オモウトコロ

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B'z LIVE-GYM Pleasure2023 -STARS- at 日産スタジアム(9.3)

公演1週間くらい前にサクッと取ったチケで参加したSTARSスタジアム公演。SAGAアリーナ以来の参加でした。そんなわけでアリーナ公演との相違点などを中心にサクッとレポというか記憶の整理でございます。サクッとしてますが当然ネタバレしてますのでお気をつけを。

・席は2階席上段という、チケット取ったタイミングからして「でしょうね」という席。ただ、屋根があること、全体が見渡せることや、稲葉さんがほぼ確実に「後ろの方も聴こえていますか」と、「私たち」に向かって言ってくれるチャンスをモノにできるので決して悪くもない。
さらにこの日は隣が来なくてラッキー/歌下手熱唱迷惑系バ…がいなかったのでなおのこと最高だった。
階下を望むと、ところどころ蛍光黄緑の点が見えて「あれ?アリーナエリアの境目かな?」と一瞬本気で思った。(正解は「ビーパ限定Tシャツを着た人」)

・セットは屋根部分にビルの街並み+STARSロゴ。案の定光ったし、なんなら燃え上がった。どの曲かは忘れたが、稲葉さんが燃え上がるロゴを指差していたのは覚えている。

・オープニング、中央のビジョンに35周年ロゴが映し出される。「35」の数字が少しずつカウントダウン。
「MARS」インストバージョンが流れる中、それこそ「MARS」のジャケ写をはじめ、それぞれの年代のモチーフやアイコン的なものが出てくるムービー。松ちゃん板付きしてなかったように見えたので、ギターは重ねて弾いてはいない、とみた。なお、7thのロゴからDon't Leave Meのジャケ写の青いトラックが映し出されたのは見逃さなかった。

・ふたりともサラッと現れて(よく見てなかったけど松ちゃん中央、稲葉さん上手付近にいた)、1曲目がレーザービッカビカからの「LOVE PHANTOM」。実にスタジアムらしい。ただ、正直3曲目までは全然音が定まってなくて隣の家から漏れてくる音楽、みたいなボワボワ具合だった。それすらもスタジアムらしさ。衣装はビジョンですらよく見えなかったのでわからないけど、稲葉さんは林家(ペーorパー)系統だということ、松本さんはなんか赤地に黒く炎が燃え上がってるようなベスト着用ということはわかった。

・「ジャケットを脱ぐ」稲葉さんだったが、脱いでも長袖だった。日は陰ってきたもののこの暑さで…どうして…。「FIREBALL」、ギターも例のペイントギター。
残念ながら先述のとおりの音響だったので堪能はしきれなかったが、よもやスタジアムで選曲されるとは。あ!「Very Loose Yeah!」聴き忘れた!!!!

・これまでのPleasureツアー思い出ムービーと共に流れる「RUN」、まだ3曲目なのに花道を爆走していて流石だな、と。上から眺めるとその走る速さが際立って見える。アウトロは原曲準拠。

・「B'zのLIVE-GYMへようこそ」のくだりはアリーナ同様「B'zの発音を間違える」パターン。松本さんが正しい発音へ導くが、助詞を変えて粘る稲葉さん。「B'zが」「を」「は」と変えまくったあとで松本さんが放った「B'zへ」はシュールで良かった。稲葉さんは近年定番のピースサインを高く掲げて無事にご挨拶。

・「星降る夜に騒ごう」は手をパーにして上下に手振りする振り付けが定番化していた。裏拍なのと、会場が広すぎてこちらまではその振り付けが浸透せず、わたしだけみんなと真逆に手を上げ続ける変な人と化してしまったが、曲としてもポップで楽しいので、このままライブの定番化してもよいのかもしれない。アウトロの「HEY!×4」、原曲にはないギターソロ前の「1,2,3,4!」の楽しさもいい。
「♪きらめく"日産スタジアム"貸切で」。

・稲葉さんによる無言振り付け練習からの「恋心」。練習でパパパン!と会場からも拍手が沸き起こると、手でハートマークを作って胸にあて、染み入るかのような表情をしていた。
「♪何かな?」でサポメンがストップモーション
になるのは変わらず。稲葉さんが止まり続けるメンバーに賛辞を送る。カメラに抜かれて顔が大写しになったDr.青山さんが黒目を顔の中心に寄せると「素晴らしい!」と発する稲葉さん。
で、一体これは何なんだ…という雰囲気から「何かな?」と動ける松本さんに問うと、松本さんは両手を広げて「何だろうな?」とアクションを取る。ギターはピンクちゃんだったかな。

・静かに青く照らされたステージにオルガンの音が響いて、スローな「イチブトゼンブ」。稲葉さんの尋常ならざる声の響きを1コーラス堪能してから通常アレンジへ。最後の「そ、れ、だ、け、で、いいのに」は1音ずつキメを入れながら。♪圧倒的な手触り〜は2階席からでもよくわかるような指の動きっぷりだった。

・Ba.清さんによるオラオラ系ベースソロを経て「NATIVE DANCE」。テルミンで「あ〜い〜あ〜い〜」を繰り出すKey.川村さんも大写しに。今更だが「ギターソロ、ライブ映えるよね〜」と思いながら。また、♪あーいーあーい…の振り付けをする松本さんの貴重なお姿、プライスレス。くるくる回ったり、相変わらず花道を走ったりと稲葉さんは動く動く。

・「月見」、草原にまんまるい月が出るムービーは変わらず。個人的には特に好みではない曲だけど、何故かこれまでのB'zファン人生を振り返るような心境になってひどく沁みた。いつだったか、スタジアムの席から本当に月が見えたんだよな、とか。
ちなみにこの日、月や星は見えなかったけれど、どうもドローンと思しきものは空高く浮遊していた。

・アリーナ同様、マイクなしで生声をこちらの2階席まで問題なくお届けいただいて(多少客席とのコールアンドレスポンスを経て)からの「Calling」。アウトロ短め。ラスト、赤いブラッディセルが散らばるようなグラフィックで、SuperLoveSongのMVを思い出すなど。

・おもむろに客席に拍手を促して「太陽のKomachi Angel」。佐賀で盛大にやらかしていた(「angel」と「Yeah!Yeah!」のタイミングが逆になってた)「合いの手テロップ」はなくなっていた。イントロ前と後で同様に「ぱぱん!ぱんぱんぱん!」の手拍子。

・同様に佐賀で謎の演出と化してしまっていた、アニメ絵のB'zがビジョンに大写しになった「レディナビ」、謎は謎のまま、プラスしてセットの後ろに顔半分バボットが出ていた。
この距離だとビジョンに写っていないと全く視覚要素がなくて詰みがちなので、できればただずっとアニメ絵で固定するのは特に利がないのでおやめいただきたかった。「♪N-A-V-I」から始まるのはアガるので今後も継続してほしい。あとアウトロのギターが不意打ち的に良い。

・暗転したステージに過去の映像が流れ出す。イジカムで肩を小刻みに揺らし踊る若かりし稲葉さんから、覚えているだけでも「Shower」
「Survive」「C'mon」「マジェスティック(5ERAS足湯)」「夢のような日々」
「THE CIRCLE」「HOME(自宅スタジオ中継)」「Thinking Of You(5ERAS)」などの絶妙なアルバムのミディアムテンポの曲のMVたちが、かつてのCDTVのランキングくらいの速さで流れた。あの懐かしのミニ番組「N.O」でしか捕獲できなかった数々のショートムービーたちよ…頼む、高画質で素材をくれ。
「夢のような日々」を見て、ああBrotherhoodツアーをこの"横浜国際総合競技場"で観たんだよな、とか、「THE CIRCLE」を聴いてCORツアーは痺れたなとか、この日たまたま着ていったジミヘンTシャツが「HOME」映像の中の稲葉さんちの絵画が元ネタだったので心の中でニヤニヤしたり…。
夜の風が吹き抜けるスタジアムで、マスクの中で声を出さずに懐かしの歌を口ずさむ、非日常の静かでとても染み入る贅沢な時間だった。

・ムービーが終わり、明転、カメラがステージに出来上がったバーカウンターのようなセットの絵に切り替わる。
「風が…気持ちいい!」とカウンターの椅子に座りながら言う稲葉さん。
立とうとした客席に向かって、「座っててください、座っててください!」と慌てた様子で座らせる。マイクスタンドを自ら持ち出して「
はい、まだ声聞いてないですからね」と、アコギを抱えて座っている松本さんの前に移動させる献身っぷり。
その松本さんの前に置いてあったウイスキー「Waltz In Blue」を指して話題を振る稲葉さんに「よく振ってくれました!」と言いながらボトルを手に取る松本さん。「ボクのシグネチャウイスキー!」
稲「人気なんでしょ?」
松「ちょっとね♪」(嬉しそうな声で)
稲「私は水※で(※ツアーグッズ)」と言いながら、ぷはーと一口。

稲「色々置いてくれてるんですよ、過去のグッズとか。」
稲「これ、わたし昨日壊したんですが、トレーラー…その当時までのシングルが入ってるっていう。」と、さらりと告白しながら、例のトレーラー(シングルコレクション)の荷台部分に手をかけて「ここが…開くんで…」と、椅子から立ち上がり、力をこめて開けようとする。
カウンターに置いたマイクがあわや転がり落ちそうなその瞬間、「バガン!」と音を立てて…完全に荷台のウイングの部分が取れる。
稲「開きました…」。と、シングル盤が並ぶ荷台を紹介する手振り。
稲「持ってる人います?」と客席に振ったりという、一見和やかなくだりだったけれど、あの荷台はバガンと音を立てて開けるような代物には見えなかったのだが黙っていることにしよう。

稲「このTシャツすごいでしょ?過去のPleasureツアーのを縫い合わせてくれました!」と、着ているTシャツを引っ張って見せる。BUZZ!!やエンサマ、JAP THE RIPPERなどのツアーTシャツが貼り合わさっていた。

35周年ということで、あまりやったことがない曲を、という振りから、まさかの「BIG」。
あー、関ジャムの特集はもしかしてフリだったのか…とか思いつつ。
1番の「勢いだけでもう『35年』」から歌詞を変えてくる。2番はほぼ変えてきてた(また俺やらかしちゃった系)がほぼ覚えてない。同意を求めるように「ねぇ、松ちゃん」みたいに振ってたセリフがあったはず。また、「チキショウ」を松本さんが言い放ってたかと。
稲葉さんが30代当時だったCDの音源よりも、夜のスタジアムに響くこの日の歌声のほうが、喉の鳴り方半端なくって、改めてすごいもん見せられてるな、と感嘆した。
松本さんのアコギのみ→途中からオルガン→バンドとサウンドが変わっていき、最後は稲葉さんによるブルースハープ大会へ。

・たしかサポートメンバー紹介をそのまま、稲葉さんからの名前コールのみで行っていたかと。川村さんは投げキッスにいそしんでいた。最後に「MR.TAK!MATSUMOTO!!」とコールした時には、いつの間にか松本さんがゼブラ柄のヤマハMG-MIIIを抱えていて、ビジョンを2度見した。まさか…「恋心」のときに出てきたシマウマのパペットの伏線をここで…?とか考えていたら
「JAP THE RIPPER」
ぐおおおおおお…ありがとう世界…!
CDより重めのアレンジ、テンポも僅かにダウンしてたようにも感じた。ラストの「JAP THE RIPPER」で拳を挙げられるよろこびは十分にあった。なぜこれまでライブ定番曲化しなかったのだろう。ただ、2階席という「ふんわりゾーン」の客席の反応的には正直いまいちに見えた。(単純に曲調の問題もあるとは思う)
この曲ばかりはしっかり稲葉・松本ご両名のプレイをもっと近くで見たかった。近年ではあまりないシャウトの仕方(アキャキャ系)を、あえて過去をコピーするかのようにしていたようにも見えた。
ゼブラMG-M、見た瞬間「面白いけどさて音はどうかな」と思ったけれど、バキっとした感じはあるものの意外と馴染んでいてた。確かこの曲だったと思うが、ギターソロ前に稲葉さんが松本さんにダル絡みして肘で跳ね除けられる「お決まり」があったかと。「これこれ〜!こうでなくっちゃ!」的な瞬間でもあった。選曲のきっかけになったであろうTreasure Landに感謝したい。

・MC。元々は「みんなで歌いたい」という意図で作ったものの、中々そうはならず、しかしようやく歌える世の中になったと喜びを伝えての「YES YES YES 」。
イントロをゴスペルともオペラとも聴こえるように歌ったあと、稲葉さんはタンバリンを手に、なんとスタジアムのアリーナに降りてダッシュし始める。馬鹿な。まだコンサートは中盤のパートのはずだ。しかし、明らかそこそこのスピードで走り歌う還暦間近のシンガーがそこにいた。おお、知ってたつもりだけれども、こいつぁなかなかクレイジー。誰か止めなかったのか。いや、そうだった、この人は無茶をする人だった。ただ、これ普通はキラキラと電装した山車(だし)に乗ってファンサする距離のやつだ。気がしれない。夜とはいえ真夏の夜、気温高いんだぞ。

稲葉さんはそんなこちらの半ヒキ半笑い状態を知ってか知らずか、箇所箇所でわざと客席に近づき止まり、サビを歌ってはまた走るを繰り返していた。もういっそ、ロボであるとか、新しい3D技術だとか、逃走中のハンターなのだと言ってほしい。
合いの手の♪そうだそうだそうだ!を言っていたであろうステージのことも忘れて、駆け抜けるその姿をただ目で追っていたところ、ビジョンに背の高い男性の後ろ姿が突然映し出される。マジかおい警備しっかりしろ!!と思ったその刹那、がっしりと稲葉さんとその男性が肩を組みにっこりカメラにアピールしていた。突然の男前ツーショットにどよめくスタジアム。

お、おお…すごい!!!
これは…なにか有名そうな人だ!!!
…なんか凄そうな誰かだ!!
…なんとなくしか…見えねえ…
…誰なんだ!!!

とりあえず会場が盛り上がっているので、さもわかったふりをして拍手を送りながら見ていると、あっという間に稲葉さんはステージに上がる階段を登っていた。勢いそのまま、松本さんの背後から首に腕を回し抱きついて見事感動のゴール!!!サライ〜の空へ〜♪

「有名そうな人」は、やはりわたしの周囲の方々もよくわからなかったらしく、「誰?よくわからんのに盛り上がっちゃった」とおっしゃってたので心の中で、私だけじゃなかった…と安堵した。正解は俳優の桐谷健太さんだったとのこと。…で、なんで?

ステージでは稲葉さんがカメラアピールしながら手に持っていたタンバリンを投げ…るふりをすると、タンバリンが空高く舞い上がり、無事に落ちてくる…ムービーが大業な感じでバァンと流れる。
タンバリンをキャッチしたふり(ずっとただ持ってた)をした稲葉さんは、そのままタンバリンを頭から首を通してかけてドヤ顔エンド。

ついこないだ、リアムギャラガーがタンバリンを口に咥え続けるのを見たばかりだったので、次はタンバリンに生まれ変わってミュージシャンに遊ばれるようになりたい。あとタンバリンが入る頭って、かなり小さくない?

・アリーナツアーにおいては、「ちょいと今『地球が生まれる瞬間』をみんなで目撃しようや」くらい壮大な感じのムービーでリアクションに困った「愛のままに〜」、方向性が若干変わっていた。夜空にSTARSのロゴが生まれちゃうぞ☆→B'zの軌跡の感動方面に。
Cメロ「♪つないだ手ならー」で、歌うのをやめて客席からのシンガロングを煽るのはアリーナツアー同様。

・アリーナツアーでも謎だった「ウルソの中盤からバッコミやってウルソCメロに戻る、ウルソバッコミのサンド状態」は変わらずだった。青のウルソ、赤のバッコミ。多少座り込むようなスタイルで歌う場面もあったが、演出の範囲。

・IT'S SHOW TIME!!は「ライブ映え曲選手権」で好成績間違いなしのハネ曲。サビの早弾きギターだけで世の中が幸せになる。というかギター全般がキャッチーで好き。スタジオ盤では感じられない圧がある。ただ、とても言いづらいし伝わりづらいが、初期プレステの名作かな?みたいな、キューブ状CGのエフェクトは何なのだろう。

・I WANNA DANCEと字幕が出る「君の中で踊りたい2023」、音が喧嘩しまくってた佐賀よりだいぶ何やっているかわかるようになった。音源聞いたからかもしれないけれど。Cメロの日本語版歌詞は案の定覚えていない。「醒めない」という言葉だけ何故か覚えてる。確かこの曲のイントロで銀テープ特効。スルーザナーィ!アイゥワーナーダンス!デーデッ!

・「横浜、まだいけますか!」と客席に呼びかけて「兵、走る」。アリーナツアーでは舞っていた花吹雪はビジョンの中のエフェクトだけに。締めくくりには非常にマッチする曲。というか現実、前曲とこの曲だけが比較的速さのある曲だったので急いで小暴れしておいた。最後に花火がいくつか上がって私の夏が始まって、終わった。

・と、ここまでで私は翌日のことを考えて退場。アンコールはスタジアムの外周で「STARS」と「Pleasure2023(仮)」、花火的なものがバァン!と炸裂する音を、入場前には買う気がなかったピザポテトと公式水を買いながら聞いた。ピザポテトを食べるのは初めてだ。
MCでは雨が降らなかった奇跡について話されていたとのこと、いやぁお見事、本当驚いた。

〈その他〉
・どこかでGt.YTさんが尖りまくったギターでハモリとはまた違う境地を見せながら松本さんとセンターでぶつかり合っていた。

・松本さんMCは佐賀同様、88年のデビューから35年経ってもスタジアムツアーやれるとは夢にも思ってなかったこと、応援への感謝の意、今後も製作とツアーを繰り返しやっていきたいという内容。ほんにありがてぇ…。「今日の横浜のみなさんはどうですか」と稲葉さんにふられて「ウルトラマジェスティック」という、カタカナの極みみたいなことを発されていた。

・雨予報だったにも関わらず、なんと大半が曇り空というベストに近い天候だった。それでも案の定新横浜駅から徒歩るだけでそれなりに汗が出る気温。
また、松本さんの尻尾みたいなバンダナはもとより、稲葉さんのシャツまで捲れ上がってたほどの風の強さであったけれども、かつてあったような「もはや風で流れてMC何も聞こえずわからん」といったような悲劇にはならずにすんだ。音響技術はすごい進化を遂げているようだ。
ただ、まず「絶対降る」とは思って疑わなかった我が身を反省したい。天気予報も前日までは公演時間ドンピシャで雨予報だったのに。背中のタトゥーを入れたあとに、かの方を「龍神様」と呼び続けた結果、コンサートに行く度に野外で雨公演ばかりだったあの頃(例:Brotherhood横国、Juice千葉マリン)の名残でもある。終演後にはどしゃっと降ったけども、なんか保ったの…すごいね。

・日替わりなので「夜にふられても」が外れてしまうのは仕方ない(けど日替わりは勿体ないなぁ)が、まさかアリーナ公演セトリから「GUITER KIDS RHAPSODY」が外れてしまうとは…。ホールドオン!チャンス、欲しかったなぁ。

・個人的なこととしては、開演前から旧来のB友さんと過ごした時間がプライスレス過ぎた。入場前にも無理を言って遠方からのB友さんとハイタッチしたりして(しかもリストバンドをお譲りいただいた。神か。)とかく完璧に盛り上がった状態での入場になった。

恐らくこれまでの人生で600本ほどはライブ/コンサートというものに足を運んでいる(無印のL版フォトアルバム300枚入りに過去のチケットを挟んでいて、それが2冊/なおB'zは毎ツアー1〜4本程度)けれど、ここまで我が人生にゴリゴリに絡んでいるのはB'zくらいだ。
松ちゃんのMCのとおりなら、この後の人生も、日常がたとえ苦しみの中であったとしても、楽しみが途切れずにあるはずだと信じて生きてゆける気がする。
35年の月日の中で、自分はSurviveツアーから25年分だけを見ることができているけれど、それこそ「ピザポテトを生涯ではじめて手に取る」ような小さなことから、ハワイにライブを観に行くという大きな経験まで、そしてその25年もの間、私に優しく接してくれるB友さんたちがいるという、あらゆることの中心にB'zがいてくれると考えるとここまで活動してくれていることに感謝しかない。
居なかったとしたら、どんな人生だったのだろうか。考えるだけでもおそろしい。そもそもこんなに音楽を聴く人生になっていなかった可能性すらある。出会いと、続けてくれることに改めて感謝したい。

今回のツアーは福井・沖縄公演の中止という、これまでにはなかった苦難が襲うものであったし、稲葉さんの二度目の罹患という荒波がファンである我々の心をざわつかせてしまう事態になったけれども、彼らであればそれらをどこかですぐに上回るような幸福を与えてくれると信じている。
…というような真面目な感じで終わるのはとても性に合わないのでどうでもいいことを書くけれども、帰り道すがら、B友さんに会うためだけに新横浜にやってきた(非B'zファン)我が師匠が、何故かW-NAOのアルバムを連続再生し続けるという新しいタイプの嫌がらせを繰り出してきたので、やらなかった「HURRY UP!」をさも聴いたような気になった。♪彼女はCryin!