オモウトコロ

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B'z LIVE-GYM2022 -Highway X- @武蔵野の森スポーツアリーナレポ(2022.5.28)

レポつったって、なんせ曲名もわからんのだからどうにもこうにも。ましてや予習(タイアップの曲を聴くなど)をしないもんだから、マジもんでほぼわからんっす。で、そんな中で思ったことを。これはもう日記と感想ですねー!でもネタバレはあるからそこんとこよろしくお願いしますよ。メモ取ってないから適当よ。
この日の東京はやたら暑くて、30度目前!のご陽気。雨でないのは大変助かりましたが装備が多い多い。本来ならグッズのサマーパーカーの色違いに見える、べビメタちゃんの骨パーカーを着ていくつもりでしたが、とても着られる暑さではなかったので、結果、野外フェス参加時と同じ格好にしました。
物販列は15時過ぎのバーミリカード列ですらそこそこ待ちましたので、ありゃあ帽子ない方とかは大層キツかったのでは。
クリアケースが鬼好みなので珍しく物販5000円オーバーで買いました。ありゃあかわいい。

そして、大スター クレイ・キャロウェイ氏のアクリルスタンドを買った意義を示すのは今だ!と、ピンボケのツアトラまで撮影。私にしては浮かれている。

そもそも今回は高崎1公演のつもりでFCチケットを押さえていたものの、このご時世ですから、「急に行けなくなった/開催されなくなる可能性」を見越して、ゆるゆるにぴあで取った4階立見席。入場開始は16:30。非接触検温にアルコール消毒、接種証明アプリ(デジタル庁/マイナカードがあれば利用できます)、身分証とチケットをしっかりチェック。…してたらなんと開演10分前でした。おーこわ。
SEは薄すぎてほぼ聴こえずでしたが、LOVE IN AN ELEVATORっぽいのは聴こえた。

ステージを見ると、奥にライン状真一文字にビジョンが走っていて、そこには世界各国の地名と時間、時には気温が表示されている。
影アナの後なぜか英語のアナウンスとテロップに変わる。

(以下うろ覚え超訳
HighwayXにようこそーところでなんか設備に不具合があったんだわーまじ不便なりね、すまんー
ちな声出しダメなんすわ、ジャンプとかストンプとか拍手とかで気持ち表せしー
あと写真とか撮るなし、撮るならハートのカメラでバチリコしてね、よろー
楽しんでいくしかないっしょ☆

みたいな。ん?「ハイウェイ」だけど「エアポート」に見立てたような内容の注意事項。ちょっと意図が把握できず。
しかし、ガガガガビビビビとエラーが出るみたいな→乱れる映像→開演~みたいな流れ。

4階立見席は字面とは違ってかなり快適で、なんといっても後ろもいない!横もスペース取れる!ので、正直今後もこれでいいなくらい好き勝手に動きましたが、その代わりなのかとかく音が悪かった。低音域がモコモコボンボンで。あとシンバルはあんまり使ってないのかな?くらい弱い。そのかわりスネアだけが異常にデカい。角度の問題は大いにあると思うのでこれはほぼ運でもあるかとは思いますが、途中、よりにもよってベースソロの部分で2度もハウってたり、3曲に一度くらいの頻度で稲葉さんがレシーバーいじってたので、なんかあったのかもしれないですけれども。
そんな中、稲葉さんの声はなんか若返ってました。いやマジでなんで?昨日魔女と契約した?ってくらい調子がよかったというか、ものすごい調整力というか、どの楽器よりもお強かった。あと、猛暑andスーツの状態で、座りからのハイジャンプとか、両足揃えてそのまま後方に移動しながらジャンプしてたので、やっぱ昨日魔女と取り引きしたんだと思います。

新曲群ですが、そんなわけで全般音悪だったので正直なんとも言えない感じです。ちょっとあれだけではなんとも。なんだかミディアムバラードが多いなとしか。
1曲目かな、リフ一発聴いてちょっと笑ってしまったんですが、スタジオ盤のドラムはどうにかしてLedZeppelinのDr.ボンゾの化身ことブライアン・ティッシーであってほしい(意味深〜)。2曲連続で新曲披露でしたが、2曲目のほうが好みではありました。なぜかあのテンポ感(速くはないっす)にして殺気を感じたので。
歌詞がビジョンに映し出されていたり、レインボーの照明がきれいだった「マミレナ」は…どうだったかな、あんまり覚えてないや。
あとギブソンSGを使っていた曲に関しては前のめりになりました。AC/DCのTシャツを着ていくべきだったと大変に後悔。

歌ってる内容からしてきっと「Come Back-愛しき破片-」は、会報で松ちゃんが言っていた通りど真ん中歌謡曲で驚きました。同じように、もう1曲歌謡曲のセオリーで語れそうな曲があったのと、(年齢は感じるんだけど)爽やかアコギ曲「山手通りに風」みたいなアプローチをみるからには、「アルバムの特典にカセットテープ」というワードはしっくりくるかもな、というような「なんとなく振っていく方向性」は見えた気がしましたが。
川村さんがライブ独自のアレンジで入れているだけかもしれませんが、意外とシンセブラスの音色が多かったように思われましたので、そのあたりはホーンセクション好きとしては期待したいところです。
あ、何かの曲で「♪Woohoo-」みたいなハミングパートを稲葉さんが松本さんにマイク近づけて歌わせてたなぁ。

あと自分の記憶力がないなーと思ったのは、私の中では「UNITE」初聴きくらいのリアクションをしてしまいました。あんなプログレみたいなイントロでしたっけ?パイロばんばん焚くなーとかぼんやり思ってたら、テルミンでようやく気がついた。個人的には曲としては全然好みじゃないんですが、構成やアレンジが変態なのはとてもいいと思っています。「YES YES YES」は覚えていましたが、この2曲は共通してバリトンボイスで歌う稲葉さんパートが存在するので、両手を広げて教祖が諭しているようだと思ってました。「♪なりなさーい」と「♪ゆなーいと」の語呂も近いし。たぶんあれは稲葉さんの手から「いてつくはどう」が出ているはず(※ドラクエ)。

ウルソ、イチブ、愛バク、兵、さま弾、裸足の女神、ZERO、というシングル連発既存曲中で唯一アルバム曲だったのはELEVEN収録の「Thinking of you」。「空白の3年間」に行った配信ライブ「5ERAS」の話の流れ(見てくれた人ー?と問いかけたり、「良かったですよね?」と言いつつ「(やっぱり)生がいい」というやりとりもあり)から、「途中で終わってしまった曲を最後まで」というフリの後だったんですが、てっきり「YES YES YES」だと思ってたんで嬉しいサプライズ感。もしかしたらELEVENリリース当時の稲葉さんよりも今の稲葉さんの声にぴったりなのでは?改めて声量や表現力の凄みを見せつけられた感。ラスト、一度バンドは演奏を止めて、稲葉さんは松本さんの元へ。ニッコリ笑い合ってポーズを正面にキメると、「♪迷わないで歩いてー」とラストパートを2人きりで。
そうそう、あと松本さんソロでBluesmanの「漣」もちょっとぐっと来たなぁ。波の音のSE入りで。本当ならツアーで聴けてたはずなんだよなぁと思いながら。

機材関係で思い起こすと、松本さんの機材はレスポールスタンダードがメインでしたかね。ピンクmusicman、SG、コリーナV、黒DC。キャビネットは最近の「なんかいろいろ積んどく」式。でもMarshallとか意外と原点回帰なものばかりで、玲キャビとかなかった気がする。
(5.30追記:そういやなんかでテレキャス弾いてなかった?あれも驚いた。)

YTさんはソロで黒いVをランディ・ローズさながら弾き倒してました。白Vと、Firebirdっぽいのと、あと多分何弦かわかりませんでしたが12弦っぽいの弾いてたりもしてましたね。ただ残念ながらほぼほぼ聴き分けられなかった。同じく清さんの音も埋もれまくって…さま弾のピンスポ当たるような場面のスラップとかはさすがに聴こえましたけれど。正しく感想が書けないんですが、少なくともパフォーマンスはバッキバキだったのでちゃんと聴きたかったというところ。「全員ぶん殴っていく感」が歩くたびに肩から出ていたのは最高です。
稲葉さんは終盤のほうでタンバリンを叩いてましたが、「投げるふりをして投げない」という、数年前のタンバリン破壊事件を知っている我々を翻弄しました。カメラを意識していたあたりがさすがです。

演出面では、「ようこそ」パートが『いつも通り「B'zの…B'zの…」と振ったにもかかわらず、バンドが急に演奏を始めてとまどう稲葉さん』という図。
「久しぶりなんだから!!」と突っ込んで、LEDに「巻き戻し」を指示。(ここLED見えんかったのであんま意味わからんかったけど、巻き戻しのアイコンが出てたのかな。だとしてもカセット・ビデオ世代以外はもっとわからんかったのでは。)最近の稲葉トレンド「指をピースにして上にあげて」ようこそ。からのultrasoul。なぜウルソではかならずあのジャケ写のロゴをLEDに映す段取りになっているのだろうか。
「イチブトゼンブ」はラスト「♪それだけでいいのにぃーいー」パターン。「愛のバクダン」はLEDにピンクのハート、「兵、走る」は桜の花びらが舞う。
裸足の女神」ではバックステージに引っ込んだ稲葉さんがステージ真裏を通り抜けてINABA ROOMやTAK ROOM(と書いてあるだけで舞台下)に行ったりなんだりする演出。INABA ROOMで髪を整えた稲葉さんがクレイ・キャロウェイ氏のぬいぐるみをひょいと出して見せたくだりは純粋にこちらの目じりが下がった。5ERASの時にZeppHanedaの外に飾られていたビルボードの横を抜けていくとシャンデリアが。その下にはだいぶ豪勢にキラキララインストーンでデコられたドリルが。最初視認できなくてドライヤーかと見紛うほどのギラギラ。持ち出して進んでゆくとアリーナ客席前に稲葉さんが現れるキャー!という流れ。
既存で一番アガったのは「さまよえる蒼い弾丸」かなぁ。

メンバー紹介は
・(YT)「素敵なギターと…コーラスと……………サマ!(様)で!!」と言われたYTさんのどうしていいかわからない顔は最高だった。
・(清)「慣れてきた。『清』(呼び捨て)と言えなかったんですが…。」といいながら若干距離を保ちつつ「清!」
・(川村)「楽しそうなのがもう伝わってくる。本当はあそこ(ブース)から出たいはず。出られないのでそこで自己表現してください!」
※そんな川村さんの要塞に、何かの曲で稲葉さんがインして両手上げて遊んでました。
・(青山)「ずっと叫びながら叩いているから、私の後頭部に声が刺さる。後ろのほうまで聞こえているんじゃないの?マイク拾ってるでしょ。」
・(Tak)「(客席の拍手が鳴りやまず)…すごい…鳴りやみませんよ!……喋らないんですか…喋らないんですか?どうです?」 松「素晴らしいよね。こんな風景をまた見られるとは。マスクをしてもらってルールを守ってもらって、本当にありがとうございます」)からの松本さんがギターであいさつ→稲葉「…いいね!」ぎゅいーん「いいですね!」ぎゅいーん…「もうちょっと!笑」ぎゅーいーん(上がるパイロの炎)みたいな。
そのままつなぎでUNITEだったような気がする。

基本的にMCは『丁寧の権化』こと稲葉さんによるマスクをしたまま&発声ができない我々の鑑賞方法について丁寧なお礼と称賛をいただきまくりました。
「自己表現としての拍手」を求められたり、「手が痛くなるまでは叩かないで」という優しさを添えられたり、「苦しくなったらサッと外して、新しいマスクをつける」などの助言もあり、いつか外す日を想像してみたものの「外して黙るか、マスクを着けて歌うか…」と結果あまり前進しない未来だったり、「いつかはねぇ、バッと外して歌ったり…いいんじゃない!?って私が決められないんですが。誰か決めてください!」と天を仰いだり。
どこかのタイミングでは「すごいよ!いろんな拍手がある!!」「拍手だけでもみなさんの熱さが伝わってくる」と、とかくこちら側を絶賛してくれるよね~。

「最初は冗談だと思った」と、誰もが想像しなかったこの数年間を振り返って、「大事な人と連絡を取らなくなったりして、そのまま離れて行ってしまうんじゃないかと」「みなさんも本当にいろんなことがあったと思いますが、このLIVE-GYMの中では幸せな気持ちになってほしい」と、これまでよりもどこか感情的な、セリフはあらかたご用意されてはおられると思いますが、その上でその場の思いを更に乗せているようなご発言が多かったと感じました。
アルバムの「HighwayX」は、ライブがやれないのであれば曲を作ろうと、「僕らにしてはだいぶゆっくりと」制作したそうで、そうして作られた作品が「生で皆さんにお届けできる」ことや、それによる曲の進化を喜んでおられました。
そうそう、最初のMCパートでは、「こんばんはー元気でしたか!トキオー!」のくだりで、OFF THE LOCKツアーで発したという伝説の「やっと会えたね」をさらに丁寧に「やっと会えましたね」とセルフオマージュ。

ドリルといえばZEROもありましたね。回転する稲葉さんを上空から見下ろしました。終盤であの体力よ。ラップ部分はなぜか各国の言葉がLEDに表示される。「♪君のうちに~」は順調に腰を強調してつっこんでました。ドリルはボス様セルフで取りに行く式。ドリルぎゅいーんの音と、ネックを上げるボスのお姿に合わせて\(^o^)/をする我々客席。最後はパイロからの爆発特効ドーン。耳栓を無にする爆発。でかすぎる。

久しぶりにやりますか、という稲葉さんの声掛けから、「おつかれー」の儀式を振りだけやって、例のごとくペコペコマシーンなお二人を「ひとりじゃないから」をBGMに拍手で送る。「♪この町でさーけぼー」はお二人による「東京!」。
再度暗転したステージで、オープニング同様にLEDに英文が流れる。

(以下うろ覚え超訳
今日楽しかったっしょ?まーじ。この思い出大事にしてほしいってわけ。また会おうぞ☆

みたいな。「HighwayX」とサウンドロゴ的にアナウンスする女性の声に拍手する会場。
あれ、男性の声だと「プロジェクトX」みたいに聞こえたりしてたんだろうな、というどうでもいいことを思いました。

さらにすごいどうでもいい情報としては、そんなわけで場内SEも薄すぎてろくに聴こえなかったんですけれども、QUEEN/Now I'm hereや愛しのレイラが聞こえた時点で確信しました。やっぱりこの数年、場内SE変わってない…!。というか、せめて規制退場の間はつらたんなので音量上げてー!片付けのタンバリンの音のほうがしっかり聞こえましたとさ。立ち見はほぼ最後の退場で、座って待つこともできないので最後は苦行~午前中に行ったマッサージの意味なし~。『腰がいタイワン』という往年の名ボスギャグをかましながら帰りました。

あ、そうですね。衣装のことは書いていないですね。松本さんはシャツ+ベストのスタイルを貫いてらしてそれはもう大正解でしたが、もうお一方に関しては「そうです、私が未来の交通網『HighwayX』の支配人という設定なのです」と言ってもらえたら「そうか~未来人か~!」って思えるのにな、というような感想でした。未来人はギンギラギンのジャンパーみたいなのとか、黒いビニール袋みたいなトップスとか、ド紫の服とか着るようです。未来、明るい〜!