オモウトコロ

B'zファンサイトの管理人でしたがパスワードを見事に忘れて更新できないのでなんでもココで。ついったは@wmyss_ssymw

B'z SHOWCASE 2020 5ERAS 8820 Day5:201128 レポ

ああ、「ハロウィーン」だなんだって言っていたあの日が懐かしい。
あれは…Day1はまだ10月だったんだ。あれよあれよと月日は過ぎて、我々が知らず知らず手巻き寿司やピザを楽しんでいる間に11月も終わり、最終回。Day5。
直前の告知で「この先のB'z」というコピーをもたらされた最後のERA、無観客配信ラストデイレポートを涙と鼻水まじりの文章で今回も鬼長くお送りします!

 

FCインタビューの後は毎度「8820」までカウントアップする待機画面だったものの、今回はビロードのような生地の緞帳にロゴと数字が投影されている。

 

我々は羽田イノベーションシティを抜けてZeppHanedaに今日も向かうが、この抜けるような青空も、飛行機のおなかも「もうすぐ行くよ…君の中へ」と言われるのも今日が最後、と、見るものすべて「これが見られるのも今日が最後」という枕詞をつけたくなってしまう。


この5Daysずっとオープニングを飾った「OFF THE LOCK」、今後何かの折に聴いたら、「パブロフの犬」状態で心がわああと高揚するんだろうな。


Day「5」の文字が光ると、先ほどの緞帳がふたたびアップで映し出される。荘厳な音色でシンセの音と松本さんのギターが聴こえてくる中、稲葉さんの「GO FOR IT,Baby...GO FOR IT,BabyBabyBabe...Yeah!」という声がすると、緞帳振り落とし。

M-1:GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-

もはや見慣れたZeppHanedaのステージ…という感じではなく、巨大な装置がステージの奥から斜めに前方にせり出している。(もはやフロアにステージがはみ出ているんではなかろうか。)装置にはLEDビジョンとスポットライトが交互に設置されていて、"しましま"状態。
振り落とし緞帳のあとに姿が見えた松本さんは、フライングVをかかえ、最近のお気に入り、PinkFroidのDavidGilmoreのTシャツでセンターに立つ。リストバンドは5日間通してROCK AND ROLLでしたね。イントロ、増田さんのシンセがかっこええ…。

Aメロ、緩急のあるバンドアレンジが映える。その松本さんを背中に、稲葉さんはキラキラとしたピンストライプの入ったスーツ姿(だけど下は黒の革パン)で、マイクスタンドを斜めに携えながらカメラを独り占めにして歌う。
マイクスタンドの色はイエローゴールド?マスタードカラー?というところですかね。
「♪出て行ったきり戻”る”らねぇ」「♪うずくまって泣いてぇ"る"のぉ」と、箇所箇所で巻き舌気味に。

Cメロ♪燃える朝の陽ざしを~は待ってましたぁ!松本さんボーカル!!え?もうDay5のハイライトきちゃうの??
稲葉さんも途中までユニゾン、♪灰になればいい~で低音ハモ。稲葉さん、歌い終わるとマイクスタンドを勢いよく掴み直すアクション。


ギターソロ、妖艶にも思えるフレーズを体をくねらせながら弾く松本さん。最後はレスポールスタンダードの大賀さんとハモる。


♪これから!始まる!と、何度も指差し、♪Ah Ah Ah Ahー…OhYeah! Whoo!
♪アレを超えて行け!と力強く言い放つと、すぐに同期音+増田さんのシンセ音(EuropeのFinalCountDown思い出すような音色だった)

M-2:さよなら傷だらけの日々よ

いつの間にか松本さんはエクスプローラー!/大賀さんは緑Musicmanに持ち替え。
小型ドローンがメンバーの間を駆け抜けて接写する。
ハンドマイクでむしろカメラを追いながら歌うような稲葉さんは、たぶんこの5日間通して一番じゃないかってくらい、2曲目にしてバッキバキに、鬼仕上がりまくっている。(1曲目も素晴らしかったけれども)
2番、♪Baby,So sadで稲葉さんが松本さんの元へ。それに気づいた松本さんは体の向きを変える。稲葉さんはギターに向かって歌うようにしながら、ステップを踏み、近づいては離れてゆく。♪歌うのはやめますで再び松本さんへ近づく。


ギターソロは『師弟』向き合って。弾き上げると、大賀さんは満面の笑みのまま、勢いよく腕を上げる。


サビ、♪明日はもうここにはいなぁあああーいYEAHHHH!!と力強い変化球シャウト。
♪人はたやすく変わらぬけどぅおおおおも、「このお方、絶好調でらっしゃる」とよくよく分かる決まり具合。

 

締めた後も「YEAH!」と誰かの声が聴こえる、勢いのよさ。
スネア、チューニング変えたのかな?というぐらいに、スコーン!と曲に似合っていてニコニコしちゃう。

さて、Day3,4とは違い、静寂の暗転。
例の巨大な照明装置が、そびえたつビルのようにも見えてくる。

稲葉さんがタンバリンを持って…と思ったらよく見りゃサングラス。アンプタワーの裏からその姿をとらえるカメラに、スタンドからマイクを外して、少し"格好つけ"ながら、「B'zの…」と言い出す。「B'zの…(サングラスをかけて)B'zの…(髪を鏡の前で整えるようなしぐさ)SHOWCASEにようこそーーぉ!」

 

一光さんがアップになって

M-3:声明

いつのまにかスーツの前を開けている稲葉さんがセンターへ。その稲葉さんの手拍子に合わせて同じくクラップする増田さん。
縞状LEDには各国語に翻訳された歌詞が表示されている(と思われる。なんせわからん言語。)


サビ、♪声明! では頭上を両手で指さし、片手を腰に当てながら、台に足をかける稲葉さん。
スーツ+グラサン+革パンというたたずまいと、その足をかける様が相まって、堂々たる風体での♪WAKE UP!WAKE UP!
2番♪叩いて磨いて Shine on Shine onーで稲葉さんが松本さんに横に並ぶと、あら!できあがり!圧が強めのサングラスブラザーズ誕生。
ソロでセンターへ向かう松本さんはゴールドのDC。
その間に徳ちゃんと向かい合う稲葉さん。
引き続き絶好調な稲葉さんは、♪少々痛いのも 気!に!し!ません!と高く膝を折り曲げてジャンプしながら歌うってもう…「はしゃぐんじゃないよ(©︎TAK)」状態。♪空の高いところをーで上を指すしぐさも。


アウトロ、おおちゃんと向き合うボス。弾き終わりの手の所作〜こういうの見られるのも今日で(涙)。
全体的に徳ちゃんのうねるベースが目立つ。
そうだった、忘れてました、サングラス=声明でしたね。ただちょっと、そのスーツに革パンですとあの…非常にインテリジェンスな…いわゆるインテリヤク…いや、なんでもないです…。

M-4:HEAT

間髪入れず。イントロからジャンプするメンバー。DC。
2階からドローン。

コーラス、♪ブローインインザウインドは増田塾が歌う姿が映る。
ソロ、レスポスタンダードのおおちゃんが師匠の元へ向かい、鏡合わせのように立つ。
とっても笑顔で弾くし、なんなら師匠も笑顔。同じ足の角度で立っている。
そんな二人と、デビルマンをすり抜けていくドローン。
Cメロを歌う稲葉さんの後ろを、立ち位置に戻るために歩く時でさえも笑顔のおおちゃん。
アウトロ前、松本さんの周囲をぐるぐると回るという風に、とにかくドローン映像が主体になっている。
ところでこのドローン、時に『観客のふとももをすり抜けたりする』稲葉さんの魂の化身じゃないかとちょっと思ってきた。(※spritLOOSEツアーMC参照)

アウトロ、♪JustWannaFeelTheHEATを笑顔で徳ちゃんに指さしながら歌う稲葉さん。それにしても、前曲とくらべてなんてさわやかなんだろう。前曲が原色ギラギラとするならば、青空のイメージ。

M-5:Classmate

画面はモノクロに。EPICからこの曲が選ばれるとは!個人的に歴代1位2位を争う勢いで思い入れのある、壱岐公演を思い出してじーんとくる。

上着を脱いで水玉柄のシャツ+ネクタイ姿になった稲葉さんの首筋は、モノクロでも汗が光っているのがよくわかる。松本さんはピックガードのあるレスポール
バラードはどちらかというと「苦しげ」だったり、「儚げ」だったりな表情が多い印象の稲葉さんですが、この曲はちょっと笑顔になったり、優しげな眼差しになったり。やっぱり、役者だな。

♪僕の髪は伸び放題

♪困った顔で

と、何か甘酸っぱい昔のおもいでを思い起こして笑顔になるような表情。

同じく、松本さんも、ソロでのチョーキングにも優しさが溢れる。一光さんの♪浮かぶーのところのロールな!

アウトロ、ピンスポットの中、これも穏やかな増田さんのピアノと一緒に歌う稲葉さん。

♪目の前に君は立ってたーという余韻を残して暗転。静寂。

MC

稲「どうもありがとうございます。
そしてみなさんこんばんはー!」
と、袖をまくりながらMC。
稲「一週間のご無沙汰ですけれども。
…人によっては一週間じゃない人もいると思いますけれども。お元気でしたか?

(手を耳に当てる)
えー、いよいよですね、このB'z SHOWCASE 2020 5ERASこの、最終日、Day5になりました!(手を5)Day5ですよ!Day5になってしまいました…。」
うんと頷く松本さん。
稲「今日はですね、皆さんへの感謝の気持ちも込めて、我々また一丸となって、誠心誠意!演奏していきますので、ゆっくり!たっぷりたのしんでください!よろしくお願いしまぁーす!(ピースサインを掲げて)WHOA!」

言い終わるとすぐに

M-6:フキアレナサイ

長く白い吹き流しの布が、左右・奥から手前へと、アーチ状にステージにたなびく。
背面のLEDはやっぱり吹雪/黒レスポ。

両手を上げて吹き流しを見上げる稲葉さん。
1番Aメロ、軽快に動き左右に揺れたかと思えば、獲物を見るかのような低い姿勢で歌い、台に片手をつきながら足を美しく斜めに揃えて立ち上がる…っていう文字で表現しづらいような態勢を取る稲葉さん…貴方の運動神経表現ムズイっす!


2番Aメロ、稲葉さんはコーラスを取るおおちゃんの方に顔を向け、お互い見合わせながら歌う。
ギターソロ前、♪どうしてもーは 客席側に背を向けて、リズムを取りながらフィンガークラップする稲葉さんは、その後♪やめられないぁあああいー!でシャウト気味に。

ヘドバンする徳ちゃんにからんでいく稲葉さんや、体を折りたたみながら弾くおおちゃんと、激しい動きが続く。
稲葉さんはそのまま、♪だったらどうするのーとカメラに詰め寄り、♪そこからはあっという間ーで片手上げて舌を出すヤンチャっぷり。アウトロでは、バンドの音に乗りながら、自らが吹き流しの布になったかのように舞い踊る。

カウント3,4で

M-7:世界はあなたの色になる

おお、これは嬉しい。
画面はモノクロになり、アコギのおおちゃんが映る。
Aメロ2フレーズ目までアコギだけ。
サビに近づくにつれほんのり紫、緑…とすこしずつ色づいていく。
画面はノイズやペンキがぶちまけられたり、フィルムが焼けたりするようなビジュアルエフェクト。
マイクスタンド/黒レスポ変わらず。
ピアノとシンバルだけで2番入り。
モノクロでも今度は松本さんの手の甲の血管が浮き出ているのがよくわかる。


重いアウトロ、ヘドバンしながら。あ、これ声加工してます?もしかしてエフェクトかけてます?ってな、薄く細いシャウトを「AhyeAhyeAhye..」と自在に利かせたあと、太く「Yeahーーーー!!」とかます。技巧!

テンポダウン、ワウを踏みながらフレーズを弾く松本さん。シンバルの音が残ったまま、六芒星のライト(なんで?)が松本さんとキャビネットを照らし

M-8:Still Alive

イントロのシンバルワークだけで5億回聴ける。徳ちゃんのベースが目立つ。
♪何一つ終わりじゃないーで指さす稲葉さんを、ローアングルからとらえるカメラ。メロディを重ねて弾く松本さん。

(直後の「ヘイ!」という声、ディレイがかかってたんですけどあれは同期だったのかな?それとも編集時点でかけたんだろうか。)


2番、♪暴れ出しそうなーでセット裏へドローンを引き連れ稲葉さん専用カム状態。黒レスポでセンターに立つ松本さん。
稲葉さんは裏から戻りつつサビをドラムセットの横で歌う。
♪放たれるのは 希望!は明るく。
ソロ、ドローンが松本さんの周辺を飛ぶ(んだけど、タッピングちゃんと見たかったな…)。
髪をかき上げ笑顔の稲葉さんは、ドラムセットへ向かい、一光さんと向き合う。そのままドラムセットの横に立って♪僕がつかもう OhhYEAHー!と決める。

あー…このDay5が一番難しそうなのに余裕だな…と思ってるこちらを更に興奮させるアウトロ高速化祭り。この祭りにハモンドかな、増田さんの音も入るのよきよねぇええええ…!
大賀さん徳ちゃんもヘドバンしている。本当、この曲はライブ映えるなぁ。

MC(メンバー紹介)

稲「ありがとうございます…!じゃあちょっとここで、『配置換え』と言うかですね、(手を差し出して)座りたい方座ってくださいという感じで…。」
と、松本さんと大ちゃんがそれぞれ台に座り、徳ちゃんも椅子に腰かける。

 

稲「新鮮ですね。そこに座ることあんまないからね。…ちょっと(おそらく、座り位置が円としては)ギザギザしてますけど大丈夫ですか?」
松「はい、大丈夫です。」
稲「えー、ちょっとこういう感じで。ここでじゃあ…メンバー紹介、やっちゃいます?いい?いいですね?やっていいですね?…じゃあ、あちらから行きましょうか。オンギター大賀好修ぅ。」
手を上げて拍手に応えるおおちゃん。
稲「最終日になってしまいましたけれどもいかがでしたか。出ずっぱりでしたもんね。」
大賀「もう、さみしいです…(稲葉:さみしいですか)はい、終わっちゃうのはいやですね…」
稲「羽田に一番長くいたんじゃないですか…」
大賀「あっはっはっは、そうですねそうですね、きっと。もう、はい。」
稲「そろそろあれじゃないですか、引っ越しの準備を
大賀「そうすね!」
稲「こっちに」
大賀「『羽田っコ』になる準備を
稲「是非、このまま残ってね、住民票等(とう)の手続きをやってください!
大賀「わかりました!そうすね、明日行きます!
稲「『羽田っコ』の大賀君です!」
大賀「大賀でした!」

 

ああ、稲葉さんが毎度、おおちゃんに対してだけ言う『ライブ会場に残したがる or ギターを永遠に弾かせたがる』というイジリも今日で…(嗚咽)わたしもさみしいです…マジで…。


稲「そして、オンベースギター徳永暁人!今日で最終日になってしまいました。」
徳永「二週間ぶりに戻ってまいりました。はい。」
稲「そうですね、1・2とね、参加していただいてますけれども。どうでしょう今回は。」
徳永「そうですね、やっぱりなんかこう…この曲数が楽しくて…次々いろんな曲にこう取り掛かれる、演奏できるって楽しかったですね!」
稲「なるほど!次から次へときましたからね!繰り返すことがあんまりできなかったですね(笑)」
徳永「そうですね!」
稲「まぁ、それがかえって楽しかった、と。」
徳永「すごい…よかったっす!」
稲「そうですね、あの…笛も吹いていただきまして(※Day1)あのままね、プロになれるんじゃないか、笛の!」
徳永「いやぁ、ロックバンドのライブでたて笛吹いたの初めてです(笑)
稲「でもね、昔のバンドね、フルートなんかよく入ってましたから※…縦笛は…アレンジメントでいいかもしれないですね。是非よろしくお願いします!」」
※ジェスロタルとかフロイドだそうな。

 

稲「そしてキーボード増田隆宣!増田さんも、五日間すべて参加していただきましたけれども。はい。今日最後です。」
増田「楽屋が、『部屋』になってましたよね。」
稲「そうですね、テリトリーが決まってましたよね」
増田「ずーっとあそこであの…」
稲「(プーチン大統領)カレンダーありましたね!」
増田「カレンダーがあって!」
稲「やっぱもうだいぶ馴染みましたか。」
増田「すごいもう居心地よかったですけど、なんか今日で終わりと思うとやっぱり寂しいですよね。はい。」
稲「こんな同じ場所でね、ずっと続けてやるってこと、我々もやったことなかったんで。」
増田「とてもいい経験というか、はい、楽しかったです。」
稲「こちらこそ本当に参加していただいてありがとうございます。」
増田「こんなにいっぱいB'zの演奏できるなんて、本当、最高ですよね!(大賀:最高っス!)ありがとうございます。」
稲「こちらこそありがとうございます!本当に。増田隆宣さんでした!」

まだほんのちょっとだけロシアネタを引っ張る稲葉さん。

稲「そしてドラムス、田中一光!一光さんは1・2,4・5と四日間も参加していただきましたけれども、久々の我々と演奏した感じ、いかがでしたか。」
田中「いやもう、あの…集中してやってるつもりなんですけど、まぁいろいろあのリハーサルではみなさんに迷惑をかけることも多々ありましたが…」
稲「いや、お互い様ですよ!もう」
(うなずく松本さん)
田中「リハーサルも本番ももう、どちらも楽しくて…いい汗かかしていただいてます!」
稲「かいてましたね!いい汗!なかなか本当大変だったと思いますけれど、素晴らしいドラミングでバンド、こう、グルーヴを作っていただきました、本当にありがとうございます。」
田中「こちらこそありがとうございます。」


稲「そしてオンギター…オンギター!たっく・まつもと(穏やかにあっさり)。」
松「あっさりして…もっとひっぱってくれるのかなと。
稲「(大賀さんの方を向いて)オン?」
大賀「ギター!」
稲「たっくまつもと!」
松「もう一回くらいくるんじゃないの?」
稲「オン?」
大賀・徳永「ギター!」
稲「オン?」
大賀・徳永「ギター!」
松「もういいよ!もうええよ!
稲「たっくまつもと!」
松「はい!…これ、どこ見て喋ればいいんですか
稲「僕を見て喋ってください!(笑)」
松「(笑)あ、貴方…(指さして)あんなとこに(カメラがある)!いやぁ、本当にね、あの…下準備からね、いろいろと本当に長丁場ではありましたけれども、本当に素晴らしいこのみなさんの協力を得て」
稲「そうですね、本当に」
松「本当に、あのようやく…これでも、みんな、ほんと正直、大変だったでしょ?この曲数覚えるのは!」
増田「あのね、あの、ツアーの初日が連続で続いてる感じ
松「(笑)たしかに!」
増田「初日の緊張感が…」
稲「だって、本番終わったら、次の日全然違うメニュー…」
松「ずっと初日だもんね!」
増田「ずっと初日なの!だから新たな経験でした。」
松「僕らも本当にいい経験させていただきましたね。」
稲「最初はね、わりと軽い気持ちでこれ、ガラッとメニュー変えたら飽きなくていいんじゃない?っていう感じだったんですけれど…実際やると大変」
松「(ちょっと間をあけて)…俺はね、打ち合わせの時ね、『すげーこと言ってるよぉ』って…(笑)と俺は実は思ってたんだけど!」
稲「『なんてこと言うんだこいつは!』(笑)」
松「でもこれさぁ、『ここで水させねぇよなぁ!(笑)』と思って!
稲「最終日に言わないでもらえます?(笑)
松「『行くしかないんだな』!というあの、決意をしましたね、あん時ね。はい(笑)。」
稲「これは中々ね、我々ね、本当にこんだけやってても初めての、貴重な経験させていただきました。本当に。ありがとうございます、みなさん。」
松「ありがとうございました!!」


まさかの…リーダーが稲葉さんの思い付きに振り回されていたという事実が…最終回にして明かされるなんて…!もはや後に退けなくしてくれてありがとう!!稲葉さん!


稲「まぁじゃぁこのね、羽田の思い出も噛みしめながら…」
増田「…あの!」
稲「え?なんですか?」
増田「最後にね、やはりあの、稲葉君を紹介したいなと。
稲「急に…(笑)」
増田「全然紹介されないもんね、いつも…かわいそうに!ね、でもすごく一生懸命…ね、あの…」
稲「かわいそうな子みたいに言わないでもらえます?(笑)」
増田「いやぁ、稲葉君も、松本君もすごい、本当にサポートの楽屋にね、ちゃんとメモ持ってきて『ああしよう、こうしよう』と、すごい頑張ってる姿が…すごい僕なんか感動してて。なのでもう、最後にはあの、ちょっと、彼の紹介をしたい、と!ね。オンボーカル!稲葉浩志
稲「今、学校の先生に褒められたような気分に…(笑)中々褒められることないんで、ありがとうございます。本当に。(増田:すばらしい!)こんなライブの形式でもやらない限り、こういう場面もなかなかならないものですよね。色々あるもんです、本当に、感謝感謝ですね。
バンドのこの期間、なんか、この期間…なんかこう、育まれた特別なこう、『なごやかなムード』。そんなムードの中で、次の曲行きたいなと思います。」

増田さんのやさしさと、それを受けてちょっと、なんだか慌てたようにも見える稲葉さん。

M-9:マジェスティック

各自、座ったまま。まずは、『リーダーだけど水を差すことはしない男・松本さん』がなごやかなムードを正に表すようなソロ。
アコギは、『羽田っコ・おおちゃん』が担当。Aメロまではアコギのみ。
マイクスタンドを引き寄せる稲葉さんも、2番からは特に、語りかけるような柔らかさで歌う。一光さんは(映ってないけれど)鈴とブラシも使っていると思われる。
♪胸に秘めた思いーなど、コーラスは徳ちゃんが務める。

弾き終わりの松本さんがギターのストロークと一緒に頭をゆっくり下げる。

 ハワイの時ともツアーの時とも違う印象。松本さんのギターが違うせいもあるかもしれないけれど、全般的にとても穏やか。

こうやって本当にポッキー食べて紅茶飲みながらマジェスティック聴けるのも、配信ならでは。(だなぁ、と思いつつ、実際の会場で一斉に客席がポリポリとポッキーを食べ出すところを想像して少し笑っちゃったのは内緒。)


ちょっと大人なムードでインプロ。増田さんお手元が映る。

M-10:WOLF

青く、仄暗い照明。稲葉さんは両手を口元に持ってきて「アオーン!」
マイクスタンド/ストラトでリフをおおちゃん/暗くてイマイチ松本さんのギターがわからない。黒レスポ?
Aメロ、姿勢を低くしてジャーン!と弾き上げる松本さんのお姿が印象的。
ギターソロ前、♪本音だけ 吠えるぅ…と歌い終えた稲葉さんは崩れるようにマイクから体を離す。すぐに「アオーン」を再現するような徳ちゃんのベースフレーズ。
♪教えてよーの前、一光さんの連打が本当格好いいなぁ、もう!
ラストも稲葉さんは口元に手を置いて「アオアオアオアオーン!」

原曲はファンクロック、ツアーの時はどちらかというと重さとザクザク感を強調するようなアレンジだったと思いますが、サビ以外の部分の増田さんの音色、Bメロの徳ちゃんのベースアレンジもあってか、ムーディーでアダルトに。

MC(クイズ!ザ・5人に聞きましたテン!)

稲「ありがとうございます!(拍手)えー、ちゃんと皆さんにね、しっかり届いているでしょうか。大丈夫ですか。
まぁ今回この配信ライブっていうことで、普段のね、あの、ライブジムとかではやらないようなこともやったりなんかしてますけれども。いろいろまぁありましたけれど、今日最終日、大した、特別なことじゃないんですけれど、ここでですね、皆さんにクイズを出そうということになっております。クイズて言ってもB'zに関するクイズなんですけれども。このスタッフの皆さんがですね素晴らしいセッティングをやっていただいています。見てみます?はいどうぞ!」

と、背面のLEDパネルに、「1位」から「10位」まで「B'z」と表示される。さながらランキングのよう。

稲「そうですね…これ、拍手、が来るところですね…」
拍手する一同。

稲「どうですかこれ!松本さん、これ、『今週のチャート』だったらどうします?
松「こんな時あったよね!」
稲「あった!あった!」
松「またあるかもしれないよ」
稲「(食い気味に)あるよ!『あるある!』あるある!…見てくださいよ、これ!(1位から10位まで「B'z」と書いてあるLEDを上から下へ指して)だん!だん!だん!だん!だん!…刺激になりますね…これはでも、今週のチャートじゃなくてですね、あそこに書いてありますけれども『B'zLIVE演奏回数ランキング』です。B'zの曲でですね、ライブで演奏された曲の、これは…多い順のベストテンですね。これをみなさんに当てていただくんですけれども。ここで5位のところが点滅してますよね。1位だとなんか当たりそうだいうことで、5位を皆さんに当てていただくということで。もうあの、カメラの向こうのみなさんは(指をほうぼうに指しながら)『あれだ!あれだ!あれだ!』ということでね、凄い盛り上がりになっていると思いますけれども。どうでしょう(笑)さ、こっちはこっちでやらしていただきますけれども。」(笑い声)

 

うん、なんだろ、どちらかというと「あれだ!あれだ!」じゃなくて「どうした?どうした?」ですかね、ええ。うん、唐突だからだね!

ともあれ、突然のクイズコーナー。このコーナーが先か、あの照明装置が先なのかは知る由もないですが、縞状のLEDパネルをランキングの回答欄みたいに表示して、当てていくっていうね。(もちろん、このコーナータイトルはわたしが勝手につけました。)

 

稲「じゃあですね、5位をみなさん、当ててくださいよ?じゃあ、あの、いきますか。これ当たっても特にあの、ないんですよ…(松本さんが笑う)あの賞金とかって。まあ後で考えます!はい。じゃあね。いってみましょうか。大賀さん、5位!」
大賀「えー…川の流れのように』(キリッ)」
稲「は?(おびえる大賀さん)…ちょっと…」
松「…そのボケはないやろ…(大賀:すんません!ああ、すいません!)そのボケはないわぁ!
稲「この楽しい企画の出鼻をくじくような…回答でしたけれども…(「川の流れのように」、は)いい曲ですよ。ただ、入ってないんですね。」

 

いや、勇気あるボケだとおもいましたよ!!大賀さん!ただ流れが悪かった


大賀「『love』…(稲:「ラブ」…なんですか?)いや、どっちにしようかな、って思って。『loveme,I loveyou』!」
稲「じゃ、大賀さんの答え、『loveme,I loveyou』です、どうでしょ!さあ!」

ドラムロールの後、「ブッブー」と不正解音が鳴る。

稲「はい!ブー!入ってないんですね!(大賀:えっ!入ってないんですか!?)10位に入ってないんですね!『loveme,I loveyou』。
大賀「えっ…全部が最悪ですねこれ!ヤバい!
稲「すべてが悪いほうに転がっている」
大賀「すべてが悪いほうに流れて行ってる!!流れが悪いです!」
稲「ちなみに私、答え知っています!始まる前に教えてもらいました。なので…ね。いきます。じゃあ次増田さんいってみます、ちょっと。さあ、5位、なんでしょ?!これいよいよね、当たるかもしれないですね!」
増田「ま、自分がね、割と僕は…割と長いことやらしてもらってますけれども…あー…まぁ手堅いところで、たぶん上位狙いなんですけれど。あの…『Blowin’』」
稲「『Blowin’』ね。増田さんの答え『Blowin’』ですけれども。どうでしょ?はいどうぞ。」

ドラムロールの後、9位に『Blowin’』と表示される。
おー!と声があがる。
稲「9位に!」
増田「そうなんだ!」
稲「9位っていうことでね『Blowin’』。普通に本気で今、回答しました?」
増田「割と!」
稲「本当にこれは当たるんでしょうか…さっ!次は徳永さん!さあ行ってみましょう!」
徳永「これ、当てにいっていいんですか?
稲「うん、いいですよ!まあ、当てたら終わりですけれどね!」
徳永「ですよね?!終わっちゃうんですよね?微妙な感じですけれど…」
稲「そうですそうです!そこはセンスを問われます!当てたほうが…ガチなんで…
徳永「出し惜しみ系だと…入ってるの。『太陽のkomachi Angel』」
稲「(懐疑的に)5位ですよぉ?『太陽のkomachi Angel』ですか?」
徳永「1位ではない、その感じ。」
稲「本当ですか?ファイナルアンサー?
徳永「ファイナルアンサー!」
稲「『太陽のkomachi Angel』さぁ、徳永さん『太陽のkomachi Angel』です。いかがでしょ?どうぞ!」

ドラムロールの後、「ブッブー」。

稲「はい、10位にも入っていませんでしたぁ!」
松「入ってない!」
うなだれる徳ちゃん。
徳永「マジすか!」
増田「これもう、やっぱ当てにいかないと!」
稲「えーそうですね!もう今、このままだと空気がダラーっとしてくるんで…わたくしこのままね、どんどんクイズの司会者への道を歩み続けるんですけども!(大賀:ファイナルアンサーですからね)さぁ!田中一光さんどうぞ!」
田中「えーーーっと、結構古い曲ですよね、たぶんね、長くやってる…」
稲「いっぱい演奏している曲ですからね!」
田中「裸足の女神

あー!…とメンバーから納得感あふれる声。
松「いいとこかも!」
稲「(マイクを両手で持ちながら真顔で)…え?…もっかい考えてください?本当ですか?(不審な誘導)…もっと思い出していろいろ!一光さん!やったよ、いろいろ!(真顔で)
田中「…『RUN』!」
稲「『RUN』ね!なに?『RUN』!『RUN』!『RUN』!『裸足の女神じゃなくて『RUN』ですね!田中一光さん『RUN』!さあ、『RUN』どうでしょ?」
ドラムロールの後、「ブッブー」。
ええー
うそぉと声があがる。
稲「こんなに外すのはちょっと皆さん、先ほどすごいイイ雰囲気だったこのバンドの、B'zへの愛情がちょっと疑われてきますね…ここまで外すと…さあじゃあここはもう一発で当てていただきましょう!はい、リーダー松本孝弘さんどうぞ!」
松「(手を後ろで組んで)う――――ん…」
稲「いいですよ!もう!」
松「『裸足の女神ぃ』?」
稲「…うん?なんですか?」
松「『裸足の女神』!」
稲「いいですか?『裸足の女神』?ファイナルアンサー?」
松「ファイナルアンサー!」
稲「ファイナルアンサーですね?ほんとうにいい?は・だ・し・の・め・が・み?ファイナルアンサー?で、いいですか?ほんっとに。いいんですね?いいんですね?いいんですね、皆さんいいんですか?『裸足の女神』っておっしゃってますけれども…じゃ、えーっ『裸足の女神』、何位でしょどうぞ!」

5位のパネルがひっくり返り、案の定「裸足の女神」と表示される。

稲「だあっ!あ!一光さんちょっと不服そうな顔してますけど?」

否定するしぐさの一光さん。
松「いや、司会者いい流れ作ったよ!
稲「そうですか!やっぱそこで一光さんが『裸足の女神』って言ったのが…。
これって…『裸足の女神』なんですよ、答えはね!5位が裸足の女神ということで。これ、あれですか?全部見れるのかな?見るの可能ですか?じゃあこれいっぺんに見ちゃいます。どうぞ!」

1位から ultra soul> ZERO >さま弾 >juice >裸足の女神>PHANTOM> イチブ> ギリcho> Blowin’> EasyCome…の順。

稲「要するに我々がライブでその曲に頼っている度合いのランキング…(笑)
松「かなり…ultra soulねぇ」
稲「ultra soulにね、おんぶに抱っこっていう。こういう感じ。みなさん全然…イチブトゼンブね、EasyCome…Blowin’…多分『太陽のkomachiAngel』だいぶ下だと思いますよ!」
恥ずかし気な徳ちゃん。

稲「まあそういうことで皆さん、結構早めに当たっちゃったんじゃないでしょうか。どうでしょう、どうですか?(カメラに向かって)楽しかったかなぁ?クイズ企画ってのはこの三十数年やってて初めてですけど…大層盛り上がりました。
ということでライブで演奏頻度、第5位の曲『裸足の女神』と言うことでまぁこれだけね、いろいろね曲をいっぱいやってるんですけれども。
こういうのを今後は参考にしながらですね、ライブジムなんかもやっていけたらな、と思います。じゃあ次はですね、ライブでの演奏回数「ゼロ回」の曲をやりたいと思いますけれども。ライブで演奏する以前にですね、まだ皆さん…『知らない曲』ですね。簡単に言うと『新しい曲』です。これをぜひこのDay5で皆さんに聴いていただきたいな、と思います。いっちゃいますか!」

新曲への長めの前フリという。もうコーナータイトル、もはや「茶番」の一言でもよかったかもしれない。一光さんがあのタイミングで当てるという奇跡と、それをあからさまに隠そうとする迷MC:Mr.稲葉のやり取りがバラエティ的にいい流れ&適度な尺過ぎて、このチーム「持ってるな~!」っていうね。


教会のパイプオルガンのようにも聞こえるハモンドの音色で増田さんがイントロを。
字幕が出て「他人の幸せ喜べる 人間になりなさい」と表示され、多重コーラスで歌われる。タイトルがテロップで出て「YES YES YES」とわかる。

M-11:YES YES YES

(歌詞はあくまでご参考。ノーテロップでした)ゴールドトップ。
ファンクっぽいハネたリズムのイントロに、稲葉さんのマラカスが合う。どちらかというと歌うというよりは口上をならべるように歌う。軽快なメロディにワウを踏んでカッティングする松本さん。Aメロは♪市中引き回しはりつけ獄門ーという、打首獄門同好会が歌う方がぴったりのフレーズをカメラ目線で歌い、♪今一体!何時代!と稲葉さんは訴える。

サビは、テンポダウン。一光さんが4ビート?でバシ!バシ!バシ!バシ!とリズムをとると、そのリズムに乗って腰に手をやり歩きながら歌う。
♪こんな予定じゃ なーかぁったろう/ママの言ー葉 思い出そーぅ/他人(ひと)の幸せよーろこべる/人間(ひと)になりーなさぁい/YES!YES!YEーS!/そーぅでしょーう!

最後のサビはテンポダウンして♪握りしめーた 石つぶてー 捨ててごらんなさぁいーYeah!

イントロはスピニングトーホールド(クリエイション)を思い出すようなリフ、ABメロは音数少な目、シンプルなまとまり。
アウトロ、「Ah!」とシャウトして徳ちゃんと向き合いながらマラカスふたたび。

M-12:RED

燃える炎がゆらめく中、ダブルネックでイントロのオリエンタルなフレーズを弾く大賀さんの姿。
照明の色は赤いけど…そのギターはキャナリーイエローのシグネチャだな!
赤い照明の中、線の細いレーザーが雨のように降り注ぐ。松本さんも「オーオー…」コーラスに参加している。

♪I will fight with my back to the wall は低く平坦にマイクスタンドを片手に持ったまま、回りながら歌う。
ワウを踏む松本さんソロもドローンがぐるぐる。

♪雷鳴の~からハンドマイクに。

♪さすらーいでマイクスタンドの底をこちらに向け、♪RED…レェーッYeah!
アウトロ、マイクをスタンドごと掲げて声を取るように一光さんに向ける。

ラストの♪I will fight with my back to the wallーはさっきの低音っぷりと真逆の勢いのビブラートぶりぶり、メタラー感あふるる大シャウト!

 

増田さんの音が残る中、リズムを刻むドラム。
稲「HEY!皆さん大丈夫ですか?聞こえてますかーぁ!HEY!…じゃあこの辺で今日も最終日ですけど皆さんの声聞かせてください―!」と耳に手を当てながらカメラに寄る。
稲「歌いますか、じゃあ一緒に行きますかぁ!」
クラップするメンバー。「ヘイヘイヘイヘーイ!」のコールアンドレスポンス。マイクをカメラに向ける稲葉さん。

稲「どうですか?いいかんじですか、まだいけます?いくのかーい?」と煽るように。カメラに向かい「ヘイヘイヘイヘーイ!」を繰り返してゆく。

松本さんも参加していて、言ったタイミングで片足をぴょいと上げてらしたのを見て、私のとても心がぴょんとハネましたよウフフ…。


ステージ上を歩き回りながらタックに両手で指差したり、「C'mon」と声を交えながら繰り返していくうちに、どんどん高くなっていき、コーラス部隊が裏声でないとギリになる。
笑っちゃう一同。
稲「OH!YEAH!まだいきますか!まだいくんですか…やっときますか!」
更に鬼教官・稲葉浩志さんにより、難易度はどんどん上がっていき、「ヘイヘイヘーイ!!」の変化球を塾生たちはなんとか返していく。ところが「へーい!」単品のお召し上がりの時に、タイミングが大賀さんだけ合わない。大笑いするメンバー。
大賀「またや…!」(※Day3のjuiceでも合わなかった)
笑顔のまま継続するが、タイミングがとにかく合わない。ああ、この和気あいあい祭り、もう最高!
笑いながらやりきったあと、稲葉さんが松本さんの元へ向かい、ギターを指さしながら長い「ヘーーーーーイ!YEAH!」で有頂天リフへ。

M-13:有頂天

いつのまにかDCゴールド。稲葉さんの胸元には、こちらもいつのまにかネクタイがない。アコギ・レスポスタンダードおおちゃん(Aメロのスクラッチ音みたいなのって大賀さん?松本さん?)
ドローンカメラ目線のおおちゃん。
稲葉さんは耳に手を当てるしぐさで「♩Yeahー!」とコールを聴くかのよう。
サビ、ぐるぐるとドローンが稲葉さんの周りをまわる。
♪幸せはいつくるのーで、ドラムライザーに膝座りし、徳ちゃんに向かいながら歌い、「Oh!Yeah!」とベースを指さし立ち上がると、「HEY!」とあおる。一光さんも増田さんも、両手でクラップ。

稲葉さんが「Oh!LetMeHereYou!Baby!」と言うと、松本さんのソロへ。
ジャンプしている増田さんと徳ちゃんの姿が映る。

ソロを弾き終えた松本さんにドラムセット裏から近づいて「♪I got You!」。松本さんの口も同じく「I got You!」と動いている。「YEAH!」は松本さんにマイクを向けて、松本さんも応える。
アウトロジャンプしながら「♪今だけを満たしたい」と歌う稲葉さん。
締めはおおちゃん・松本さんが向き合うように。みんながドラムへ向きあい合図を待つ中、稲葉さんはエアギターで参加する。シンバル合図で終わり「YEAH!」と短くシャウト。

MC

稲「どうもありがとうございまーす!」
お辞儀
稲「えー…今回のこのSHOWCASE 2020 5ERAS という企画と言うかこのSHOWCASE、本当にもう何回も言っていますけれども、我々にとって非常に慣れない、初めての試みでしたけれど、本当にあの多くの皆さんの(手のひらを上に向けて、スタッフさんを表すように)協力のもとにですね、協力を得てこの最終日Day5にたどり着くことができました。本当に感謝しています、ありがとうございます。(拍手)
まあこの…準備期間も入れると一か月以上ですけれども、このやってく中でですね、まぁ…気づいたこともありまして。やっぱり一番大きいのはあの…『無観客ライブというのは無観客じゃないんだな』っていう…ことに気付きました。
なんか、あの…聞こえるんですよね、みなさんの声が。
そしてまぁ…感じるわけですよ、皆さんの…熱を。
そんな中でやってたんで、ちっとも…寂しくなかったです。」
気恥ずかしさも混じるように、正面を向いて「ふっ」と笑顔になる。

稲「えー…そういう結論に達しました。『無観客ライブは無観客じゃない』。
まぁこの経験がですね本当にこのB'zと言うバンドの今後の活動、それから、作品にも良い影響をもたらしてくれると確信しております。
そしてまぁ、三十年…三十数年ですか、やってるとですね、まぁいろんなことがありますよね。でもそういった中で、本当にどんな時もですね、我々を勇気づけたり、奮い立たせてくれたのはやっぱり(カメラを指さして)みなさんの声援です。
今もですね、こういうちょっと…なんていうんでしょう、息苦しいっていうか…窒息しそうなこの世の中の状況の中で、今回、そういう皆さんの存在を感じながら演奏できたことはですね…なんていうんだろうB'zというバンドが皆さんの愛情とか情熱でまた大きくこう、呼吸させてもらったような、そんな感じがしてます。このままね、何にもしないでいたら…バンドだって窒息するわけですから。スタッフだって窒息するわけですよ。(うんうんとうなずく大賀さんの姿)
皆さんのおかげで大きく我々、息ができました。
この5ERASという配信ライブ、皆さんが参加してくれたこと、本当に(おなかに手をあてて)心の底から感謝しております。(両手を上げる)どうもありがとうございました!」

拍手する一同。

はい、名言いただきました。誰か書にしてくれないか。


聞き入っていた大賀さんがすぐにアコギの位置に戻り、目配せして一光さんが1,2,3,4カウント

M-14:C'mon

LEDには日本っぽい海岸の景色や火花、花火が上がるようす。
ゴールドDC。おおちゃんはアコギとレスポスタンダードを。
サビ、こんなに松本さんのカッティング多いって認識してなかったし、ソロも曲のテンポに比べて激しいってなんだかこれまで見逃していたなぁ。
2番、すこしトーンダウンするところで、徳ちゃんのベースフレーズが光る。
ラストのサビ ♪さあいきましょう…で、一光さんが珍しくスティックを前方に掲げる。♪C'mon!と高らかに言う稲葉さんは、笑顔。
アウトロも実に松本さんらしいフレーズだよなぁ。
 

とても柔らかく、しかし『強い』C'monだったという感想。元々ベースが前に出ている「有頂天」の格好よさもさることながら、こういったミディアムテンポで曲調としては激しくないのに、みんなの運指としては激しそう、みたいな胸アツさ…伝わらないですね、すみません…
松本さんのアウトロのソロを賞賛するように頭上で拍手をする稲葉さん。
締めにもう一度、「C'mon!」。

暗転

M-15:兵、走る

青い光の中、フライングVを再び手にする松本さんソロから。弾き終わり、ギターのスイッチをカチと下げる(音が聴こえた!)と、フロアに「兵」と大きく書かれたボードが出現。
「エイエイオーオー」と歌いながら稲葉さんはそれを背景にピースサインし、ヘドバン。
切れのいいドラミングの中、メンバーはこのDay5最後となる曲まで到達できたことを喜びあうように、笑顔で戯れたりヘドバンしあったり。♪1番Aメロ、徳ちゃんの肩に頭を乗せる勢いで歌う。サビからは松本さんに近づき、♪今はトライ!と放つと、それに応えるかのように松本さんが指板をスクラッチ
2番、稲葉さんは大量に舞い散る花吹雪と戯れると、おおちゃんと向き合い肩に手をかけ ♪浮かれるものなどいないーとしばらく顔を付き合わせて歌う。
サビは松本さんが徳ちゃん・おおちゃんの立ち位置に歩み寄り、笑顔で三人で向かいあって弾く。はい!ここ!!写真にして売って!!
♪いまはトライ!で腕を上げるおおちゃん、実に彼らしい。
稲葉さんは本日も増田さんのハモンドに手をかけ「エイエイ!」タイムを過ごすと、「HEY!」のタイミングで増田さんも手をあげる。
ギターソロ前、ドラムライザーと増田さんの要塞に片足ずつかけて立ち、カメラを正面から迎えるシルクドゥソレイユ的稲葉さん。背後から一光さんを指さす。

もはや雪のように降り積もる花びらの中、松本さんはセンターでソロをとる。
LEDはラグビー日本代表のユニフォームを連想させる赤と白の縞模様に。
ラストのサビでは降りしきる花びらを見上げるようなしぐさをする松本さん。

「どうもありがとーう!」
笑顔で拍手し、バンドのシメにふたたびエアギターで参加する稲葉さん。
アウトロで一光さんが椅子から腰を浮かせて立ち上がりながら叩く様子に、稲葉さんは指差して微笑みかけ、松本さんも笑顔。


稲葉さんの「THANK YOU!」を合図にライブハウスではデカいんじゃないの?レベルの爆破特効。


…おわっちゃううううう…
スタッフの皆さんからか、今まででも一番大きな拍手の音が聴こえてくる。


手を上げながら、稲「どうもありがとうございます!」
センターへ集うメンバー。しかし、稲葉さんが急に
稲「あと二人いるよ…?」と言いだす。
舞台上のメンバーは誰かを探すようにきょろきょろと袖やステージ裏を見るような動作。
稲「カモンカモン!どこだ…?きたきたきた!あっはは!
なんと袖から…しょ、しょうちゃん!そして…赤い髪の…黒瀬さんんん!!!
わああああああああ!きてたあああああ!!!!!

拍手して二人を迎えるメンバー。その一人ずつと、グータッチしていく二人。
みんな笑顔の中、満園さんが黒瀬さんを指さすと、稲葉さんが「ちょ!泣いてる人がいました!」と黒瀬さんを指さす。黒瀬さんは頬のあたりを手で押さえ、両手を前に出して恥ずかし気に頭をさげるようなしぐさ。
それを見て、みんな手を叩いて笑っている。
再び黒瀬さんを指して、稲「あなた髪の色変わってますよね?」頷く黒瀬さん。

わはははは!!と、みんな、歯を見せて笑顔全開。和気あいあい。
だのになんでだろ、見てる私は涙で服の袖の含水量限界。

稲「えー、改めてもう一回紹介しましょう!
ベースギター満園庄太郎
徳永暁人
増田隆宣
黒瀬蛙一
大賀好修
田中一光
本当みんな最高のメンバーでした!
本当みなさん見ていただいて、ありがとうございまーす!(松本さんは両手でサムズアップ)じゃあ全員で行きますか。せーのっ!オツカレーッ!!ありがとうございました。」
イエーイ!と口々に声を上げるメンバー。
稲葉さんが大賀さんに向かい、笑いながら何かを言いかけるが、そんな稲葉さんの両肩に手を置く増田さん。気が付いて振り返り、がっちりと握手する稲葉さん。
メンバーが手を振りながら舞台を去っていき、B'zの二人が残る。

稲「ははっ!すばらしい!今回の開催期間中、準備期間中から、さっきも言いましたけれども、多くの方々の協力を得ながらやりました。ZeppHanedaのスタッフの皆さん。それから羽田イノベーションシティのみなさん。それから、感染対策ね、あと検査も含め、医療スタッフの皆さん。それからそういうあの、細かい感染対策のルールを守りながら、あったかい食事を出してくれたケータリングの皆さん。それから…この細かいルールを守りながらの、その中での最高のステージを作り上げてくれたスタッフのみなさん。本当に皆さんプロフェッショナルです!ありがとうございました。拍手!
(拍手)最高でした!
またね、どういう形かわかりませんけども、我々もこういう経験したもんで、また、ちょっと活動の幅が広がったような気もしますけれどもね。
…(松本さんの肩に手をかけて、たぶん急に)最後何かありますか?(フフッ)」
松「(笑)まあほんとうにね、無事に最終日をこうやって迎えることができて本当にうれしいです。本当にみなさん、テレビの前の皆さんもそうですけれども、(稲:ですよねッ!)ありがとうございました。」
深いお辞儀
稲「ありがとうございました。ぜひまた次、元気な顔で会いましょう!バイバイ!またあいましょう!」
両手で「バイバイ」する稲葉さん、同じく両手でメロイックサインを出す松本さん。

エンドロール

画面が切り替わり、ZeppHanedaの外観が映る。
曲は「グローリーデイズ」。
わたし、この曲に特段の思い入れはないはずなんですけど、頬周辺が水分でデロデロなのは一体…なんでなんでしょうね。ずびびび…

羽田の街。まだ、なにも「装飾」がない階段。2羽の鳥が戯れるように飛んで行く姿をカメラが追いかける。
医療スタッフの方による、PCR検査の様子や入館に関する会場の注意事項が映る。
設営の様子。水色のマイクスタンドやギターが映る。
Zeppの横を飛行機が飛んでいく。
マスクをしている松本さん・続いて稲葉さんが駐車場で検温する様子。
松本さんが稲葉さんに楽屋から手を上げて挨拶。
PCR検査のためであろう、スティック状のものを受け取り稲葉さんが口にくわえる様子。
更に、その棒を加えてたたずむじっと松本さんの姿。検査キットには二人の名前が。
ガンズのTシャツを着た松本さん。リハの様子。
夜の天空橋を歩く松本さん、Day1の「だから~」のイントロ部分の映像撮影の様子。
PCRステッカーをギターに貼ったり、足に貼っているステッカーを指さす稲葉さんの手。
Day1、「だから~」を頭上から撮影した様子、Blowin'、フォークソング同好会、くるりとターンする松本さん。「オツカレー!」
早送りでバラシ、次のために設営されていく舞台。
朝焼け、富士山が見える。シャンデリアとあの大きなロゴ。
Day2、まだ昼間の日差しの中、屋外loveme,Iloveyouのリハの様子。二階席の稲葉さんが座った席まで「178」のプレート。
おや、あのライトを垂らして稲葉さんがタックに喋りかけているよ…からの、炎の中のTheWildWind。
Day3、円陣。TAK'S ROOMやポスター、ソファでの談笑。衝撃の「タック、怒ってる?」シーンから、円形に演奏する様子~オツカレー!まで。
Day4、ARIGATOのイントロ、SPLASH!、BURN、愛のバクダン、足湯シーンを後ろから。
Day5。吊り下げ照明、振り落とし緞帳、声明、クイズ大会、花吹雪、オツカレー!

と、目まぐるしく、これまでの5日間を振り返っていく。
そして、最後にいつも映っていた「あの」階段。

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明かりが消えてゆく。

カメラが夜の闇を映すと、飛行機が飛んでいく音がする。

Thank you to all our Viewers
SEE YOU NEXT TIME!

という字幕が表示されて、贅沢な5週間は幕を閉じたのでありました。

感想

書いては消し、書いては消し、ですよ。なんと書いたらよいものか。

レポ自体は(今企画の場合は特に)翌日には実は大体のところは出来上がっていて、表現や言い回しの修正、感想の追加という作業を、毎日ちまちま通勤時間や昼休憩にニヤニヤうふふふしながら書き連ねていくスタイルなんですけれども、これ、今回は特にその作業が終わってしまうのすんごい寂しくてですね…何度も読み返してはちょこちょこいじって、結果、「余計なおしゃべり」はDay2や3ほどではないはずなのに、やたら長くなるっていう。シリーズ最長記録:約22,000字です。ハワイのトークイベントレポが15000字だったことを考えると、完全にゴールを見誤ってんじゃないかと思いながらも、止められなかったっす。やーだーぁ!終わってほしくなぁあい!と手足をじたばたさせるような日々でした。

あ、喉渇いてませんか?お手洗いは?大丈夫です?そんなわけでここからも長いんですよ。

 

Day5に絞ったことを書くべきだろうな、とも思ったんですが、『これまでの4日間』があってこそのDay5というような側面も大きいと思いまして。それが端的に凝縮されているのは、最後の挨拶での全員集合だったと思っています。

まさか満園さんと黒瀬さんが出てくるとは…特に黒瀬さんはどんな背景があったかはともかく、ただ笑顔を見たかったので、なんともブチあがりました。泣いてる黒瀬さんをみんながわははと迎えるのとか、もう『青春グラフィティ』じゃないですか。めちゃくちゃグッときたし、「羨ましい」とも。

この、誰も正解がわからない日々の中で、不安と緊張のさなか、初めての試みを一緒に乗り越えたというのは、きっと私がこれまでの人生で経験したことのない、大変に濃くて味わい深い、かけがえのない経験なんだろうなぁ、と。そういった意味でとても「羨ましい」。

そして、Bさんがそれを大げさに一大感動巨編的に煽るわけでもなく、実にナチュラルな振る舞いで体現しているっていうのが、またアツいじゃあないですか。いつでも、こうやってあこがれや尊敬を集める、そんな存在でいてくれて本当に有難い。今回もお二人の言葉の端々に「ありがとうございます」という周囲への感謝の気持ちが出るっていうことが、シンプルだけどとても強い信頼の証というか。

この5ERASという企画が、自分たちバンドのためでもあり、スタッフの方々のためでもあると言いながら、わざわざ東京以外のイベンターを通してたり、プレイガイドや配信プラットフォームも複数用意したりと、周囲もなるべく普段のツアーと同じように巻き込んで関われるようにしてたんじゃないかなと思うと、相変わらずすげぇカッコいいBIG MACHINEだし、Dinosaurだなと誇らしい気持ちに勝手になってます。

もちろん、我々ファンに対しても全曲かぶりなしの無茶な「思い付き」をしっかりやり遂げて、即編集して出して、毎週演出も変え、飽きないように提供しながら、最後に新曲をしっかりぶち込んでくるあたりは「さすが」の一言ですよ。知ってたけど。

その上で3,500円というチケット代、FC会員数やツアーでの参加人数が安定していて、一定の購入数がわかっている状況であったとしても「よくそれで稟議通したな」と思う金額なんじゃないかなぁ。知らんけど。もし足りなかったら後からでも回収してほしい。そのくらい、「配信の当日」以外もこちらはしあわせで、充実した日々を過ごせたので。もちろん、ソフト化されるっていうのが、『あるある』ながら最高の回収方法なんじゃないですかぁ?ですよねぇ??…。

結果的に総じてすべての回がいわゆる「神回」的な、それぞれのERAがそれぞれの最高さをもって終えられているの、本当によかったです。※一つだけ、みんなで共同で幻覚見てた説の回あるけど。

マジで今後も、この「5ERAS」は、B'zが「ふたりバンド」で始まって、数々のサポートメンバーに支えられてここまでやってきた軌跡を、毎週一緒に辿れたという伝説として我々の中で語り継がれていくんじゃないですかね。なんかもう、むしろいつもの生のツアーよりも「間近」で観られたのもあって、お二人はさることながら、サポメンのみなさんのことをより大好きになっちゃったんだよなぁ。そういう意味では、いつもと違う「濃密」さでしたよ、

ああ、感想もやっぱり書き終わんないなぁ…。とにかく、わははと笑えて、ぽろぽろ泣いて、わあああと盛り上がれて毎週幸せでした。


あと、ものすごいマニアックなことですけど、「稲葉さんは一聴すると『けど』と仰っているように聞こえる言葉も『けれども』って大抵言っている」ということが今回、鬼の書き起こし作業による収穫です。今後のご参考になさってください!(何の?)


階段の写真も含め、以下の夜の羽田は、なんとB'zファンでないフォロワーの方がわざわざ撮影して送ってくださったものです。TL大変お騒がせしました…。

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いつか、この景色を間近で見て、みんなで「あんな時もあったね」と笑いあいたいものです。