オモウトコロ

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ユニコーン「クロスロード」ツアー at三郷市文化会館1202

普段ここにはB'zさんのことだけ書くようになるべくしてるんですけれど、書かずにいられんかったユニコーン「クロスロード」ツアー初日、三郷市文化会館のレポ。珍しく3列目だったもんで。イェーイ!なお、基本的にわたくしのレポは自分のおもひでを忘れないようにするためのものなんで色々と雑です押忍。もちろんネタバレありっす。

ロビーにはこのたび発掘された「月の壁画」と、恒例の君も壁画になれる!顔出しパネルが。

オープニング

2123年から現代にカウントダウンしていく。遺跡というか、現代の建築物(多分渋谷109的なものとか)が壊れてアンシエントになった感じのセットをバックに英語のナレーション。正直ステージの近さに慄いて(特にバスドラとライドシンバルでけぇ!で盛り上がって)内容は全然覚えてないけれど、なんか最後で「彼らが現れたのだ。ヒーローの名はユニコーン」みたいな壮大な感じ→明点すると舞台上方にメンバー立ってるわ!キャー!のやつ。当然、その後全員ふざけてポージング。

クロスロード

各楽器のポジションには行かず、上手側の端っこに全員固まる。どよめく客席。
バスドラにひらがなで「たま」と書かれた、風呂桶風のものが銅の部分に貼ってあるミニドラムセットに川西さんが、MVでも出てきた白いトイピアノABEDONが座ってサビ前まで。民生はあの「ヒョロォオーオ」となる笛(名前忘れた)も吹いたり、歌ったり。
牧歌的…なのに、サビ直前になると慌てた様子で本来のバンドポジションに向かうメンバー。…サビが終わるとまたミニセットへ慌てて(いるフリをしながら)戻る。
2AではなぜかドラムにDONちゃん、トイピアノを川西さんに交替。2サビ目の戻りがグダグダになって噴き出すメンバー。(ベース音出てなかった)
おかしい、1曲目なのに既に笑いすぎて顔が痛い。

Feel So Moon

急にするどく真剣にならないでいただきたい!!!!シンバルのニュアンスに合わせてこちらは頭を振りますけれども!!もう終盤なんじゃないかという熱量。

こんばんは!ユニコーンです!
「ツアー三郷で始まりがち」について
「三郷か戸田か府中」→よりによってメンバーの家から一番遠い会場→実は昨日からリハで居る→(てし)「スタッフは4日前から!仕込みがあるからね」→(民生)♩さーよ なーら…と突然のわかりはじめたMyRevolution→「みさと」繋がりと判明→「三郷の人は日頃歌っているはず」「それは西武球場なんじゃない?」
本ツアーのコンセプトが「とにかく明るいツアー」であることを伝える。

与える男

この距離でこの曲は無理。イントロで息が止まった。ありがとう、今日という日が最高の1日になることが確約された。自分の感覚値からするとゆったり目だった気がしたけれど、原曲聴き直したら元々意外にゆったり目だった。

ネイビーオレンジ

あの80'sジャパメタみのあるイントロでニコニコしていたら、ハンドマイクで腰を落とし気味に歌う「お強つよOT様」で、そらもうパンチ効きすぎててひたすら崇め奉った。だもんで、こちらはヘドバンに次ぐヘドバンをするしかない。しかたがない。

OWA!

サビの振りは腕を頭上で曲げて「O」の形を作ってから、腕を開くような感じ。ABEDONはきっちり銀のスニーカーを履き、足を軽く上げて強調していた。
あれ?カウベルの記憶が無いなぁ。(と思ってたら、同行したウチのお師匠いわく、ウッドブロックだった模様)
♩ぶらぶらーさせてー(させてぇー)叫んだーのDON民コーラスは生も最高最高。

米米

歌い終えたDON氏曰く、「今日はアメリカからゲストが来ております…僕も誰だかわかってないんですけど」→「アメリカ横断ウルトラクイズ」と本人も発してた、青地に白いストライプが入った帽子にピンクのラメラメジャケットを着たEBIちゃんと思しき方ご登場…違う方だと信じたい。
どよめきと笑いが混じった客席をよそに「米がひとつでぇ?」「米が…二つでぇ?」と投げかけるも、ヒントに対して答えが複数あるため返せない我々。なんとも決まり切らない。しかしEBIちゃんのこのスタンスにいつの間にか慣れてしまっている自分に毎度驚く。
スネアのリズムで拍手しながらとにかく陽気にたのしく。♩IT社長〜の部分はてっしーを指差すEBIちゃん(またはハッピーボーイ的な人)。アウトロでは会場のそこかしこを指差してキメていた。

頼みたいぜ

民生はセンターマイクへ。「バックゴーゴー!」とか、最後の「フゥー!」を言えるしあわせを噛みしめたぜぇ。

オカゲサマ

おもむろに金管が運ばれてABE&民によるホーンセクションができあがる。二人揃ってちょうど我々の前あたりで吹いてくれたの嬉しかったなぁ。
サビの「Hey!」では、なぜか今回フィーチャーされている「とにかく明るい安村」の全裸ポーズ(片足を上げるVer.)を取り入れておどける民生。楽曲のハネ感もあって、とてももりあがる。

1万トンバース

グラサンをかけた川西さんのトークからスタート。「クロスロード、英語で交差点とか、あとは…交差点とか、交差点ですね。あとは…人生の岐路、分岐点ですね。」と、とりとめないトークに、スタンバイしていたメンバーが諦めにも似たような仕草で、そっとドラムライザーに座り出す。その様子に会場からは笑いが起こるが、変わらず淡々と川西さんはトークを続ける。
「みんないろんなところからここに集っていると思うけど、みんながここでクロスしてるってことですね」と、引き続きややぼんやりとした輪郭のトークに、阿部は「何言ってるんですか?」とやんわりツッコミを入れる。川西ショー状態。たしか「俺より先に」なメインギターはABEDON。ドラムはそんなわけで民生。

モッカ幸せ

川西っさんは続けて「みんな日々仕事や家事で忙しいと思いますが、たまにはボーっと。『ボーッとする選手権』がこないだ開催されましたね。」と言いながら何故か前方に用意されたビーチベッドに寝そべり出す。スイカの絵柄のビーチボールを投げ入れる。そして寝そべったまま歌い出す。その様を見て「自由すぎる」「こんな流れだっけ」とツッコミながら笑うメンバー。何故か民生はドラムを叩く時はおちょぼ口になりがちだということがわかった。

風と太陽

「『モッカやりたい放題』だった川西さんに対して、ぼやくような民生の声掛けを、案の定全く聞いてなくて「えっ?」と聞き返す川西さんの図」(見慣れた光景)を経て、風と太陽。選曲としては意外だとも思ったけれど、歌詞がマッチしてるのね。

オラ後半戦行くだ

それまでのにぎやかすぎる交差点が、照明の印象も相俟って一気に哀愁の漂う穏やかな交差点に。たしかここで民生がアコギとエレクトリックシタールと思しきものを交互で。

デジタルスープ

わたしは「この人に感情乗っけたタイコ叩かせたら右に出るものいない」の権化こと川西幸一のドラミングが大好きなんすけど、含めてこのバンドがそれまでの「とにかく明るい」から急速に「かっこいい」に振れることを実感する曲だった。端的にかっこええ。鬼エモかった…まあ、また次の曲で急速に戻るんですけども。

イカーズパラダイス

前曲の余韻は残さない。「とにかく明るい」に戻る、それがユニコーン。なにやらフルフェイス(フェイスガードがない)バイクのヘルメットがメンバーに配られて「これは…」と客席が固唾を飲んで見守ると、案の定全員が装着、サックスの民生は口の部分だけ丸く切り抜かれていて、ボーカルのEBIはおそらくマイクが内蔵されている特別仕様。なぜハーフメットにしないのだ…そうだった、ユニコーンだからフルフェイスのほうが普通だな。そうまでして、そうまでして被りたいヘルメット。無理矢理ヘルメットに穴を空けてまで改造するんだ!という事実に笑いすぎてこのころ、こちらの胸が痛くなってた。
「バイクの歌でーす!」と、EBIちゃんがセンターに出てきて(ベース弾きながら)歌う。
「そらぁそうでしょうね!」と思うなど。
「あーとらとら!」の合いの手が楽しい。

ZERO

ささっと、スタッフさんが鍵盤ゾーンの前(民生ギターゾーンの横)あたりにリズムマシン卓を持ってきて、DON氏・民生氏・てし氏スタンバイ。エレクトリックなイントロに合わせて川西・EBIご両名がグッズのペンライトを点けて、両端のホール据付の細い花道に出て会場を盛り上げる。(両名はサビ前の楽器インの直前でダッシュで持ち場へ戻って演奏)
中盤、DON氏はこちらに向かって「踊れ!三郷!!」と煽る。そらもうこちとらブチ上がってプチョヘンザして踊ったね。

チラーrhythm

ミラーボール降りてくる→🪩→民生クイーカをキュッキュッ→あのくせになる振り付け→会場Oh〜→客席はもはやダンスフロアに→ペンラの華やかな光→楽しい→民生ワキワキダンスもあり、という、とにかく踊れるパート。

SAMURAI 5

転がしに足をかけて前傾姿勢旗持ちDONちゃんタイム。待ってたZ!!後ろ手で巨大フラッグをスタッフから受け取る様よ。

「俺が交差点を走ってる時…あいつが言ったんだ」「なんて言った?」タイム、「何て『言ったんだ』」ではなく、別の回答が欲しかったABEDONがやや客席へのアプローチを模索するようにして何度か「交差点を走ってる時…」と言うと、
民「交差点を走ったらいかんだろ」
DON「…交差点で…何を拾ったんだ?
例の西城秀樹「走れ正直者」オマージュの流れでおそらく「100円」が正解だった模様。ただ、返答がまばらな会場の様子を見たABEDONは「初日からこんな感じか?!」
民「初日だからだろ…今日ずっとそんな感じだぞ!」とひと笑い。
その後は「交差点でぇ…」と西城秀樹のモノマネが入り出す→「交差点でどんな速さで届けたんだ?」→すたたた…と走る様を見せるDONちゃん→「あなたのスピード、やばくなぁい?」になんとかうまいこと繋げる→特効銀テープパァアン
笑った笑った。
なんか滅多に見られないであろう、ゆっくり降ってくる銀テの景色を覚えていようと思った。
久々の会場総旗振りタイムは、ABEDON自身が巨大フラッグをスタンドに挿すようにしてカッコよく終了。なお、通常のABEDONタイムと比してはあっさり目ではあったと思う。

大迷惑

ハーンドマーイクで歌われちゃうとなーぁ!つーよいもんなぁあああ!!アウトロの「帰りたい」大合唱、心の中では「いや(この会場から)帰りたくない」と思いがち。

すばらしい日々

民生はボディが小ぶりな12弦を。

アルカセ

センターではなくギターのポジションで歌う民生が目の前だったのでもれなく「海の鼓動」の綺麗なトーンが直撃。川西幸一好きとしてはこれもたまらん楽曲。なぜこれらのHELLOシリーズはこんなにエモ中のエモなのか。

ENCひまわり

この曲は元来、「聖」の成分というのか、未来への希望を感じるところがあると常々思っているので、「とにかく明るい」コンセプトに合っていたと思う。

100年ぶる〜す

まさかの全員が楽器を置いて、同期(というかカラオケ)に乗せてハンドマイクで歌い出す。最初こそみんなステージに広がって客席にファンサタイム→隊列をなして行進したり、ABEの股の間からみんなで旗を出したりして遊んでいたものの、メンバーは途中から動く子犬のぬいぐるみにご執心で、それぞれが真っ白な子犬のぬいぐるみと戯れる謎のハートフルタイム。
(鳴き声が出るのか、マイクで必死に音を録ろうとするABE&民生、子犬が歩く様をしゃがみ込んで見守る川西の図)
あと、高らかにオケが流れ出したタイミングになってようやく、イントロの元ネタが「Video killed radio star」だと気がついた。

スティックやピックを投げ入れ、ジャケット写真よろしく横断歩道を渡るかのように去っていくメンバーでした(川西っさんは最後に恒例の丁寧なお辞儀あり)。

とにかく楽器の数が多い。ギターだけで何本あったん?(てっしー:テレキャス、EVHmusicmanぽいの、LPスタンダード/民生:アーム付きSG、白V、すばらしい日々12弦、シタール、グレッチ?/ABEDON:緑のV、リッケンバッカーなど)博覧会かな?ってくらい出てくる出てくる。あと、民生がシールドありきなので、フライングVのシールドってあんなふうにVの先と先とを使って接続するんだ!とか地味に楽しかった。(途中スタッフさんが転がしに引っかかったシールド捌きに来たのもカッコよかった)
どこかでテッシーも川西さんもキーボードを弾く場面も。
あー楽しいってこういうことだ、「ご本人たちがとにかく楽しそう」というのが、我々客席側にとっても最高に楽しいということだ、ということを改めて認識しました。
帰ってきてからもう1公演申し込んでみたよ。また楽しいといいなぁ。