オモウトコロ

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B'z LIVE-GYM Pleasure2023-STARS- at SAGAアリーナ 6/16,6/17 レポート

ネタバレだらけ、いつもどおりメモなし記憶のみの未来の自分が反芻する向けレポなので精度とか気にしないでねよろのやーつ。2日間ぶんをまとめて書いておりますのでお気をつけて。あと長えっす(12,000文字オーバー)。


佐賀にお住まいのB友さんに誘われてやってきましたSAGAアリーナ。
初佐賀、初SAGA、初日、「ツアー初日」というものに行くのも初。
そもそも2日目のみの同行予定でしたので、「初日は福岡を観光しよっと☆キャッキャ!」なんて思ってたのに、知らぬ間に初日のチケットも握りしめて佐賀に辿り着きました。人間とは恐ろしいものです。

羽田でも福岡でも離着陸が遅延する悲劇に見舞われながらも、えっちらおっちら着きました、立派なSAGAアリーナ。
というか、周辺ごと一大新エリアができたと言った感じか。もちろんとても新しいので全てがペカペカ。

東京のB友さんにも「うわああ久しぶりいいいひいいい」なんてご挨拶。もっと話したかった…!
2日目はまさかの入場時に気がついていただいてお声掛けしてもらった方も。運命よな〜。いつも誰も着てなさそうなTシャツを着ることで、目印になる算段が効いて本当によかった。

さて、SAGAアリーナ。サイズは武道館みがありますが、さいたまスーパーアリーナをぎゅっっとした感じが印象は近いかなぁ。
初日は丁度舞台袖まで見える、ほぼステージサイドでYTさん側2階席の中段、2日目は全体がきちんと見える2階席で、本来の意味のS席。以前、どぶろっくの番組で中を公開してたのを見た時の印象とは、しかし全然違っていた。座席は可動式らしい。

近年ずっと同じだった開場中のSEは、今回から変わったかもしれない。そんなに長い時間はいなかったのでたまたまかもですが、Youth Gone Wild/SkidRow、Sabbath bloody Sabbath/BlackSabbathなどはこれまでなかったような。開演直前は初日GHOST/SLASH、2日目がFree for all/TedNugent(ライブ盤)。あんまり「ライブ音源をライブ開始前にMCから流す」ってこと聞いたことないな、などと思いながら。(って書いてて気がついた。さてはこれ、松ちゃんのSpotifyのプレイリストぽいな。)

ステージにはツアーロゴと35thロゴ入りの幕が数枚垂れ下がっている。メンバーの板付きでアリーナからは歓声があがる。
初日、角度的に稲葉さんあたりまでは見えるものの、松本さんはライトに消されて見えない。
そんな中、明らかに音量が上がって、どこか聞き覚えのある音が流れてくる。
おおお……なあ…さてはこれは…いにしえのミニアルバム「MARS」じゃ…。
「しらないうちにぼくたちは…」という喋りこそ流れない(ボーカルレス)が、ちょっと不穏な、あやしいギターの音がぐいいんと流れてるじゃないか。
「えっ!MARS!このままスタジオ盤の収録順で、『LOVING ALL NIGHT』をやるのでは…?」という震えを感じた方も多かっただろう。私もその1人。…結果は違ったが、それでよかったような、そうでないような。ところであのギターは生でも重ねていたのかどうかの判断はできなかった。かなりデカい音には聞こえたが、どうだったんだろう。

振り落とし緞帳(ってもう言わないんだろうなぁ)が美しく落ちて、新曲「Dark Rainbow」
初日は幕の中が見えていたので、カウベル(たぶん)をコンコンと叩く稲葉さんを見ていた。松本さんのギターはレスポールGTだったかと。テンポの速い曲で、ほかに比べるとヘビーなので個人的にはとても盛り上がった。七色の照明。黒く塗りつぶせ。1曲目として相応しい盛り上がる曲。
続く「love me,I love you」は短めのドラムソロを挟んでから。

いつもなら「B'zのLIVE-GYMへようこそ」と言うところで、稲葉さんの「B'z」の発音がおかしい。「ビー→ズの」を連呼する。(恐らく意図が伝わらず)普通に客席からは歓声が上がるが、本人は小首をかしげる
つい松本さんの方を向くと、ボスからは厳しい指摘が。
「「ビ↑ーズ」だよ!」。
なお、二日目はここでさらに稲葉さんが「ビーズ…の…ビーズの…?ビーズ…?」ととぼけて、ボスが吹き出し、ちょっと強めに『B'z!の!』と突っ込む一幕も。
あれ?近年ここでピースサインしながら言うのが定番ですが、どうだったか覚えてないや。

という流れで開演したものの、「あれ?もしかしてもう終演なのかな?」という思いを胸に去来させたのが次の曲「RUN」のイントロ。普段ならライブ終盤の定番曲なのでね。
「生きるなら!!」を、なんだかいつも以上に力強く言い放つ歌い方。
アウトロは近年のライブアレンジではなく、原曲に比較的近い形で、あっさりめ。ビジョンには過去のPleasureツアーのロゴとライブ映像が。

あらまあ珍しい構成だなあ、なんて思ってたら、特徴的なベースライン…!これは!アナタは!5ERASでお茶の間を沸かせた『星降る夜に騒ごう』さんじゃないですか…!4thSGの2ndよ?どうしたの…!
♪きらめく「東京タワー」は「SAGAアリーナ」に言い換えて。
サビは稲葉さんとKey川村さんが、手のひらは開いたまま(パー)下から上に上げる振りをして煽る。客席みんなの手のひらが☆みたいだね☆ってことでしょうか。
個人的にはアウトロの「HEY!HEY! /HEY!HEY!」とともにジャンプできた!というよろこびが深かったです。

しかし、この"STAR曲"は初日だけ、なんと2日目とは日替わりになってしまいました。その日替わり曲の名は「夜にふられても」バカな…!ギターの入りを聴いて「いやまさか」とは思ったけれども。改めて聴くとど頭からTak節でいいギターフレーズだよな、うんうん。それにしてもどうかしている。2枚目のAL「OFF THE LOCK」収録のものを万人がわかるわけがない。つまり我々クソヲタにとっては最高のチョイス
でも、ここでもSTARSつながりなんですよね、歌い出しが「星空に向かって」。この曲ばかりは、Bメロからサビまで、キメどころが多いのもあってアイドル現場っぽく拳をあげたもんです。

衝撃冷めやらぬ中、明転したステージで稲葉さんは自らの肩に手をやり、ぶんぶんまわし出す。
肩の調子を確認したら、「恋心」の振り付けだけを、無言で開始。
つられて振り付けをし出した場内も「パパパンっ!」と最後までやり遂げると、「確認終了」といった趣きで頷く稲葉さん。
そんなわけで始まった「恋心」。ギターはピンクちゃん。
曲の途中、2番の♪何かな?…のあと、ブレイクというよりも完全に曲が止まる。
というか、サポートメンバー全員が、「あら、ここは『デーモン木暮閣下に蝋人形にされた者たちの館』かな?」というくらいに動きが途中で止まっている。すばらしい筋力。逆に言うと、謎に「稲センセと松ちゃんだけが動ける世界」に早変わり。

初日は稲葉さんがしばしメンバーを見つめた後に普通に再開したものの、2日目はいたずら心に火がついたようで、「何かなぁ?」と松本さんに向かって言い、松本さんも両手を上げて「WHY」顔をキメる。その後もわざとYTさんの前に近寄って「何かなぁ?」と言い、笑わせにかかる/耐えるYT氏という構図も。
♪松ちゃん松ちゃんヘルプミーパートは、相変わらずビジョンのなかでハートマークに囲まれる。
初日は舞台裏のスタッフさんも振り付けをしているのがよく見える座席でしたが、みなさんしっかりおやりになってました。
なぜか途中、アンプタワーの上で動物のパペットが一緒に踊ってました。
あ、ちなみに今回もデビルマンは鎮座してました。また、アンプ見たことないやつで全然わからんかった(YTさんはボグナー)。

MCで「元気でしたか?元気でしたかー?」と客席に問いかける稲葉さん。
客席から大きな歓声が聞こえると、「おーっ!…ホッホッホッホッ!」と、なぜかスネ夫のママ、もしくはグリーンジャイアントのCMばりの声を上げる。
「…ちょっと感動しています。」(2日目は「ズキュン!ときました」)人間の声ってすごいです。」と、コールアンドレスポンスが解禁されたことを喜ぶ。
稲「Pleasureツアーの初日、佐賀に辿り着きました!前回のPleasureからこの Pleasureまでの間、本当にこれまで僕たちもいろいろありましたけれども‥皆さんもきっといろいろ大変でしたよね?でもようやく、こうやってここに集まることができました!」と、コロナ禍を経てのPleasureツアーになったことを感慨深げに話す。
「佐賀、何年ぶりですかね?(2日目は答えようとする客席の声に「みなさんのほうが私なんかより詳しいでしょうね」とも)」と、「B'zとして初めて」佐賀にリハからしばらく滞在していると明かすと、会場からはどよめきが。
「我々が来ないその間に、こんな立派なアリーナを作って待っててくれた」「(SAGAアリーナでは)音楽イベントでは我々がはじめて」と、SAGAアリーナの完成を喜びつつ。
「最後までハメをはずして楽しんでいってください」(初日)と稲葉さんにしては珍しい煽りを入れて盛り上げる。

…が、次はまさかのバラードバージョンの「イチブトゼンブ」。
シンセと稲葉さんで1番終わりまで。裏にはけていたTakが合流し、本来のバージョンへ。ギターソロ前では「ギターっ!」と松ちゃんを指差して叫ぶ稲葉さん。♪失わないーでぇええ↑をやる日は喉が絶好調と相場が決まっている。

清さんによる肩で風切るオラオラ系ベースソロ。徐々に「NATIVE DANCE」のベースフレーズを速いテンポで取り入れて曲が始まる。
♪あーいあーいパートでは、振りをやる松本さんの貴重な姿が見られる。
これまでになかったアレンジとしては、川村さんがテルミンで「咆哮」。新しい!
あれなんて言うんでしたっけ?な、トラディショナルなネイティブ・アメリカンを想起させる柄がビジョンに流れてた。

次も日替わり曲。初日は「もう一度キスしたかった」。ピアノソロから厳かに。ビジョンには雨だれがついた窓越しに稲葉さんが歌っているかのような演出。アウトロはもはやお馴染み「恋はみずいろ」エンド。
2日目は「今夜月の見える丘に」。ビジョンには草原に美しく輝く月が出ていた。

舞台明転してマイクを使わずに声出しをする稲葉さん。「うぉーうおー…」と、「Calling」のフレーズ。何度か会場内にマイクレスの声を届けてから曲スタート。
途中、バンドがミュートして、客席の「Wow…」を拾おうとする。
アウトロ、近年はアゲにアゲてI'm Calling you!とシャウト気味に歌い、バンドが加速するアレンジでしたが、今回はそのギア1.5くらいの短めな終わり方。

「B'zだいすきー」という子供の声に稲葉さんが反応して「私も大好きですよ!…当たり前だろって話ですけど」と笑う。「もう我々も(歓声のない)静けさに慣れてきたところですけれども、みなさんもずっと手拍子ばっかりやってきて、すっかり手拍子が上手くなったかと。」と、ゆっくりと手拍子をはじめ、客席からの拍手を促す。
会場が「知ったリズム」に慣れてきたところで「太陽のKomachiAngel」。
あれは同期なのかシンセなのか、名づけるなら「トロピカルバージョン」なアレンジ。(5ERAS版が一番似ているかも)
初日は映像トラブルで「Angel!」と「Yeah!Yeah!」という文字の表示タイミングがズレるというハプニングがありましたが、2日目は無事でした。それとは関係なく、稲葉さんは両日ともPushしてましたよ、何かを。

稲葉さんがアコギをかかえ、松本さんと向かい合わせで弾きはじめる。ジャッツジャッジャッ…と稲葉さんが弾くアコギに、松本さんがレスポールGTで弾くメロライン…を聴いた初日、予想外過ぎて自分が聴き間違えてるかな?とか思いましたが合ってました。
GUITAR KIDS RHAPSODY」。おい、今度はRISKY収録曲!こんにちは90年!今回セトリのはみ出し方半端ねぇな!
喜んでホールドオン!させていただきました。ビジョンには色んなギター達が写しだされる。歌詞は「♪ストラト離さなかった」を、その場で松本さんが抱えてる「レスポール」に変更。
アウトロはYTさんと3人でセンターに集まって存分にギターキッズ感を。

たしかこのあたりでメンバー紹介。
ギター&ボーカルYTさんは、リハ中に誕生日を迎えたとのことで、稲葉さんから「HappyBirthday to You〜」(※早口高速Ver)を贈られる。
歓声に応える仕草のYTさんに、またもなぜかいたずら心満開の稲葉さんより、心境を「ギターで」述べよと命が下される。
YTさんがギターを弾いては、稲葉さんによる「翻訳」(ぎゅいいいいーん→「めちゃくちゃ楽しいです」みたいな)を繰り返すと、
稲「じゃあこのツアー中全部これで!!」と、「ギター以外では喋らない男」設定を指示して笑う。2日目はしかしすぐに「肉声を欲してしまった」という理由で喋らせようとする場面も。どっち!

ベースギター清さんにもその「楽器で語れ」洗礼は浴びせられ、ゴンゴンに弾いて喜び(や昨晩食べたものなど)を現そうとする。初日、3回目くらいで同じようなフレーズで弾くのをやめるように指示する稲葉さんだったが、つい同じようなルートで弾いてしまう清さん。稲葉さんがそれにすこし抗議するようにプイッとすると、「す、すみません…!」と恐縮する清さんの図。
…なぁ、ドSみを出す箇所、特殊すぎぬか…?

Key川村さんにはなぜか最初から喋らせようとする稲葉さん。「なんで俺だけ…」と言う川村さんに、稲葉さんは「喋りたそうだったから…溢れてたから!」と身も蓋もないことを言う。
2日目、川村さんはこのやりとりを見越したかのようにトーキングモジュレーター(口でくわえて喋るようにするとブガブガ鳴る/他で使ってた…?まさかこのために持ってきたの…?)で喋り出す。途中テルミンでも喜びを表現。
佐賀に来るのは初めてとのこと、名物の「むつごろう」を見た!という話に、「食べました?」と聞く稲葉さん。
どうやら2人とも食べてはいないようだが、珍味として存在するらしい。なぜかYTさんにも食べたかどうかを聞く稲葉さんだった。
なお、この影響か、翌日、佐賀駅のお土産屋さんからは「むつごろう」が消えました。

ドラムの青山さん、初日は「ヒデキ感激です!」と前ツアーのやりとりを交えて喜びを伝える。また、普段から叫びながら叩くことを踏まえて、叫ぶながれに。「ウルトラ濃厚ピザポテト!」と、今回ツアーの湖池屋コラボ商品名を叫ぶ一幕も。ちなみに青山さんも初めての佐賀とのこと。
2日目はこの流れで、ドラムで喜びを表現すると思いきや、「SPLASH!」をサポート全員で奏で出す。驚く稲葉さん、少し歌い出すがAメロ入りかけのところまでで終了。
稲葉「SPLASH!SPLASHしてるってことですね!?」と笑うと、それまで裏に戻っていた松本さんが、賞賛するように微笑み手を叩きながら出てきた。

そんなわけで大ボス登場。そしてビバ!!しっかりMC!いやったー!
松「こんばんわ。お久しぶりです。元気にしていましたか?…(客席から歓声)
…こうやって、「話すと返ってくる」っていうのはいいねぇ(と、稲葉さんに同意を求めるように顔を向ける)。
88年9月21日にデビューしてから35年経って、こうしてステージに立っているっていうのは、夢にも思っていませんでした。
これもひとえに、応援してくれるファンの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。35年経って、僕たちも社会的にも(世の中的にも)変わってしまったことはあるけれど、できる限り作品を作ってツアーをする、ということをしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。」

初日は稲葉さんの「佐賀の街中には出られましたか?」という問いに、頷きながら答えてました。どよめく会場。
客席に向かって、稲「もし(松本さんを)街で見つけたら…連絡ください
…どうやって…?

二日目は「佐賀はどうですか?」と聞かれ、
「Beautifulですよ!」とご機嫌に返す松本さん。
稲「美しい(2日目はBeautifulな)Takトーンを聴かせてください!オンギター!Tak Matsumoto!」

スピード感のあるセッション。
一旦切って「N・A・V・I」!
と、LADY NAVIGATIONがはじまる。
今ツアーから始まった、「Premiumシート」で配布される特典物のアニメイラストがビジョン中央に出てきて……とくに何も起きなかったんたが一体なんだったんだろ…。
そして、残念ながら5ERASで「セクシー日本代表」の名を欲しいままにした、アウトロの「♪素敵さ…」のマイクスタンド捌きは見られず。

まだある日替わり曲として、初日「YOU ARE MY BEST」/2日目「OCEAN」。前者は前ツアーでの曲なのでよほど気に入っているのか。

やたらスペーシーとも、プログレとも言えるような重厚なKeyソロ。(ちょっとこれから「ラブファン」始まるのかと誤解した)。
松本さんが次曲のイントロを奏でると、暗かったビジョンには地球に太陽の光があたる映像が。…ちょっとこれ、黙って見てたら宗教色あるなとか思って…あまりの壮大さに吹いちゃったの本当すんませんすんません。
愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」。
スマホでこのタイトルを打つのはツラい。
初日は位置の問題もあるかもですが、何かがおかしくて(同期音またはシンセが聴こえなかったに1万点なのですが)残念ながらちょっと気になるままに終わりました。
♪繋いだ手なら離さない〜の部分は、わざと声とテンポをおさえて客席の合唱を煽る。

稲葉さんによるまだまだやれますかー?コールのあと、ど定番とも言える「ultrasoul 」。客席からは「あー!とー!そー!」コールが沸き立つ。嬉しそうな稲葉さん。
ビジョンにもジャケット写真のロゴが踊る。
…が、1番終わり、赤いライティングで突然始まる「Bad Communication」。メドレーか?…と思ったら、確か2番終わりでウルソに戻る斬新な構成…メドレーじゃなくてウルソサンドイッチでした…何故?
という実に無茶な構成なので、初日は戻りがふにゃっと、2日目は歌詞がふにゃっとしてました。そらそうだろう。

謎だ、謎であるなと思っていたら、次はもっとアレでした。
君の中で踊りたい」。
次のシングルに「2023」バージョンでラインナップしてたのは見てましたが…それにしてもなんで初日はこんなに「初夏のOFF THE LOCKまつり」なんだ…!
「I WANNA DANCE」とデカデカと文字が映し出される中、やたら轟音の「君の中で〜」が繰り広げられました。
ただ、この曲は二日間ともに「何が合っていて何が違っているのかわからない」くらいに、楽器隊が何をやってるかわかりませんでした(この文章がわかんねぇよ、と思われるかもしれませんが、本当にそのままの感想)。少なくとも原曲のダンスミュージック感は削って、バンドアレンジに全振りなんだろうなとは思いましたが、後半の曲なのに全パートの音が同じ音域に団子状態に聴こえて、稲葉さんのボーカルだけで聴いてた感ある。
なお、Cメロの謎英語ラップ部分は日本語に差し替えられていました。覚えてはいない。衣装に肩パッドは入ってませんでした。いませんでした…!

続く「IT'S SHOW TIME‼︎」。
ここまでの流れが、テンポとしてはゆるい方に属する曲ばかりだったので久々に動ける曲が来た!という印象。やはりこの曲の見どころはサビ後半からの松本さんの早弾き。最高。ただ、CGが初代プレステのゲームみたいな感じだったのは未だに意味というかコンセプトがわからない。

本編ラスト「兵、走る」。良き暴れ曲。これも定番となった「桜吹雪」が凄すぎて、最前列より前に設置されたカメラレーンが、上から見下ろすとお弁当の桜でんぶ状態だった。掃除が大変だろうな、と余計なことを思うなど。
あ、たしかこの終盤あたりのギターはコリーナVでした。

ENCでメンバーがツアーTシャツに着替えて登場する中、稲葉さんが登場すると、どよめきが起こる。
稲「あ!わかってくれました?」と、背中をカメラに向けると、前身ごろはSTARSツアーTシャツ、後ろは「気球」がいくつも飛んでいる写真がプリントされている。
佐賀はバルーンフェスティバルが行われたり、ミュージアムもあるくらいに気球が盛んだそう。それにちなんだ特別仕様。
実際、2日目に会場外でまったりしていたら気球が上がっていました。ラッキー!(人生で初めて見ました)

稲「SAGAアリーナ、どうですか?」と客席からの反応を聞いて、「いいみたいですね!関係者の皆さん、音、いいみたいですよ!」と声をかける。
稲「我々あまり普段、過去は振り返らないので」と言いながら、「Pleasureが5年‥はちょっと違うか、10年、15年というタイミングでやってきて、何かコンセプトとかテーマみたいなものを考えなきゃということで、振り返ってやっぱり思い出すのは太陽に照らされたみんなの笑顔だったり、歌っている姿だったりするんですよね。それが星みたいだなって。それで「STARS」と名づけました。…ほっ、本当の話なんですよ。キラキラしているなって。
そこから、作ってきた曲たちも星のようだし、これからのぼくたちが目指す先にある星、そんなことを考えました。」と、ツアータイトルであるSTARSに対する思いを語る。
「手拍子ばっかりやらせるみたいですけれど、これからみんな知らない曲をやりますので…私たちも知らないので(?)!手拍子してみてください」と、と先導して手拍子を始める。

次のシングルである「STARS」。
先に公開されたアー写やジャケ写のダークなイメージとはだいぶ違って、ミドルテンポのポップな曲。
…だと思ってたんですが、中盤、例えるならボヘミアンラプソディ/Queenの「ガリレオ」パートのように、急に曲調が変わる。こりゃプログレだな…ポップなプログレ…。そういう意味では「UNITE」に印象がほど近い。

We're all stars
Burning stars
Shining stars

と歌詞が表示される。
サビは「目も眩むSTARS 我らみなSTARS」とMC通りの歌詞。
そして松本さんの抱えてるギターが見たことないやつだったんですが…見た目はサドウスキーっぽい、赤にラメ入ってそうなボディカラーでした。ENC2曲ともこれ。あ、Hear N' Aid感はありませんでした(一部HR/HMマニアの方向け情報)。

ついにラスト「Pleasure2023」。
「あいつが」というよりは、コロナ禍を超えてふたたび会えたことをよろこぶ感じの歌詞だったかと。前々からこの曲は個人的にはパンクだと思っているので、締めにはちょうどいい。
爆発特効。

LIVE-GYMのテーマソングが流れる中、「最高のスタートを切れました!」と感謝を述べて深々とお辞儀。
「これをやるのも久しぶりですね…せーのっ!『オツカレー!』」
「気をつけて帰ってください!」と手を挙げて去っていかれました。

今回のメインギターは黒DCだったかと。OxBloodと思しきものも中盤に使ってました。
(色が照明で変わるのでわからん)
ただ、初日は黒DCの「エフェクタ踏んでない時」の音が小さすぎて埋もれまくってました。位置なのか…位置だったのか…?あれはちょっと痛かった。
また、今回は稲葉さんのVo.に、コーラスかディレイをかけていることが度々あったように思われます。
SAGAアリーナ自体はサイズも良かったのと、ステージサイドのような位置でも反響音がほぼ気にならなかったのは素晴らしかった。
2日目はPA卓の後ろ位置のスタンドだったので文句なし。ただ映像は残念ながらタイムラグがスタジアム公演並みにありました。

どこだったかは忘れましたが、銀テープ特効が復活していたり、パイロもばんばん上がっていたので、演出面はスタジアムになったらもっと壮大な感じになるかもしれませんね。
また、セトリは同行者さんのご発言でハッとしましたが、謎の90年代まつり!STARSつながりで星モチーフが多かったのはわかりましたが、予測不能な曲が多かったのは大変嬉しかったもんです。
お衣装あたりはTwitterでみなさん呟かれてたのでそちらをご参照くださいという投げっぱなしジャーマン。なんか稲葉さんはギラギラしたり、スケスケしたりしてました。松本さんはTHE金髪!稲葉さんの前髪が出来てたことはみなさんのツイートで知りました…なんでみんなわかるの…?

2日目の終演後、離れ難くアリーナ付近のベンチに座ってまったりしていたら、ナイスガイが銀テープを配ってくださいました。彼の方に幸あれ〜!

終演は19:30を切るくらいの感じだったかと思いますが、空がまだ明るかった。

バスの行き先表示も特別版。

そして、初日には確実になかった「パネル」がサイン入りでアリーナ通路に飾られていました。

ガチャは初日に3回しましたがなんと限定チャーム出た。こいつぁ景気がいいぜ。あとはアクスタね。こんな感じに使えたのは良かった。
ん?なんか左側のクレイさんの真ん中に怪しい線があるって?安心してください!接着してますよ!!(割った)

いやぁ、この他にも佐賀の美味しいおみせに沢山連れて行ってもらえて、ハズム会話にたくさん笑って、とても充実した日でした。

厚揚げの串焼きと魚(ぎょ)ロッケ※すり身、めちゃくちゃおいしかった。

さて、以下は私個人の感想&敗北からの立ち直り記です。
「結論楽しかったよ」という話ですが、ネガティブな感想を含みますのでご了承の上ご覧くだされ。

というわけで目一杯楽しんだ2日目と、絶望感に塗れた1日目という、真反対の感想を持った二日間となりました。

「は?セトリがこれまでのPleasureシリーズにない面白さだったりするのに?」とか、「稲葉さんも松本さんも絶好調だったじゃないですか」なんてお声も当然にあると思います。実際、稲葉さんは前ツアーのできごとなんか微塵も感じませんでした。お二方とも笑顔も多く。

初日の理由はというか、全体的にミスが相次いだことで失望と怒りとがないまぜになった気持ちになりました。
ミスはいつだってありますし、人間味を知れて微笑ましいことすらあるんですが、今回のように都度何かが(バンド以外の要因も含めて)起きてしまっていたのは…楽しみたい気持ちと、すぐに何か起きて首を傾げてしまう事態との調和が取れずに苦しい気持ちであった、というのが事実であります。中でも「もう一度キスしたかった」で、コード進行を恐らく素で間違え続けてしまった結果、稲葉さんが釣られてピッチがぶれる事態が起きていたときの落胆は…。
で、トドメに規制退場全然守らねぇ大群見たのもあって、初日の夜は「明日で私のB'z人生は一旦休憩ですな…GoodByeHolyDays…会えてよかった…」とまで思ってしまってました。

が、翌日になって楽しくB友さんと話しているうちに「あれ?これ楽しまないの勿体なくね?」と思い直したんですわ。
だって初日行くのはじめてだもの、初日ってこういうもんなんじゃない?
むしろいままでが「私にとっての完璧」過ぎたのでは??
あとマスクなし/大声の客が多い(上に2m先くらいにノーマスク咳き込みマン)のとかが私個人の感覚と違っているのも嫌な気持ちを後押しして、普段なら気にならんことが気になってしまったのでは?
そもそも前日までの仕事のあれこれとかで疲弊しまくってうまく眠れてねぇし、ワーストコンディションだったの間違いないな?
…と、考えた結果自分に催眠をかけました。
「なあ…ワイよ…たのしもうぜ…折角のSAGAを…!」

そしたら楽しかった。2日目楽しかった。
「あそこでいつもならあるはずのあの音がない!」とか、音響バランスがとか、そんなことばっかり気にしていて、エンタメとして吸収するのを忘れていました。
なんか息とめて見てたんでしょね、初日。2日目になったら呼吸できた感じ。だもんで、特に後半ブロックの速い曲は遠慮なく頭振りました。
もちろん、自分の好きなグルーヴ感とか、ライブならではのケミストリーとかがあれば大変に嬉しいですが、そこを求めすぎるのは違うよなぁと、反省したものです。脳内BGMは「求めすぎてる?僕」(及川光博)。直前までフェスの配信でビッグバンドが自由に演奏するのを見てて、そういうマインドになってたってのもあったかもなぁ。

そんなわけで、教訓を得ました。「ぼっち参加もいいけど、ほどほどにな!」

帰りはお二人もかつて立ち寄って召し上がったという中央軒さんのかしわうどんをいただきに、鳥栖駅に寄りました。
暑い日に風が吹き抜ける中で食べたのは、なんだか白昼夢みたいなふしぎな高揚感があって最高だった。

ちなみに元々本ツアーはこの2本だけのつもりでしたので、以降はとりあえずチケット取ってません。他のイベントとかぶらなければスタジアムを検討しようかな、といったところです。

まだまだ予断を許さない日が続きますが、メンバー、スタッフさん、そしてみなさんにも何事もなく無事にツアー完走しますように。