いやぁ、参ったなぁ…前回の興奮も冷めやらぬまま、あっという間にDay2。
しかも、個人的な大好物盤「The7thBlues」が含まれる「94年」から。なので「号泣必須」!…て思ってたんですよ。そう、始まる前まではね…。まさかねぇ…ああなるとは…。あぁ、参ったなぁ…。
史上最「狂」、涙と混沌と笑いの入り混じるDay2を…レポって…レポれてるのかなぁ…です。知ってのとおり、「アレ」とか「アレ」のせいでそりゃもうDay1よりもずっと長いですよ。
というわけで、目次を入れました…。曲ばれとかもう関係ないしな!(開き直り)
- OP:OFF THE LOCK
- M-1:LOVE IS DEAD
- M-2:おでかけしましょ
- M-3:Don't Leave Me
- M-4:闇の雨
- M-5:YOU&I
- M-6:夢見が丘
- MC
- M-7:love me,I loveyou
- M-8:もうかりまっか
- M-9:The Wild Wind
- MC
- M-10:HOME
- MC
- M-11:ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~
- M-12:スイマーよ!!
- M-13:Liar!Liar!
- M-14: さまよえる青い弾丸
- MC
- M-15:Calling
- 感想____
OP:OFF THE LOCK
青い空。今回もOPはDay1と同じ。
「もうすぐ行くよ…」と今日も聴ける喜びよ。
すぐに画面が暗くなり、ルルルル…ルルルル…と「固定電話」の呼び出し音。
…もうこの時点で、私がハンカチーフやタオルを手元に置いて本日のSHOWCASEを視聴開始しなかったことを後悔しました。
もうすでに服の袖では吸水力が足りぬ。
これは…「LOVE IS DEAD」…
「LOVE IS DEAD」のイントロダクションじゃないですか…。
英語の電話。
電話の主 A:
「ちょっと待って、これ出ないと…ハロー?…ああ…もちろん今でもバリバリプレイしているよ…さらに進化して最高だぜ!うん…こんな世の中だけど、ステイホームでも聞いていたよ、B'z」
A「こいつら日本のロックンロールバンドで、30年以上続いてるんだ…名前は、B'z
B(ビー)’(アポストロフィー)z(ズィー)」
B「なるほどね。
A「B’z」
B「B'z? B'z、分かったよ…どんな曲さ?」
A「聞いてみろよ!」
ミラーボールが映し出され、増田さんのハモンドの音が聴こえてきて
M-1:LOVE IS DEAD
蛍光管がぶら下がるステージ。背景はコンクリートの壁を思わせるような無機質な模様。
松本さんはMusicmanピンク・GibsonコラボT・前回同様R&Rリストバンド。アンプタワーにはデビルマンが鎮座している。(エンドロールでちゃんと©️ダイナミックプロ入ってました)
稲葉さんは…なんかあの…なんとも形容しがたい…金のような銀のようなサテンですかね、そういった素材のシャツ…お召し物まで…なんか当時っぽい…(遠い目)。おみ足は黒のスキニー。
一光さんのドラムのバスドラヘッドに書かれている数字が「2」に変わっている。
Bメロ、♪病状は~のあとはスタジオ盤にはないギターフレーズ。
♪この体から~では、すこし粘度のあるような、なまめかしい声で箱に足をかけ、前傾姿勢で歌いこむ。
ギターは大賀さんがいらっしゃるので、とかく全体的に松本さんが色んなフレーズをぶち込んでくるし、分厚い。増田さんはオルガンにピアノトーンにとお忙しそう。Cメロ ♪聞き分けのない子を~はよりハネてジャジーに。カッティングはスイッチで音色を変えて松本さんがそのまま担う。(っていうようなところが映るのが最高よね…)
最後の ♪じゃないとまともに生きられない~ のあとに、「ああ…」とため息が出るかのような声が出ている。そして、「おいてきぼりの亡霊は叫ぶ」。
が、その後も、「Oh...You Know I'm A LOVE IS DEAD…」のあとにうめくようにWow…と続け、亡霊の気持ちを代弁するかのようなロングトーンシャウト。
この曲だけでも私、すでに宙に浮きかけている。幸福。
すぐにカウントが入り、これも聞きなれた、これまで何回盤を聴いたのだろうというイントロが流れると、稲葉さんが笑顔でカメラに向かって「おでかけしましょ~お!HEY!」
M-2:おでかけしましょ
CO2が噴き出す。
先ほどの亡霊が過ぎ去って、ハンドマイクで自由に動く稲葉さん。増田さんのオルガンがとにかく楽しい。
♪青い海を渡ろう!では、ヨッと手を上げるように。
♪雑学王! ではオーディエンスからの声を聴くように。
カメラが今度は松本さんを映すと、口パクで「HEY!」とおっしゃっているるる…!松本さんも心なしか楽しそうに見える。
♪尻の青さを…では少しかがみながら、こちら側にお尻を向けて、ペン!ペン!ペン!と自らの尻を叩きながら歩く稲葉さん。
サビ、♪そうしましょう はバンドのコーラス。
ああああああ…一光さんのこのスネアの音の決まりのよさ…。と思ってたら、徳ちゃんのベースソロ→「oh! give it to me! Babe!」と稲葉さんが増田さんに呼びかけ、笑顔で指先を上げて応える増田さんによるオルガンソロ→ギターソロ、終わりの部分はハモ師弟(松本さん&大賀さん)ワールド。
…なんだこの最高なやつは…口をあんぐりと開けて観るしかない…(もちろん泣きながらなので涙、口にイン。)。
♪なんておしゃべり上手~では、「はやる気持ちを抑えられない人」、のように「もも上げ」レベルの足踏みをする稲葉さん。それでもブレスは乱れないんだよな…このお方…
最後のCO2噴射の中で、「お前、俺もしらねぇけど~」は全然別の言葉に置き換えられてましたが、初見では全然聞き取れず。アーカイブで「本当は俺たちみんな出かけたがってんだぜぇ!」だとわかりました…ほっ。一光さんの前に戻って横ヘドバンをする稲葉さんの姿も。
紫色に染まるステージに、稲葉さんのブルースハープの音が響く。
「B'zの…」と言って再度ハープを鳴らし…「SHOWCASEにようこそ!」と低音のシブい声で抑え気味に言うと
M-3:Don't Leave Me
イントロは引き続き稲葉さんのブルースハープ入り。黒レスポ。水色のマイクスタンドを使い、ド正面を向いて歌う稲葉さんを、丸い月のような照明が背後から照らす。
松本さんのABメロでのトーンの影響なのか、全体的に少し明るい音に聞こえた気がする。サビはゴージャスな増田さんのオルガンもあるしね。
♪似たようなこと~ではマイクスタンドごと横を向き、頭を垂れ、足踏みをしながら。
♪It'sTooLate…でのバスドラドコドコがまたカッコいい。
♪君の代わりは~でカメラをド正面に指をさす。
♪身を切り血を流しても~で首筋を触り、血が流れるような表現。
アウトロはハンドマイクに持ち直してもはや定番「アキャキャキャ…」と連続シャウト。
1,2,3,4…とカウントが聴こえて
M-4:闇の雨
画面はモノクロに。私の涙放出量はピークに。もうずっと泣いている。
イントロ、松本さんのソロフレーズは少し終わりを溜めるように。
その後の1番、サビまで稲葉さんは大賀さんのアコギと増田さんのオルガンをバックにして歌う。2番からは松本さんもフレーズを少しずつ。
ああ、ギターソロ、永遠に聴ける…(涙)
アウトロ、再びアコギ(途中から松本さんのも)をバックに、モノクロの世界で再び稲葉さんがそっと、抑えた声で歌い、その横顔をスポットライトが照らす。
闇の向こうの光がまぶしい。
絵画のようだ。
主人公は結局、闇の向こうで会えたのだろうか。映画1本見た気分。
MC
稲「どうもこんばんはー!
(耳に手をやり、こちら側に体を傾けてうんうん、というように頷く)
えー…みなさんお元気ですか。…元気そうですね。
今日はB'zSHOWCASE 2020 5ERASのDay2(指を裏ピースにしながら)ということになっております。
沢山の方、見ていただいてありがとうございます。
あの、今日もですね、もちろん、我々の前にはオーディエンスのみなさん…いらっしゃら…ないです…。スタッフの方がいるだけです。
まあ普通ならこういう感じで(指をステージを客席に交互に振りながら)やりとりをしていくんですけれども…。
まあ、たとえ目の前に居なくても、お互い今日は、気配を感じあいながら是非皆さんも遠慮せずに!あの、こっちのステージの方に想いを、気持ちを、あの送ってみてください。
(指を指しながら)できるでしょ?ん?できます?ちょっと…はい!
(リアクションを待つように)
…ああ、きてます…感じてますよ!
あのその調子であの…バンバン、道端でも、電車ん中でも、お茶の間でも、どっからでもいいんであの、遠慮なく!気を送ってきてください!
そんなみなさんに今日も、あの、しっかり届くように、一丸となって一生懸命演奏していきたいと思います。えー、じゃ最後までよろしくお願いします!」
マイクを外して「HEY!」と一声上げてから
M-5:YOU&I
イントロ、ハモリもあってちょっといつもと音色違うようにも。松本さんはゴールドトップに変えている。 (闇の雨はモノクロなので形しかわからんので謎い。)
さきほどまでとはうってかわって、ハンドマイクで歩きながら、下手に早速動いてゆく稲葉さん。
♪貴方がいなけりゃ では、笑顔でこちら側に向かって指をさす。
なんだか、歌い方というか、手の振り、仕草がまさに90年代の稲葉さんを見るかのよう。
♪付き合いがいがありすぎて TAKを親指で指す稲葉さん。それを受けてか、口を閉じたまま「にっ」と引き、体を稲葉さんに向ける松本さん。
ギターソロ前では「ギター!」という声かけも。ソロ自体はお尻を少し変えておハモ。
♪貴方がいなけりゃではカメラ側に指をさし、 嬉しそうというか笑顔で歌う。
♪もう何もない の前には「Oh....」と言ったり、♪きっとよかったんだろう 僕たちはめぐり合えて のあとにはシャウトも。絶好調。
明るいよね、底抜けに明るい。たぶん増田さんが合間にガンガン詰めているから。でもなんで、その分こんなに哀しさがつきまとうのでしょうねぇぇぇぇ…、最高。
アウトロ、B'zの二人だけ、夕日のようなスポットライトを浴びながら
♪きっとよかったんだろう 僕たちはめぐりあえて
と、ファルセット気味に。美しいリプライズ。
「僕たちは」のところで、松本さんも稲葉さんの方を向く。ああ、美しい…。
間髪を入れずに、これも耳慣れたアルペジオ
M-6:夢見が丘
ないよ…。
…ないよ。
涙を吹くタイミングがない。心がああああ追いつかないいいい…。
なぜこんなにも哀愁を誘う打線なのですか…。私の頬と服の袖が、風呂掃除でカランとシャワーを出し間違えたときぐらいに濡れている。
そんな中、ド頭から大賀さん、まさかのダブルネックギターが映る(6弦と12弦みたいに弦の数が違うやーつ)。イントロのアルペジオを12弦で弾いている様子。(Aメロのカッティングから6弦)。幻想的な音はここからかと。
♪いたずらに心達は の稲葉さんのお声の響き、ハリのすばらしさよ。
2番前、ギターフレーズ変わっている。
夕暮れのようなライティング。
ギターソロの入り口はハモリ。 Cメロカッティングは大賀さん。
アウトロ、♪夢を見続けるこの丘でーのお声の力強さ。
数小節追加の部分で大賀さんが再度12弦を。最後は「May」のエンドをほうふつとさせるような、美しかった夢がパッと終わる瞬間のような。
MC
稲「どうもありがとうございます。えー…もう皆さんご存知だと思いますけれど、この場所はですね、『ZeppHaneda』といいまして、本当に新しくできた会場で、我々もずっとここでリハーサルしながら、この本番をいつも迎えているわけなんですけれども。
羽田はね、本当にいつも飛行機乗るときだけ来るような場所だと思いますけれども、この一帯はすごい、素敵なことになっていまして…
是非ですね、いろんなことが落ち着いたらみなさん、羽田に…GO(腕上げる)してください、来てください。
というプチ羽田情報でした…。
(切り替えるように)じゃ、次の曲、いきましょうか。」
というMCは前フリだっだんですね…。
M-7:love me,I loveyou
始まって早々、「ComeOn!」と言い、ステージからフロアへ降りる稲葉さ…ん?
カメラを引き寄せ、客席から廊下へ。感染防止対策の張り紙を指しながら…歌う…の?
まさかのZeppHanedaご案内ムービー。
例のPCRのステッカーのような丸いシールのあるコインロッカーを開けてタオルを取り出し顔を拭いて放り投げ…
え?出ちゃうの?外に?…
ついにサビでお外に。自分たちの映るビルボードを指さす。
再び中に入ると…カウンターでドリンクをかんぱ…乾杯しているの満園さんと黒瀬さんじゃねぇかああああ!!
なんだこれ!!情報が多い!!
階段を上り、2階席の方へ。
「…俺、いつかZeppHanedaに行ってあの階段の手すりをなでるんだ…」とみんなが思ったところで、階段の最上段でしゃがみながら 「HEY!そうだろぉ?HEY!」。
お、オラオラしていらっしゃる…。
なお、満園さんたちの持ってる缶や廊下の注意書きにも「PCR」ステッカーがありました。
2階席でも指をさしカメラを誘導。曲はちょうどギターソロ。
フロアで弾いている松本さんを見下ろす。なお、それまでは画面が2分割されたりされなかったり。ピンクMusicman。
そしてついに稲葉さんは正面2階座席エリアへ。座席位置を見て大いにす…座る…。座る…。足を組んで実にフランクに。
「…俺…いつかあの席座るんだ…。」というこちら側の声を受けてかは知らないですけど、♪いま出してぇ…とカメラに向けて手を差し出す。
アウトロでは立ち上がって、カメラに向けて渾身の1、2パーンチ!(※実際には4回ほど)ってこれ、PVの再現か!
両手を上げてイエーイ!と叫ぶようにしゅ、終了…。
な、なんだこの忙しさ…
すんごい純粋な疑問として、「音、どうしてんだ」。微かですが、移動時の稲葉さんの息遣いが荒く聞こえていたので、別録りではないんじゃないかと思ってます…最近の技術はすごいなぁ…。
…という、理解に至るには、まだいささか情報処理が…できていない中、ストラトを構える大賀さんがステージ中央へ。
シブいフレーズを弾くところに、バンドが入っていく。
うんうん、そうね、いい…!!
ブルージーなフレーズ、いい…
(ニコニコ)…
……本当、いいセッション……
…じゃねぇえええええ!!これ、あの曲だあああああああ…
ほら、あいつのブルースだよ…
松ちゃんも「TAK」の文字入りレイヴォーンモデルでインだよ…
M-8:もうかりまっか
正直、この曲をやるっていう発想は全然してなかった
ありがとう、ありがとう
今日まで生きてきて、生きてこられて本当によかった
稲葉さんはそんな私の気持ちを知ってか知らずか、ブルースハープを吹いたあと、ブルージーな声で「もうかりまっか…」と歌い始める。
すると
松本「ぼちぼちでんなあ~」
えっ
松本「あきまへんわ~」
えっ…ま、松本さんが歌っておる…関西弁バリバリで…!!
稲「TAKが検温 すっぽかして」
松「マジで?」
稲「とんずらこいて…もうたらしいわ」
松「それあかんやん!」
稲「こんなときゃそばにいて…お世話してくれるぅぅ…優しいナースをつけたれよぉお…HEY!」
令和版…!!うおおおん!!うおおおおおん!!松本さんが歌う…!!うおおおおおん…!!(心の中でガッツポーズ)
そしていったん音がストップしたと思ったら…
徳ちゃんが特徴的なフレーズを…あれだ…「港のヨーコ・ヨコハマ」のサビ前のところだ…
なんじゃあああああああああああああ
松「あんた、あの娘のなんなんのさぁ」(眉毛を上げつつ、ちょっと気だるげに)
全員「♪ 羽田のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ~」(真顔で)
羽田の横 横浜 横須賀(位置的に)
…駄洒落じゃねぇかああああああ…そりゃあ東京からヨコハマ方面へ向かう時はさ、高速で羽田方面乗る、乗るからわかるよ。あれだろ?うん、確かに。
しかし、ちょ、ちょっと待ってくれないか。
ここまでですでにツッコミどころが多すぎるんだ。
というか、正確には「love me~」がまだ消化できてないんだ。
誰か止めろよ…あの…とか思っているうちにステージが暗転…
ぼんやりと明かりが…その明かり…ランタン(ていうのが正しいかわからんけど)…ですね…?
稲葉さんがハットにサングラス…そのお姿…
The9thBluesツアーで行われていたという…伝説の…ボヤキコーナーですね…??
わたし、このあと生きていられますかね?!
…
……… で、ご覧になられた方は当然ご存知かと思いますが、ここからエグいほど長いです。ノーカットでお伝えします。
稲「いやぁぁ…あ…はあっ…あ?ん?
『はね…羽田のヨーコ…ヨコハマ?横浜?横須賀?』あれ?どこなんすか、結局。
羽田?横浜?横須賀ですか?…ま、いいですけど。
(松本さん側を向いて)
「あの娘」って誰ですか?!「なんなのさ」って言われたって。
ま、いいですけど。参ったねぇ、ほんっとに。
ちょっと、いいかな、座らしてもらって。
(と、言いながら腰掛ける)
ああ、あの…参ったねぇ、ええ、まいった。ああ。
…あ?何が?…コロナで。あん。
もう、ほら、ほら…もぅ(と言いながら客席を照らすように)
だっれもいないもん…誰も…シーーーーンとしてねぇ…。
さみしいねぇ…こんなことになるってねぇ…思いもしなかったよね、本当に。
どうしてんの?みんな?どうしてんの?家に居んの?うん?
参ったねぇ…んとに…さみしいよ…。うん。
ん?やってるよ?ん、やってますよ!
「検温」。やってますよ。うん。
まあそりゃあれですよもう、毎日この…羽田のこの場所に来るときには入口んとこで、あの…機械の前に立ってね、もう…
「ピッ! ピッ! ピッ!」…っていう風に…あの…音がするわけですよ。おお。
「平熱です」みたいなことで。うん。
たまに『ビイイイー』っていう音がしてですね、なんかちょっと画面が赤くなったりして「入力エラーです」みたいな。
そんなこともね、あったりして、まあそういうときは、ちょっと周りの…あの人間がちょっと、あの…そわそわし始めたりなんかして「もう一回お願いします」、なんて言われて(半笑)。
わかるんだけども、そうすっと大体「平熱」ってことになって。あの…
これ機械が決めてんだよ?全部!機械が「平熱です」っつたら入れるんだよ、ここに。
いいのかな、いいんですか、それで。
いいんですか!?(正面カメラを見て)
いいのかな、いいのか、いいのか…はっ…いいんだね…ま、いいですけど。
うん…あと、おお、そうね、あれもやってるよ、あれ、あれも「PCR検査」ですか、ぉん。
やってるよ、あれもちゃんと。
全員やってるからここ、みんな。うん、毎週、来て。
棒とかくわえたりなんかしながらね。
えー…結果を待つんだけども。
もうあれですよ、もぅ、みんなもう完璧に!ああ、陰性キープ!うん。大したもんだ!おぅ。
まぁあんまりね、あの「陰性だ陽性だ」ってそういう…んなことばっかりいってると、つまんないから。うん。
ステッカーを作ったりなんかして、で、あっちこちにペタペタペタペタ…貼って、そういうね、ちょっとあの、気を…紛らわすっていうの?
まあそういうことはしてますよ…ぉん。
いやぁあああ…(溜息まじり)参ったねぇ…(自分の周囲を照らす)
さーみしいなぁ…。はあぁ寂しい…。
どうしてんの?聞いてるまだ?大丈夫?うん。
あの…うん、あの…何がね、めんどくさいかって言ったらね、あれですよ!
「ソーシャルディスタンス」ってやつかなあ。
…言ってますよね、よくねぇ。ああ。
あれもどこいってもあの「離れてください」みたいなことで。あん。
人のそばに行けないんだこれが。
…寂しいよなぁ…さみしいねぇ…。
(徐々に泣きが入る)
さみしいね…ひっひっひっ…さっみしぃひっうぅ
ええええええっあっさっひしひひぃいいい…
(泣きが加速してどうも様子がおかしくなる)
…
(急にスンと真顔になるかのように調子を戻して)
大好きな人がいてもそばにいけないんですよ、うん。
(声のボリュームを上げて)俺はね!
俺もね、行きたいの。うん。
すっごいそばにいきたいんだよ。うん。
とっても!うん。
でもダメだって言われてんだけども。
(徐々に立ち上がる)
いきたいの。そばに。うん。
TAKの。
こんっなに大好きなのに…。
そばに行けないんだよ…。
辛いなぁあ…んっ…ふん…はぁ、は、ううっ…はぁ…はぁ…
(泣きを通り越してもはや喘ぎ)
辛いな…そば行きたいな…TAKのそば行きたいなぁ…。
…(松本さんの方にゆっくり向いて)
…いかせてよ、そばにぃ…。
(松本さんが後ずさる)
TAKぅ…ぅはぁ…そばにいかせてよ!いいじゃん!いかしてよ!
(ちょっと噴き出す)
(松本さんがおもちゃの銃を向ける)
やめてよ!いかしてよ!そばに!
いかしてよぉ!いかしてよぉぉ!
(再び泣きが入る)
(松本さん、制止するように手を前に出す)
ぃかしてぇああ!はああ!!ぅはあああぁぁ!
(最後もはや悲鳴)
いかし…(覚悟を決めたように)
…だったら弾いてよ…あれ弾いてよ…ねぇ、あれを弾いてよ!!
あのブルースを弾いてよお!!」
(松本さん笑っちゃってる)
(ぎゅい―――ん…と松本さんが鳴らし、バンドイン)
稲「ワアォ…タック…タックタック…OOHHH!YEAH!!!」
ランタンをブンブン回す。
まさにTHE WHOのロジャー・ダルトリ―がマイクのシールドを持ってマイクをブン回すごとく。
稲「Hoo!もうかりまっかあ!もうかりまっか…もうかりまっかあああ…ベイ――――べぇー!」
ランタンを床にスライドさせながら投げ捨てる。
稲「もうかりまっか!!!…もっとそばに…!!もっとそばに…!!もっとそばにぃいいいいい…!! 」とさらに訴えたあとはブルースハープ。
もうすっかり笑っちゃってる松本さんは、イントロでは使わなかったおもちゃの銃!!!を鳴らし、ギターのピックアップで音を取る。PIPIPI…!!あの!あの音~!なお、二丁ありました。
そんな松本さんに本当に近づいてしゃがみ込み、ついには膝を床につきながら手を差し伸べて「そばに…もっとそばにぃ…もうかりまっかああ!!」と歌う稲葉…さんですよね…?松本さんは引き続き少し笑いながら半身避けている。
センターに戻り、帽子を取って胸にあてる稲葉さ…ん?の姿と、おもちゃの銃のアップで締めの「♪ちゃーんちゃんちゃっ ちゃららららんっ…ジャーン…」
…
……
Oh…ヒー イズ ア …クレイジー ガイ…(呆然)
あ、暗転したね、うん…
と、とりあえず、一回!一回止めよう?
止めたらなんか誰かツッコんでくれんでしょう?MCでさ、ね。
きっと笑いながら恥ずかしそうにして、「えー…いかがでしたでしょうか」なんつー風に、丁寧語で喋る稲葉さんの声を聞こうよ、ね、うん。
なんせ我々は全然処理しきれていないからさあ!!令和にWindows95で稼働しているみたいな処理能力だよ!!
…なのに…なんで…
バンドの音が鳴り始めているの…?(恐怖)
これ、実際に有観客だったら…どんな悲鳴が、どんな戸惑いの声が、もうカイジ並みのざわ…ざわ…っていう擬音がドームとかアリーナに充満してカオスどころじゃない騒ぎになるはずですよね…?
という心の叫びは届いているのかいないのか…たぶん届いてないので、始まりました。
M-9:The Wild Wind
どうかしている。
ウソだろう…誰か止めるやつはいなかったのか…!なぜ、なぜ…
…そういえば…このセットリストの草案の主は…い、いな(恐怖ふたたび)。
バンドが先ほどの狂気の時間などなかったかのように、ほの暗く青い照明の元、ムードたっぷりのインプロビゼーションを奏で、一光さんのカウントのあと、あの哀愁の色が深いイントロのギターフレーズが鳴る。
フロアにB'zの二人が立ち、その周囲を炎が囲んでいる。
ピックガードがあるゴールドトップ/水色のマイクスタンド。
アコギバッキングを大賀さん。
原曲のあの終始哀しさのある、ドラマチックな音をそのままに、厚みのある…
とか、書いてる場合じゃないんですよ…こちらの心の小さなとげが全然抜けないんです!風に乱されるどころじゃないんですよ!
だってこの、マイクスタンドを携えて、訴えかけるような表情で激情を歌う方…これ、さっき息遣いを荒くして、グラミーギタリストに迫っておられた方と同じ方ですか…?
こちらの混乱をよそに、きっちり名曲を演奏し終えて、ステージに自らマイクスタンドを抱えながら戻る稲葉さんと松本さん。
少し間があったのかな。珍しく編集点があるように見える。
MC
稲「どうもありがとうございます。ちゃんと聴こえてますかね。
次やる曲はですね、ちょうど今年の春に、あの…非常事態宣言とか出てたころにですね、まあSTAYHOMEということで、我々もですね実際には会わないでリモートという形でセッションした曲なんですけれども。
なかなかねああいうこと初めてやりましたけども、ええ、なんか一緒にいないけどまぁみんなの気持ちがこう、集まって一つの…なんだろ、楽曲?を成立させるという、そういうまぁ…面白みというか楽しさも学びましたね。
本当にあれをあの、皆さん見てくれて、その『皆さんが見てくれた』、ってことがまた僕らを勇気づけてくれました。本当にありがとうございます。
じゃあ次はその「HOME」を、実際にみんなで集まって、久しぶりに演奏したいと思いますけれどもよかったら一緒に歌ってください。じゃあいきましょうか。一光さんよろしく。」
…謙虚で、丁寧で、「学ぶ」なんていう…い、いつもの稲葉さんだね、うん…(混乱)
M-10:HOME
カメラはスネアをリムショットする一光さんの手元アップ。
クラップする稲葉さん。アコギ大賀さん、黒レスポ。
ピアノタッチの増田さんの音がよく映える。
サビ、♪僕たちの…でバンドがミュートし、我々観客側に「HOME」という声を求めるかのよう。
…で、そのまま演奏が止まり、ふ、再びのMC再開。
稲「えー…ちょっと寄り道。
あの、さっきSTAY HOMEっていう話題になりましたけども。
そういえばね、みんな、我々もあまりっ…あんまりていうかほとんど会わなかったんで、あの頃。ちょっとあのSTAY HOMEって言われていたころに、皆さんどう過ごしていたのか、ちょっとここで、曲の途中ですけども…聞いてみようかなと思いますけれども。」
…なんだって…?
稲「大賀さんはあれですよね、(大賀:はい)私があの仕入れた情報によるとあの…あの…なんだっけな…あの『ルービックキューブをすーごいやってた』っていう」
大賀「(さらっと)そうすね、もう、6面揃えるのにもう3分20秒くらい!」
稲「ですよね!今もっとすごいでしょ?!」
大「(さらっと)そうですね!2分15秒くらいいったかもしんない…」
稲「ですよね!目隠し…とかもしてますよね?」
大「も、そうそれでも2分くらいですかね。(当然のように)」
稲「楽屋でさっき、なんか両手にもってやって…あれ、あれ、そう新しいやつ?」
大「そ、そうですね…いや…違う…ちがいます…」
稲「違う?いや、俺の情報だよ?」
大「いえ、違います!」
稲「ルービックキューブだよね?」
大「違います!」
稲「ルービックキューブ型のギター作るんだよね??
大「っふっふ、そうですそうです!ルービックキューブ型の!6面のやつ作ります!そうですそうです…違う!違います!
稲「違う?あら?おかしいな…じゃあ実際どうしてた?」
大「あの…ギターの練習してました…」
稲「…(冷めたように)普通ですね…普通ですね…(2回言う)ギター好きですね…」
大「はい、大好きです!」
稲「わかりました…はい。」
こ、これは…!!「稲葉浩志の!妄想!メンバー紹介」…いつの間にか私たち、トークコーナーに入ってる…⁉︎
稲「じゃあ続いて…増田さんは…!これはもう私徹底的に調べてるんですね、これ…増田さんはあれですよね、なんか『ロシア語すごいマスターしている』っていう」
増田「ええ?(ちょっと引くように)…なかなかねぇ…はい、あの…」
稲「聞いたところによると。なんかあの楽屋、廊下歩いていても「スパシーバ!スパシーバ!スパシーバ!」ってずっと言いながら歩いてますよね?」
増「やってませんよ!!そんなことぉ」
稲「あれ?もう何回も言ったっていう…ちがいます?あれ?携帯の待ち受け画面、プーチン大統領ですよね?!…違うんですか?あれ?」
増「ちょっと違いますねぇ」
稲「あれ?っかしいなぁ…実際どうなんですか?」
増「ロシ…え?実際すか?…あの…オンラインで飲んでましたね…はい」
稲「みんなしてるじゃないですか!それ!」
増「まあそうですけど…酒浸りかな?」
稲「普通ですね?」
増「それ普通ですかね?」
稲「じゃあ酒浸りなんですね、そうですか、おかしいなぁ……まずいなぁ…。」
増「どっから仕入れてきたんですかそんなネタは!」
稲「いや、いろいろ…その…SNSとかほら得意だから!うん!そういうの駆使してですね、ええ。」
『普通』を許さない男。
稲「徳永さんはね…聞いてますよ…!!だいぶやられてるそうですね…あの…『ちっちゃい仏像ずっと彫ってる』」
徳永「(食い気味に)いや、やってませんから!!」
稲「何体くらい…?何体くらい?」
徳「いや、あの仏像とかはね…材質色々…やってませんから!!」
稲「楽屋とかダー!並べてませんか!びっしり」
徳「情報がおかしい!おかしいです!」
稲「掘り続けているっていう」
徳「いや、やってませんから!」
稲「作務衣みたいの着てる」
徳「ちょっとやりたいですけど、むしろ、始めたい」
稲「あながち遠くもない」
徳「おかしいっすよ…その、まずルービックキューブとかロシア語とか」
稲「必死ですから、こっちも!はい、情報収集に」
徳「おかしいっすね!情報」
稲「寝ずにやってますから!…違います?」
徳「違いますね!」
稲「なんなんですか?じゃあ」
徳「家ヨガをやってました」(ポーズ取りながら)
稲「家ヨガ…あっはっはっはっは!」
徳「色んなポーズして」
稲「いいです!」
徳「いいですか?」
稲「ええ、仏像のポーズ!とか…なるほどね、なんか納得しました。はい。」
のけぞる徳ちゃん。
稲「で、田中さん、田中さん…は聞いてますよ『社交ダンス』!来年の大会に向けてインスタグラムでパートナーを募集中!」(指で一光さんをビシィっと指しながら)
田中「どっからそんな話を?」
稲「え?サンタフェあたりから仕入れて…あの、情報交換するカフェが…違います?」
田「残念ながら違いますね!」
田「うそでしょ?なんか廊下とかで回転しながら歩いてるとか…」
田「そんな…その目撃情報もあやしいですね」
稲「あそうですか、おかしいな…なんですか?じゃあ実際」
田「僕は増田さんと逆で、酒をこう…断ったりしてましたよ?」
稲「あ!そうですか」
田「僕にとっては『普通じゃない』ですよね!」
稲「ですよね?我々ね、ツアーしてた時はね…『びたって』ましたもんね?
田「でも最近元に戻っちゃっいました」
稲「でも流石ですね、パワフルなドラムそれだけ叩けるんだから…
やあ…ダンスはちょっとこれから考えているってことですよね?…おかしいなぁ…」
急に振られて「サンタフェ」がチョイスできる男。それが稲葉浩志。
稲「そうですか、あの、これ、皆さん聞いてるんですよね?」
(もしかして…不安になってる…?)
稲「松本さんはあれですよね、もう、聞いてますよ。本当に久しぶりに、あの『切手の収集を再開した』っていう。(松本さん噴き出す)
流石ですね。まあでも昔からやられてましたからね!」
松「…やってた昔…うん…」
稲「なんでしたっけ?好きなやつ!」
松「あの『見返り美人』とかさ…『月と雁』だっけ?(笑)」
稲「わはははは!本物ですよね!やっぱ出てきますね!」
松「そうそう…『ビードロを吹く(娘)』…やってないよ!!!」
稲「でもインタビューで、切手がすごい好きで、やっぱり、ファンクラブのインタビューでね、『切手のどういうとこがいいんですか』っていったら、『やっぱりどこでもペタペタ貼れるところが好きだ』って言ってました。え、再開してないんですか?」
松「いやぁ、してないですね」
稲「あれ?おかしいな…また切手集めてたらカッコいいな、って思ったんですけれども。実際どうなんですか?」
松「…実際?」
稲「ええ、実際のところ。STAY HOME中は。」
松「…ああ、家庭菜園とか?」
稲「ふはははははは!」
松「…すみません、私、ウソをついておりました(手を上げながら告白)」
稲「家庭菜園やってください!」
みんなノリツッコミがうまいという事実が判明する、なかなかの面白さでした。(マジで大賀さんのやりとりうますぎて、最初「ルービックキューブやってるんだ」と思いましたよ…!)
…ただね、うん、曲中ぞ、これ
稲「え、ま、私は、本当に普通で…すいません、こんだけ話してて…。
もう毎日犬を散歩さして、毎朝いたるところで犬の……を拾っておりました。
こうやって…(かがんで実演)
まあそんな、STAY HOMEですよ。
皆さんどうですか?
まあね、家で楽しむっていうのね、今回のことでいろいろ新しい発見あったと思いますけれど。
こんなライブなんかやってると特にそうですけど、みんなでバァっと外に出て集まって騒ぎたいよね、ね!
ちょっとまだしばらくね時間はかかるかもしれないですけども、是非、いつの日かまたみなさんと一緒に、思いきり騒ぎたいな、と思っています。
じゃあ、いったんここは、『HOME』にもどりましょうか。」
正 気 か
にやりと笑って本当に!すぐに♪裏切られたなんて~から再開。
…おかしい。なぜ平然と再開できるのだ…。
♪深呼吸をひとつして〜胸と腕を広げて。
そ、そうね、こちらも深呼吸しよう…なんせこちとらしばらく息満足に吸えてないからね!
♪君の家まで~は美しい増田さんのピアノと一緒に。
アウトロ、最後もリムショットする一光さんが映る。
回りながらクラップする稲葉さん。
MC
稲「どうもありがとうございます。ちょっと寄り道しちゃってすみません。(笑)」
…謝るのそこなの…!?(困惑)
稲「じゃあ今度はちゃんと!バンドのメンバーを紹介したいと思います。」
大賀さん(お互い笑いあう)→増田さん→徳永さん→田中さんの順。
稲「そしてオンギター!OnGuiter!Mr.TakMatumoto!」
ピンクMusicmanをサイレンのごとくぎゅいいいいいんと鳴らして
M-11:ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~
ベース強めに聴こえるような。
前向きな言葉の多い歌詞を、ステージを踊るように移動しながら歌う稲葉さん。
2番、エアギターをしながら松本さんに近づく。
♪貴方にいま囁いている で上手側カメラに指差し。
松本さんはその間に下手に移動。笑顔の大賀さんが映る。
その後松本さんはセンターでギターソロ。ピンクちゃん本当におかえり…(泣)かっこいい、かっこいいよ…。
稲葉さんは「BABY!」と、マイクは使わずに言い、両手を上げてカメラの向こうの我々を煽る。
♪この胸にいるよ のロングトーンに合わせて、松本さんのギターもギュイーーーーと鳴る。
Cメロ、ドラムライザーの上から増田塾 塾員に向かって、みんなのコーラスと掛け合うように歌う稲葉さん。
見てても楽しいいい!
ラストに「YEAH!」。メンバーからも自然に声が上がる。
上着を脱いで、Tシャツ?に黒いボウタイ姿となった稲葉さんから「Woo!」と声が上がる。
稲「HEY!みなさんちゃんと聴こえてますか!ヘーイ‼︎ちょっと、声聴かせてくださいよ!ちょっと!HEY!聴こえてますかー!(耳に手を当てながら)
HEY!HEY!HEY!」と、カメラを指さしたり「もっと…もっとお…もっとお…もっと」と指で上を指し煽る。
もっともっともっとおおおおお…と、見えない客席をアゲにアゲたところで笑顔の徳ちゃんがセンターに。
チョッパーブチかまし、松本さんがゴールドトップの弦を円を描くようにスクラッチして
M-12:スイマーよ!!
「スイマーよ!!」と発して、舌を出しながらクロールする稲葉さん。はい絶好調!! 細かく刻む一光さん。
♪ストロー噛むなら 僕のをかんで ではもうみなさんおわかりでらっしゃるアノ感じで。カメラがローアングル。
ぐるぐる歩いたり、かみしもを正に泳ぐように動きながら、アクション多めで歌う稲葉さん。
サビ直前のスネア連打がかっちょいいいい…速いいぃ…
ギターソロで再度徳ちゃんスラップ。「Hoo!」のあとに「スイマーよ‼︎」とコーラスが追加されている。
♪しっかりと目を凝らしてゆこう では、望遠鏡をのぞくように、手で円を作りこちらを覗く。
ラスト、「スイマーよ‼︎」とかまして終了。
増田さんがムーグでプログレチックな装いの音をソロで奏でてから
M-13:Liar!Liar!
イントロも増田さんがグイィィィイイイイイイイイイーーーン!!とそのままでっかい音で鳴らす。
かっけぇぇぇぇぇええ!!!
しかも、初代ギブソンシグネチャモデルさんじゃないですか…!画面には夢見ているような、もやのかかったような、ダブって見えるエフェクトがかかる。
♪つっこんじゃうぞ ではパンツの腰のあたりに親指をひっかけて妖艶にステップを踏む稲葉さん。
サビのギターリフ、ちょっと変えてます?
2番、とにかくくるくる回りながら歌う稲葉さんが、画像エフェクトの影響で残像を生んでいるように見える。
♪談合社会 はフェイク。
♪地球だってまわらぁ でも頭上で手を回しながら。
♪僕らのペース では、しゃがみ込んで徳ちゃんのベースに向けて歌う。
♪HAPPYになりゃ…それでいいい…YEAH!それでいいっ!
最後の♪Baby Do u want it!はガナるように。
…映像エフェクト、ちょっと過剰すぎたかなぁ…。これもPVのエフェクトに寄せたのかもですが、正直見辛かった。
アゲアゲ連発の中、休む暇なく…増田さんのピアノがメロディラインをなぞってから、徐々にバンドの音が重なってゆく。一光さんのこれまたパスン!と決まるスネアを合図に「YEAH!」と稲葉さんが叫んで
M-14: さまよえる青い弾丸
大賀さんはアコギ(途中からはエレキ)、徳ちゃんは横飛びしながら弾いている。
映えるね〜本当にこの曲は令和も映える〜。
2番頭でスラッピン!する徳ちゃん。
♪誰かが残していった退屈~ではカメラに近づき、目の前で歌うように。
♪そんなのありですかHEY!では松本さんを指さす。
♪さよならしよう は近年の定番、大きく手を振り、そのまま体ごと大きく回る。
松本さんがCryBaby(エフェクタ)を踏む姿が映ってソロへ。バスドラドコドコ。
ギターソロ後の ♪とびだしゃいい ではお立ち台に飛び乗ってから高くジャンプ。
あの、いつも思うけど…このジャンプスキルって何で得られるものなの…?学校で習わなかったよね…?
この曲でも、稲葉さんは全身を使って歌い、ステージを縦横無尽に使う。
増田さんも飛び跳ねながら弾くお姿が映る。
ラストは一光さんの元に集まるように向かい合うバンド。
ラストも増田さんのムーグがオリエンタルなフレーズを重ねたあとにグイィィィィィィィィんと。
稲「Thank You!」
うがいのような音。
MC
稲「どうもありがとうございます!みなさん大丈夫ですか?大丈夫かな、たぶん?」
いいえ、まったく!(極上の笑顔で)
稲「このSHOWCASE 2020今日Day2ですけども、見ていただいてありがとうございます。またDay1と違って雰囲気も違う中やらしていただきましたけれども。
(松本さんに向かって)どうですか?Day2ここまできましたけども。」
松「なかなかね、楽しいよね。こうやってみんなでほら、演奏できることも当分なかったしさ、うーん。」
稲「そうですよね…こう、人の縁も感じますよね」
松「そうですね!」
稲「こういう形のライブだからこそできることもあるし、やっぱり色々本当に、勉強になってます。えー…、みなさん今日あの、歌える曲とかもあったでしょうか。
じゃああの、あと一曲やりたいと思いますけれども。
これもぜひ…周りを気にせず思いっきり、歌いたい方、歌ってみてください。
じゃあ、準備いいですか。」
腰に両手を当てて、一息ついてから笑顔でマイクを置き、口の前に両手を持ってきて、「Wo-wWow…」とZeppHanedaに声を響かせる稲葉さん。
M-15:Calling
両手を広げてクラップをする徳ちゃんに、増田さんと大賀さんが続く。
松本さんはゴールドのダブルカッタウェイ。マイクスタンドは引き続き水色。
最初のサビ終わり、増田さんのピアノと稲葉さんのボーカルのタイミングから、画面にはモノクロエフェクトがかかる。
♪君といるとき~ でモノクロからカラーの世界へ戻る。
口ずさみながら叩く一光さんの姿。
アウトロ、♪この声が聞こえるかいのあと、「WowWow~」パートで、バンドは一旦ミュート。稲葉さんは客席にマイクをスタンドごと向ける。
スタジオ盤の終わりのタイミングでメロイックサインを掲げる大賀さん。松本さんはセンターに向かう。
からの!縦ヘドバン御用達アレンジ!そこからさらに!まさかの速度アップ!!うおおおお!まるでパープルのBURNやりそうな感じに思うのは増田さんの音のおかげか。
I'mCallin'You!!yeahyeahー!!とシャウトする稲葉さん。
「どうもありがとーう!」「ThankYou!」きっかけで3度締め→爆発特効。
スモークもっくもくの中、拍手をしながらステージ前方へ集うメンバー。
稲「どうもありがとうございまーす!
えー、今日もこのDay2 最後まで見ていただいてどうもありがとうございました!」
両手を合わせてお辞儀をする松本さん。
稲「皆さんの想い、伝わってきましたよね?(ね?ね?と周囲に確認するように)
じゃあいきましょうか。せーの!
オツカレー!
どうもありがとうございました!」
(ふたりでカメラを指さして笑顔で)
稲「また、来週!」
END SEとして「MY SAD LOVE」が流れる中、松本さんが…な、投げキッス!!!からのにっこり笑顔…いやっほううぅうううう!!!元気百倍ーーーー!!
稲葉さんは「MY SAD LOVE」の「♪どんなにスムーズに」「♪君と話してるときでも」とカメラを指さし歌いながらハケてゆく…。
と思ったら、再度、ソデからひょいと顔と手を出す稲葉さん。ふふふ、もう☆おちゃめさんなんだから…(さっきまでの狂気はさておき)。
カメラはそのまま無人のステージをゆっくり映していって、最初のミラーボールが再び映ると、またしても「ルルルルル…」と電話の音が聴こえてくる。
A「ハロー?…どうだ?…ぶちのめされただろ!」
B「うん、すごく気に入った…好きになったよ!」
(カセットを再生するような音→F.E.A.Rが流れる)
B「Na na na na…Na na na na…Dance with The Fear(ちょっとリズムに遅れながらもくりかえす)…この曲なんだ?ちょっと最高じゃないか!」
A「配信はまだまだ続くみたいだから…来週観れるかもしれないよ!」
B「イエス、次ももちろんチェックするさ!」
(カチャッと受話器を置くような音)
最後まで気の抜けない…にくいねぇ…。
感想____
さて、何から書き出せばよいですかね。なんせ盛り沢山なんですよ。前回のレポートが15,000文字の大作になってですね、「いやぁ、興奮しすぎて張り切っちゃったなぁ。読みづらいだろうし、毎週これはツラくなるから、抑えていこう。」と思ってたんですよねぇ…参ったなぁ…本編だけで…18,000文字ですよ…。でも書き残したいんだから仕方ないですよねぇ…はぁぁ…。
冒頭のとおり、私は7th大好きマンなんですけど、初ライブはSURVIVEツアーなので、当時のことは知らんのです。憧れですよ。過去の会報とか、記事とかそらぁ集めたもんです。で、ボヤキコーナーがあったってことは知ってたんですがね…ねぇ、こんな強烈だったの…?なんでよぉ!ねぇ…なんで9thツアーがソフト化してないのよ…ねぇ…ひっく…。
ボヤキコーナーはそんなわけで、「実は!稲葉さんはなんと!3人いるんです!」という注釈がついてようやく納得するくらい、やっぱり冷静になって観てもおかしくて、最高でした。
次の、よりによってwild windにサラッと行くというあたりが、狂気極まり過ぎていて特に最高。人格変わり過ぎ問題。頼む、どうか「酔っ払ってました」と言ってくれないか、というお気持ち。まさかあのお衣装があのパートで「oh...お似合い…」って思うことになるとは。
あと、自分で言うのもなんですけど、書き起こすがために、アーカイブで鬼ほどヘッドホンで聴く私も中々気ぃ狂ってんなと思いました。もちろん後悔はありません。
本当はHOMEのパートだけ切り取っても、アレはアレで十分にとち狂っていたので、改めてとても(笑いのセンスを含めて)信頼できる人だな、と思いました。
昔、なんかのインタビューで松ちゃんが「笑いとペーソス(哀愁)」が大事っておっしゃってたんですけど、ほんそれ!な。結果として前回より曲数は減ってますが、もうしょうがないよね(恍惚の表情で)。ひょうきん族の「洗濯女」のコント(さんまさんの家の前で紳助さんが「さんちゃん寒い」というやつ)と、ごっつの「産卵」(半魚人が産卵しながら「生ませてよ」って言うやつ)を思い出したり。
前半はもう名曲たちがめっっちゃくちゃいい音質で、映像で、最高の状態で目の前で再現されていくことにただただ涙が出まくってました。
本編にも書きましたけど、哀愁の選曲打線が強打者ばっかりで、こちらは息も絶え絶え、家での視聴でなければライブ会場で泣き崩れて座るしかなかっただろうなという、逸品ばかりで。大賀さんがいることによって、松本さんの自由度が増して、世界観がより重く深くなっていることも非常に大きいとも改めて思った次第です。
後半のアゲアゲパートも、純粋に楽しいなぁあああとかっちょえええええの連発で、前半の涙の海と、途中の戦慄の時間を忘れるくらい、ニッコニコで観ておりました。
というわけで、今回も「最高」をありがとうございました。ソフト化してくれますよねぇぇぇ??ねぇ?いいじゃん‼︎買わせてよ‼︎ねぇ…ひっく…後生だ、頼むよ…ねええええええ…。
…それにしても、わしら、感情の波よく泳げたな。
追伸:iPad買いました。