Rock!Rock! Till You drop!
デフレパードの名曲が鳴り響く、インテックス大阪での「すし詰め」凝縮イベントレポでございます。
なんせあんまり見えなかったもんでね、視覚的なとこが削がれてますし、いつもどおり記憶のみの旅日記みたいなもんなので、そこんとこ見逃してくだせぇ。
なお、B'zさんのFYOPツアーは未参加なもんで、どれだけかぶってんのかは知りませんが、ネタバレを気にするなら見ない方がいいかもね、かもねSOかもね。
「三連休最終日の開催」という、遠征民にとっては鬼畜設定であるものの、まあこのメンツなら行くっきゃよね〜のパンクとメタルとロックのごちゃ混ぜイベントが発表された時には、音速でVIPも含む各種席種の抽選に申し込みました。
結果としてA席での当選でしたが、フェス好きとしては後方まったりいい湯加減+自由に踊れて飛べるを期待するにちょうどいいかも、とも思っていました。
思っていました。(強調表現)
10年前の同タイトルのイベントも、だいぶ楽しかった思い出があるので期待は満点。
当日朝は羽田空港から大阪・伊丹空港入り。速攻で「1/4りくおじ」を食して気分はハイです。バーガースタイルチーズケーキ。うみゃあい!

あと、機内番組に「ABCお笑いグランプリ」があって、さすが大阪!とご満悦。
会場であるインテックス大阪は初訪問。とはいえ、この前週に氣志團万博で2日間、千葉・幕張メッセに住み着いたくらい、「平坦な展示会会場」というものには馴染みがあるので、きっとおんなじ感じだろうと思いつつ、コスモスクエア駅からインテックス近くに取ったホテルに向かって落ち葉を踏み締めながら歩く歩く。秋も終盤とはいえ暖かな日差しがあり、汗ばむくらいの陽気。
知らぬ間に会場の建物の裏側にたどり着いたらしく、ツアートラックに遭遇してパチリコ。…いつもながら写真に心がないので適当ですみません。
ホテルに着き、さぁ荷物を預けよう…と思ったら、第一B友さん発見。
…展開が早い!!!!
すごいねぇなんて大笑いしながら私の荷物を整理してたら、第二B友さん発見。
…早すぎ!!!!!
ノー待ち合わせ。いや、ホテルは同じだとは知っていたけれども。
もう今日という日がどんな日になりそうかは想像に難くない。
ただ、このイベントに対して若干の不安が沸いて出てきたのは、チケット発券時。
「ブロックの表記と整理番号がある」…だと…?
…券種(VIP、S、A、注釈A)で分けるのではなく…??
え?フェスじゃないの??
実質のライブハウス的な??…
この規模で??キャパ5,000〜10,000ってサイトに書いてあったよ?
結果、席種 かつ ブロックごとに並ばされました。
区切る意味はあるのか、そしてまさかの5番区切りくらいのマジでライブハウス級の呼び出しに意味はあるのか…
え?入場してまた中で整番に並ぶの?我々、囚人かなにかでしたっけ?
というわけで、今回最大の不満、「ブロック分け」がおこなわれまして、縦に長くて横が狭い小さなライブハウスが、さらに横並びになってる、みたいな謎の押し込められ方となりました。なんだこれは、全然自由がないじゃないか。クリマン制作(サマソニなど運営)だから期待してたのにぃぃぃ!
自分はブロックの最前なら余裕の番号でしたが、なんせ各ブロックへの入退場の動線が「人間ひとりぶん」しかないという狭さ&最後尾にしか存在しないというさらに意味不明な鬼仕様だったので、速攻で最後方に移動しました。
そう、私はフェスもライブハウスも大好きですが、ぎゅうぎゅうだったり出られなくなるのは大嫌いなのです。後方なのにぎゅうぎゅう!なんそれ!見えなくてもいいから踊らせてよダーリン…しくしくしくしく…
以下はマイケルモンローのInstagramより。当日のステージから見た客席の様子がわかる。奥の真っ暗なあたりがAブロック。所詮運なき者たちのさだめなのです。
いや、どうでもいい話が盛りだくさんになってしまった。
そんなわけで、真面目に開場から入ったものの、出づらいので居座るしかなく、今度は開演まで激・ヒマに。
場内ではクリマン(今更ですが「クリエイティブマン」、呼び屋さんです。)制作のライブ告知がエンドレスで流れる。HELLOWEENのEagle Fly FreeからのDreamTheaterで一瞬メタルフェスLoudParkにいるんじゃないかと錯覚し、Toolの告知に「そういやRockRockのYokoさんという方は10年前のイベントん時に『Toolが好き』って言ってたな」とか思いだす…だけでは全然時間が潰れず。ロック・メタルBGMも時折かかるものの、微動だにしないフロア。そして下北沢あたりのライブハウスよりも混み合い、明らかに慣れてない荷物持ち込み組&いまだダウンを着てる人たち…これは…なんかオラ、ツラい予感がすっぞ!!
そんな少しシュンとした私を残して、舞台にはMCとして、FM802のDJ大抜さんが登場。傍には、今回のイベントの"主役"でもある、Bar「Rock Rock」のマスターSeijiさん。「こんなに大きなイベントができるなんて」と喜びもひとしおといった表情。開会。...始まればこっちのもんじゃああああ!!
Bar 「Rock Rock」で撮られたのであろう、数々の有名ミュージシャンの写真が映し出されるムービーが流れて、いよいよトッパーは「黒夢」。
個人的には今年のサマソニで見ているので3ヶ月ぶりくらい。そういやこのイベントの告知はサマソニの前日とかだったなぁ。
白いフードを被って、さらに上から遠目でもわかるSONYのヘッドホン乗せている清春さんは、この日LOUDNESSと B'zの名前を挙げて、「素晴らしい先輩方と一緒なので…いつもならこういうイベントの最後の方なんですけれど…トップバッターです。」と言い、さらにスタッフから「『暴言を吐くな』、と言われたので」と笑わせたり、「漢字の『黒』に『夢』で『黒夢』です。名前だけでも覚えて帰ってください!」とぶっこむなど、全体的にふんわり柔らか仕上げのMC。今日、たくさん喋る気だ…!
サマソニ時はある種パンクど真ん中オラオラ仕上げで、最後はマイクを床に叩きつけて去っていったくらいだったので、この差がちょっと面白くて、さらに嬉しくなっちゃう。セトリも「MARIA」「少年」「後遺症」といった有名曲連発で、バンギャのパイセンたちの手扇もちらほら見える。即、真似した。
ツーステップを踏んだり、小気味の良いヘドバンタイミングも多く、実に乗りやすく、サマソニほどの空間やスカ要素はこの日は抑えめだったはものの、はしゃげました。ダダダンッ!と拳が勝手に振り上がる「Like@Angel」のイントロでアガらないわけがない。Bさんファンにとっては稲葉ソロで一時期サポートしていたSATOKOさんが黒夢サポとして登場したのも何かのご縁。
序盤、轟音もさることながら、ちょっと音が潰れてしまっていたのが残念でしたが、汗だくになる"体感する音楽の楽しさ"ではこの日No.1でした。最後はまさかのピースサインで終始ハッピームード。
で、この日「りくおじの1/4のチーズケーキ」とアミノバイタルゼリー、焼きおにぎり1個で過ごしてた私は汗だく。こりゃ汗かいた分腹ごしらえせんと、と、外に出ることに。
場内の通路を歩いていると、幕間のムービーとして、barRockRockへ多くのアーティストからのお祝いメッセージが流れました。
我々にもお馴染みのStevieSalas、coldrain、TheBONEZ、halestorm、TheHunted、Hoobastank、Zebrahead、Uli Jon Rothなどなど。みな一様にSeijiさんとYokoさんにお祝いと感謝を伝えられてました。(我らがStevieSalasは「ここにカラーコードのドラムがいるぜ!」と横にいる人物を紹介しながら早口で前のめりに話し出していて、相変わらずだなぁ、となんだか嬉しくなりました。)
なお、Coldrainは、どうも「本来なら参加したかったがツアーだったのでまた次回呼んでほしい」という文脈だったので、もしかしたらこの日にラインナップされてたのかもしれません。そうしたら…すんごかっただろうなぁ(いろんな意味で)。
なお、このメンツは一部で、別途物販飲食ブースだった4号館で流れていたムービーには、我々に近しいところでサム・ポマンティさん、太田紳一郎&吉本大樹さん、一瞬だけ遭遇だったのでどのバンドだかはっきりしませんが、なんかもふもふした狼×4の姿も見えるなどしました。
さてその4号館。なんと!RockRockさんの秘宝が並んでました。
そしてそして…タッカンの!ランダムスター!

松ちゃんのぉ!!サンバースト!

StevieSalasのサイン!

パチリコパチリコ…写真を撮る手が止まらない…ふむぅ…素晴らしい…秘宝だ…ふぉぉぉ…パシャパシャ…パシャア…
という興奮ぎみにステップを踏みつつ写真を撮りまくる私の後ろ姿を見かけた方から、声をかけられました。
…第三B友さん発見。
もう今日カンペキ!!
お次はマイケル・モンロー。
実のところ、私は何故かHANOI ROCKS(※マイケルの前バンド)も通って来なかったので、今回をきっかけに諸々聴いたり見たりなんだりしました。ベースはパンクでありながら、軽快で乗りやすいロックンロール。
ブロックに戻ったときには「Motorvatin'」の途中。「うわ!シマあつこ先生の描く漫画のまんまだ!」というような、素肌に赤い柄の入ったベストを着こなしたマイケルモンローが立ってました。それこそ「絵に描いたような」という表現がピッタリのスラリとしたロックスター。途中、ポリスハットを被る姿はそらもう様になりますわな。音源よりも深みのある声。
そういや半月板損傷による休養から復帰されたばかりでは?ということをすっかり忘れさせる動きようで、なんとフロアに降りてリフト(客が手でアーティストを支えて立たせる)したりまで。
客席でハート型のペンライトを持った人からそれを受け取って興味深そうにしばらくいじったあと、点灯のしかたが分からず残念ながらそのまま返してみたりと、とにかくキュート。
客席が手をウェーブにして応えた比較的ゆるやかな「Don't You ever leave Me」から「Ballad Of The Lower East Side」への流れ、勢いのある「Malibu Beach Nightmare」でいいパンク養分を受け取って、恒例(の模様)「Up Around The Bend」のカバーで終了。「Last Train To Tokyo」が聴けたので満足です。音のバランスも非常にクリアで、ステップ踏んで拳あげてとこれまたいい汗かきました。
さて、お次のLOUDNESSの前にいい加減腹ごしらえをしないと…さっき秘宝に目を奪われすぎたから…と、また4号館に戻ると、今度は見てなかった裏側に「樋口宗孝 がん研究基金樋口宗孝がん研究基金」のブースを発見。

LOUDNESSの初代ドラマーである樋口宗孝さんの名前を冠した基金で、この日はなんと募金でグッズをプレゼントしていただけるというものでした。祈りも込めて少しばかり。ひぐっつぁんがいなければ、B'zもなかったかもしれません。
…というわけで、そう、各回およそ15〜20分という転換時間では短すぎて、また何も食べられませんでした。泣いてなどいない。潔く戻ろう。
もうわかってたんですけれど、ブロックに戻ろうとしたら、案の定、前の人は詰めない(後ろの様子なんかわからんからそらそう)し、時間と共に人は増えるし、なんせ入口も出口もまとめて一箇所なので、まあ滞留して隙間がない。なんとか隙間を暗闇でサーチして潜り込む。
個人的にはバンドとしては地味に1年ぶり(前回はあの伝説のCRASH CRISIS)のLOUDNESSは轟音の「Crazy Nights」で幕開け。初っ端からぶっ飛んだ音量。これは京都あたりまでは音漏れているだろうな。それでいて各楽器バランスがどのバンドより良かった(「Metal Mad」みたいな曲であんなに綺麗に聴き分け出来るの凄くないか)のがまた素晴らしい。
「Heavy Chain」「Crazy Doctor」「In The Mirror」「This Lonely Heart」といったベスト曲中心。「Gotta Fight」はだいぶ久しぶりに聴いた気がする。Vo.であるニイちゃんこと二井原実さんはBarの30周年を祝いつつ、「LOUDNESSを初めて見るって人ー!」と客席に手を上げさせる。それなりに多い。
「僕らももう45年やってますけど、それでもまだこんだけ初めての人がおるんかい。」と、何故かもう一度手を上げさせると、何故か増えている。
「いや、増えるんかい!」という関西弁がピッタリの美しい流れでオチをつけておきながら、まあやっぱり、なんというかお決まりのセリフになっちゃうんですが、轟音でかつ鋭く貫くギターに、重低音なのに聴き分けられるベースに、そしてもう、ご病気のときのことなんか微塵も感じさせないあんぱんさんの鬼気迫るドラミング。で、それらの音の中でもしっかり通るお声の凄さよ。旅行カバンに湿布入れてきたよな?なんて思いながらしっかりヘドバン。
そういや10年前の時は七夕だったので、「Milky Way」もやったんだよなぁ。
最後は「なんて言うかわかるよなぁ?」と「S.D.I」と客席に叫ばせる。
惜しむらくは、ちょっと周りにLOUDNESSファンがいなさすぎてノーモーション壁だったのと、そんなわけでほぼステージは見えずにビジョンしか見えなかったことです。もうちょいしっかり見たかったなぁ。
あ、そうそう、山下まー様(アクリル製)とも記念写真パチリコしました。うふふー!

いや流石に飯食うぞ!と、また4号館へダッシュ。
ぬふふふふ、流石に人いない!!いやったー!と、カルビ丼を爆速でほおばっていたところ、ある異変に気がつきました。
あれ?(もぐもぐ)
さっきまであそこにあったはずの松ちゃんのギター…
無いな?(もぐぅ)
えっ まさか
「これから」本番で使うやつ展示してたの??
んっふふふ…これ、会場内で待機してるみんなは知らないだろうなぁと、ひとり奇妙に笑いつつ、カルビパワーをチャージしてブロックへ…
戻れませんでした
もう人溢れちゃって、みんな通路にはみだしている。
いやそらそうなるだろう…でも見やすいな通路のほうが。だいぶ。知ってたけど。このまま過ごしたい…と思ってたら、デキるバイト氏が柵を結局開けて半ば無理やり中に入れられました。くそぉ、若いのにシゴデキめ...。いや、入ってもいいんだけど、ノーアナウンスだからブロック後方ばっかり人が詰まってて…ぐぎゅう...逃げれば良かった…もう全然前見えねぇ…。
と言うわけで何にもステージは見えない中でのB'z。ビジョンがかろうじて見えたり見えなかったり。あてくしはタッパはそれなりにある方ですが、それでもそんな感じだったので、あれは女性陣ほぼ見えなかった方多かったんじゃないか。
圧倒的にというか、やはり大半がBさんファンだったようで、めちゃくちゃ単独公演感ある歓声。
MCの方による、「スケジュール的にツアー中のオファーになるので、難しいんじゃないかと思われたが、快諾だった」というエピソードも紹介されました。
SE(全く知らん。前ツアーの「MARS」みたいに過去のどっかから、というものではない気がする。)が流れ、黒地に白いデザインが入ったベストに本日のイベントのリストバンド、コリーナVを持った松本さんが片手を上げ、きらきらな白いジャケットに身を包んだ稲葉さんが現れると、とにかくまぁアイドル現場かな?くらいのすんごい名前のコールと歓声。
…まぁね、ほら、私くらいクールなファンになるとね、歓声は上げずにじっとしてますけどね… …は?「お前ただひとり静かに泣いてたからなんじゃないか」とか、なんですか!その言いがかりは!はっ、鼻なんかすすってないですよ!!ずびびびびびびびびびびび…
…びああああ松ぢゃあああああああああんん!!!お帰りいいいいいい…
失礼、つい取り乱しました。
新曲ながら、我々ファンは今年の正月から聞いているでおなじみの「FMP」で、早速フォロパしちゃう。ドラムサポートとして「おかえり!」状態のシェーンの相変わらずの前のめり全力感が嬉しい。残念ながら全体的な音のバランスはあまり良くはないが、松ちゃんのギターだけはかなりしっかり聴こえる。
からの勢いそのまま「兵、走る」。できれば裏ノリでジャンプしたかったっすねぇ。手を挙げると後ろの方が見えなくなるので、小刻みにパンクビートで体動かしながら小さくヘドバンするマシーンになりました。本日はもうこのマシーンとして生きていくしかないのだ。ほら、ビジョンをみたらベースサポのYTさんもほぼ顔が見えないほどヘドバンしているじゃないか。同じさ、同じ!てかそれでよく弾けるな!!!
シェーンにシャープなピンスポが当たり、しっかり長めのドラムソロから「声明」。あ、マシーンをやめて手拍子が出来る。ここでもシェーンの手数の多さが光る。本当は清さんも見せ所多かったはずだけど、粒があんまりわからんかった。なお、ビジョンにもあまり抜かれず姿が見えない。ぐぬぬ。
稲葉さんの声も、音響的に中音域が何かにぶちあたってしまっているかのようで、ずっとフランジャー的なエフェクトかかってんのかな、みたいな。ぐぬぬぬぬ。(かつての高音キラキラよりは全然いいけど)
このあたりだったかしら、MCでは稲葉さんがやっぱりイベント名をフルできちんと言いながら「素晴らしいバンドと一緒に出られて本当に光栄なことです。お声がけいただいてありがとうございます!」「後ろの方までちゃんと届くように、僕ら精一杯やりますので、最後まで楽しんでいってください!」
緑のライトが照らす中、ケンさんによる「宇宙ー!」的なシンセ音が響いてから、まさかの「MY LONELY TOWN」。おお、これは意外。全体的にテンポダウンしてんのかな?とも思われたけど、どうだろう。このあたり、ほぼ前の人の腕でビジョンも見えんかったので舞台の様子はわからん。
続く「DIVE」も若干遅いかなというテンポ感ではあったものの、すんごくいい流れ。5ERASという最高傑作を見たときのあの興奮が蘇る。
まだ若干客席のノリは硬いものの、タイトに仕上げた「鞭」、セッションを経てそしてマジでありがてぇな選曲の「Still Alive」で金のテープが飛び、「juice」で稲葉さんコールアンドレスポンス大会からのハイジャンプからの〜ドラムライザー飛び乗り(シャン!ってシンバル音してた)のアクション見せつけからの「ultra soul」で全ハァイ。
…はあ、はあ。
そう、今回のセトリは「ハイスピード詰め込み型」でした。これはちょっと想定外だった。ツアー本編が一体どういう構成なのかは分かりませんが、こんなにヘビーな曲ばかり並べてくるとは全然思ってませんでした。
いわゆるヒット曲連発のフェス向けセトリではなく、かつ、ニューアルバムに合わせた新曲お披露目セトリでもなく、紅白新規に合わせるでもなく、ハード&ヘビー、HARD'N'HEAVEYセトリ。
てっきり「イルミネーション」で合間クールダウンさせて、とか、「イチブトゼンブ」や「LOVE PHANTOM」でサービスして、とかを想像してました。
シェーンという爆走機関車が戻ってきたこともあるかもしれませんが、松本さん復帰というタイミングでこんなにゴリゴリのセットリストになるとは…!
ラスト前、MCで稲葉さんは「RockRockには本当にお世話になりました。『Brotherhood』というアルバムを作っていた時、ずっと大阪で合宿みたいなレコーディングをしていまして、スタジオで録ったものをその日のうちにRockRockで爆音でかけてもらって、みんなでごはんを食べながら『これいいね!』とか『あそこはこうしよう!』なんていうことを言ったりしていました。
今から振り返ると、夢のように楽しい日々でした。
そうしているうちに、常連みたいになって、みんと仲良くなって、仲間とか、絆とかそんなことが思い浮かんで『Brotherhood』というタイトルを付けました。RockRockがなければ...真面目にホテルに直帰してたりしたら(笑)、『Brotherhood』と言う名前にはなっていなかったかもしれません。…(由来は)はじめて言うかもしれませんね。」と、たぶんマジで初出じゃないかというエピソードを披露。
頭の中で「夢のような日々」が再生されて、「The true meaning of "Brotherhood"?」で和気あいあいと製作している面々の顔が浮かんでニコニコしちゃいました。
このエピソードを踏まえて「生まれた地で」と「Brotherhood」を披露。ラストのWe'll be Alrightのロングトーンはやはり美しく力強い。
まるで単独公演かのように「やっちゃう?…せーの!オツカレー!」と拳を振り上げて終演。舞台袖を見て「Seijiくんいるー?」と呼び込み、本日の主役を讃える場面も。
サポートメンバーもハケて2人になったところで、稲葉さんは松本さんの肩を抱いて「ねぇ!30周年ですって!すごいよね?」とマイクを向けると、「本当にねぇ、大したもんですよねぇ」と。「ありがとうございました!」という稲葉さんの声と共に、ひとつのロックバーの周年記念としては、異様に豪華な一夜は過ぎていきました。
松本さんはこの日、コリーナV以外は展示会場から消えたサンバースト、黒DCを使用。玲アンプタワーの上にはデビルマンもきちんと座っていて、復帰直後としてはいささか速すぎるセトリの波も乗りこなしておられましたし、たぶん我々のようなハードコアヲタク以外の方にはまったくいつも通りに見えていたのではないかと思われます。(我々はもうフィルタがかかりまくっているので全て勘繰るので無理よね。)
片手を上げて声援に応えるお姿、ウルソの合間の「HEY!」パート、頻繁にやってくる稲葉さんを見遣る様子…
ああ、松ちゃんがこうして何かを乗り越えて、また我々に光を与えてくれてるんだと思うとなんでか知りませんけれど目の前が霞んでよく見えませんでした。嬉しい。
稲葉さんは相変わらず上手に下手にと左右ステージを動いて、きらきらジャケットも2曲目にはすでに脱いでいるというような運動量。カメラが抜いた映像でしか見えなかったので細かいところは正直全然把握できてないのですが、とかく松本さんとツーショットになる場面が多かったように見えました。
いささか音が聞き取りづらかったのではないかと思われる場面もいくつか見受けられましたが、いつもながら出力の底が知れない動きとお声、そしてやっぱりとんでもねぇリズム感してるんだなということを見せつけてくださいました。「鞭」は特にそういった面で、「ご自身に自分でムチ打ってるんじゃないか」っていうようなムチャなつくりだと思いますが、それでいてさも飄々と歌う様子、ハンパないなと。
コールアンドレスポンスで「Rock!Rock!」と遊びを入れたり、我々後方に歓声を煽ったかと思えば聞こえないふりをして高等な煽りをしてみたり、そういった「余裕」も感じられました。
イベント全体としては、やっぱり10年前のように、バンドでセッションをやってくれるんじゃないかと期待していたのが正直なところで、これが見られなかったのにはしょんぼりしていますが、Instagramに上がった写真で少し気持ちが盛り上がりました。最高の写真だ。
また、冒頭からずっとチクチクと述べているように、ファンの年齢層やフェス慣れ/小箱慣れをしてない層であることを鑑みると、イベントとしては結構優しくないつくりだったことと(退場時に救急車が横付けされてたのは心配)、メインとして期待していた「B'zを見ながら座席を気にせず後方で好きに踊り飛ぶ」ができなかったのが残念でありましたが、個人的には、遠征なのに完全に東京で集まっているように錯覚するようなB友さんとの集まりができたり、RockRockさんの秘宝の興奮度とか、なにより、松本さんのプレイを見られたということが何物にも変え難いものでありました。
欲を言えばキリはありませんが、つまりはこの日も、とてもいい夜でした。RockRockさんにいつか伺ってみたいものです。周年記念に便乗させていただいてありがたい限り。

ちなみに翌日は会社を休んでゆっくり観光でもと思っていましたが、「明石焼きを食べる」「マッサージに行く」「お土産を買う」以外のことはできず。豊中でまた松ちゃんの手形を見ようと思ってはいたんですがね。

帰りの飛行機、満席の出発ロビーで空いた座席に荷物を置いたら、隣がB友さんだった+まさかの機内は同じ列だった、ていうのは流石に面白すぎました。出来すぎ!