ)、ミュージックマン(ウルソかイチブだった気が)で、後半コリーナVに戻るという。

 
そして、よく喋る松本さん。

うひょー!

ありがたい…ぎゅっとしぼりたてでしたよ…その愛。

また、どこかの曲で、チリバツにカメラ目線をキメてくださいましたので、脳内繰り返し保存しております。

うふふふ。


稲葉さんはね、「いつもの稲葉さん」でしたよ。

もう去年のこと、こちらとしてはどうしても頭の片隅にあるわけじゃないですか。

NEW LOVEのインタビューでも、喘息を抱えてのツアーであったHINOTORIのことをお話しになってるわけで。

で、経ての、「仕上げてきちゃってる」あの感じ。

どんだけなんだと。

バラードならいいかしら?と耳栓外して聴いて、すぐ付け直したわ!!

なんじゃあの声量!!!

うん!知ってたけど!!!

改めて、すんごいよ。

また、昨年の感想と共通するのですが、従来の走ったり飛んだり跳ねたりする「跳人 稲葉さん」よりも、どこか訴えかけるような、曲の背景を背負って演じきるような形に少し重きを置かれるようにされたのかな、という「役者 稲葉さん」な印象も深くありました。

表情までは見えないけど、ちゃんと最後列まで届いてましたよー!


そういや、タンバリンとマラカス使ってたけどすっかりどの曲だか忘れちゃった…(SICKのアウトロかしら?)

なお、タンバリンは上空に投げてしっかりキャッチされてました。

あと、カメラが自分に寄って来た時に、しっかりリアクションしながらも、「あっち!あっち写して!」的に松本さんの方を指差してたの、「そういうところなー!」と、わたくしニッコリしちゃいました。

 

さて、新しいバンドメンバーですが、噂通りのヤバさでした。


ドラムのブライアン・ティッシーは、過去にも見てるんですけど、見かけによらず意外とヒットが柔らかい印象で、代わりに?、バスドラが雷かのよう。地を這うように響く。

シェーンだったらカウベルか似たような音質のものを叩くだろうな、というような、パーカス系の音もリムショットなのか、あるいはタムで処理してたように見えました(なんせ遠いもんで違ったらごめんなさい)。

そういう意味でシンプルかもなー、とか。

ただ、ドラムソロは一打叩いてはスティックを上空にぶん投げの舞、スティックをヌンチャク状にするという、最早かくし芸大会的アプローチ。


Key.のサムくんはイチブトゼンブ前のソロでスペーシーなシンセ感だったり、モヒニちゃんのソロだったかな?で、プログレ感を出してきたりと、幅広そう。

ムーグっぽい感じとかもありましたよね?(誰かに確認)。


残念ながら今回のアルバムの超・立役者、YTさんの音が実はあまり聴こえないというか、聴き分けられないままでした。

でもどこかの曲で爆発してたんだけどなぁ…

MCでのシャイっぷりからの、ヘドバンしながら弾くお姿、よきよきー!

そしてアンプはボグナー。


そして注目は間違いなく紅一点モヒニ・デイちゃんでしょうね。

四弦達人・ビリーシーンを見た時の衝撃、もしかしたらその上かも知れないです。

たぶん、あれ、実は16弦とかあるんじゃないですかね?!あるって言ってくれ!という、休符の隙間のないプレイ。

また、こちらの先入観もあるかもしれませんが、オリエンタルな雰囲気を感じる、技術先行だけでない、メロディックなソロで、重いベース音なんだけど、どこか粒は丸い音だったりするっていう、表情豊かなんだよね。

あとどこかで、Dazed And Confusedみたいなフレーズがあってちょいと期待してまったんですが、まあやるわけないよねー!

 

組んだばかりの布陣に、バンドとしてのまとまり的な部分を求めてもノージンジャー(©️TAK)だとは思いますが、ミスや後半の音トラブルからの復帰っぷりや個々のすんばらしさを見る限り、きっとすぐに馴染んでゆくんだろうなと感じた次第です。

進化、まだまだ余裕でされて行かれるんでしょうなぁ…

 

ただね、正直よ?正直な話、まだ、私の中では「寂しさ」を消化できてないなーっつうのは、あるね、うん、正直ね。

前から書いてる通り、サポメン変更自体は全然悪いことじゃないし、このメンバーだからこそのNEW LOVEであることは明らかなので、そこに不満はないことははっきりと言えるんだけれども、シンプルに寂しいな~とはやっぱり思っちゃったな。


B'zがむかーしむかしから、それこそ、なりゆきで「2人でバンド」になったことによって、「同じ曲で違う表情になる」というこの面白さを、もっと楽しめるようでありたいなとも思っています。


あと、ニューメンバーの呼び方、勝手に「サムくん」とか「モヒニちゃん」とか書いてますが、どんな風にしていこうかな。ねぇ、みんな、どうする??


てなわけで長くなりましたが、まだまた始まったばかりのNEW WAYのNEW LOVE、ともかくメンバー各位のご多幸を願うばかりです。

 

写真は「気の利くとはこういうこと」をいつも体現してくださる、神戸案内人の女神様がくださった、沁みるキレートレモンと、帰りの新幹線乗車2分前でも買えた沁みるお弁当。今度はゆっくり旅したい!

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