というわけで前エントリの苦難を乗り越えて入手した「我らが大ボス様愛され続けて40周年記念ムック」の感想とか興奮とかを残していきたい所存です。
ネタバレと言う意味ではもちろんネタバレる内容ですのでご注意ください。あと基本敬称略です。
多分ですけれど、この本、お酒を普段からたしなまれる方は、傍らに好きなものを用意してからの方がよいかと思われます。
私は飲み会の席以外では特に飲まないので、ヤクルト1000でしたが、とても濃厚で美味しく感じましたよ。※若干盛ってます
まずはPLAYER'S BOOKの方から。
まぁ開始数ページで情報量多い。
マイケル・シェンカーやゲイリー・ムーアといったいわゆるHR界隈の話はよく見聞きしてましたけど、スティーブ・ルカサー(TOTO)とジェイ・グレイドン(Airplayの人だと今調べて知りました)、マイケル・ランドウの名前なんてこれまで出てきてましたっけ??
(て書きながら気が付きましたが、私は「クロニクル」シリーズは買っていないのでそこで語られている可能性は全然あるわ…)
ミューズ音楽院でジャズ・フュージョンを学んだのは知っていましたけれど、AOR界隈の方がどちかというとどっぷりだったなんて。
B'zでAORといえば、の「FRIENDS II」あたりのインタビューってそういえば見た記憶がないので、もしかしたらこの頃には語られていたのかもしれませんが。(少なくとも会報では見当たらず)
で、ルカサーからしっかりコメントもらってるっていう。コネクションあるんかーい!
からの、スタジオミュージシャン時代にご一緒した錚々たる面々のお名前の中に、80年代の鎧を着たブラス・ロックバンド「スペクトラム」のDr.である岡本さんの名前が…!なんで…?と調べたら、浜田麻里姉さんの「Blue Revolution」のドラムがまさに岡本さんだった。(スペクトラム解散後)知らなかった…!
一瞬、↓の動画のような鎧を着て踊りながら弾く松ちゃんを想像しました。ワッチコン!(※「トマト・イッパツ」という曲のフレーズ)
そしてYOSHIKIとの対談。
先日のYOU TUBE対談についても実は書きかけの下書きが残っているんですが、い~い濃さ。そもそも松ちゃんがあんまり国内外のアーティストと対談をするという機会が、それこそ90年代のヤングギター誌ではちょこちょこあったものの、近年あんまりなかった気がするのでありがたい。
この対談でのキラーフレーズはYOSHIKIによる「幸せな家庭に帰ってみたい」というご発言かなぁ。「B'zとしてデビュー当時に意識していたこと」から始まる話についてもなかなか一興。
PHOTO GALLELY は見たことある写真ばかりではあるんだけれど、ぎゅっと歴史が凝縮されていてニコニコしちゃう。9thのアンプの上でじたばたしてるあの人とかも映り込んでたり。
SPECIAL MESSAGEとしてラリー・カールトン、高崎晃、TAKUROという強めの諸氏からのお言葉。タッカンは過去にTwitter上で「B'zに関するインタビューをしてきた」というようなことを書かれていて、何があったんだ!とずっと気になっていたのですが、この本だったということですね。METAL WEEKENDでの共演時のお写真が載っていて「おい~もっと載せい~というか映像化わい~」とニコニコ度をアップさせながら千鳥ノブ的に突っ込んじゃう。
ラリーさんの真面目なコメントと、あと「邦楽界の潤滑油」ことTAKUROが愛が溢れすぎてて長いっていうね。
他にもMESSAGEとして麻布十番ならび(木梨憲武、藤井フミヤ)から、共演したミュージシャン関係まで様々な方からのコメントがありますが、中でもTMGでボーカルをとったエリック・マーティンのコメントにはちょっと「おボス様!ちょっとは応えてあげて!」と同情を禁じえなかったです…けなげや…。
そして志村けんが存命だったら、もしかしたらここに並んでいたんじゃないかと思って少し切なかった…。
そして過去のインタビュー再録はこの本の半分ほどを占めるボリューム。
また、ディスコグラフィもついてきていますが、ちゃんと改めて今回のために書いたであろうレビュー付きで読みごたえあり。
はぁ、はぁ、はぁ…。
ここまででも充実の内容ですが、さらにヤクルトの本数が増えそうなのがGUITAR BOOK。なんせ分厚い。
麗しのギターの数々が見開きギリギリの大きさで見られる。
そのギターにまつわるエピソードももちろん、傷やステッカー、インレイやトグルスイッチどころかストラップピンに至るまで、めちゃくちゃ細かいパーツ写真もアップで見られる変態っぷり。ヤクルト1000だけじゃ足りねぇ!ジョアも持ってこい!鉄分入りのやつな!
中にはAEROSMITHのジョー・ペリーのサイン入りのものや、渚園で爆破されたMG-M、稲葉さんが誕生日祝いに送ったサイン入りギター&バンジョーなども見られます。
変形ギターなんかもあったりして、最高の変態度…と思ってたら、次のページからのキャビネット・ペダル・ストラップ・ピック・ドリル…ドリル?!というさらにその上をいくラインナップでこれ以上ない満足度。
ああ、5ERASのDay2「もうかりまっか」で活躍したおもちゃの銃まで…ブラボーと言いながらスタンディングオベーションしたくなる濃さ。
で、最後のページのレス・ポールゴールドトップのリイシュー(原寸大)のインパクトね。ある種やんちゃ。やんちゃな構成ですよ。ありがとうリットーさん!!いい仕事なさる!
SPECIAL EDITIONということもあって、なでなですりすり、それこそ大事に読まなきゃ!と思ってましたが、ちょっと無理そうです。結構これは読み込んじゃうと思う。
そうそう、そのスペシャルな特典については、見ればにんまりするシリアルナンバー付きのオートグラフ(※印刷です)、ピックですが、さっそく飾っております。
記念に?これまでの松ちゃん系グッズと一緒にパチリコ。
なかなかのお値段ですが、満足!満足な重みでした。
改めまして、松ちゃん!いや松本孝弘様40周年おめでとうございます!更に幸あらんことを!!