オモウトコロ

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LIVE FRIENDSのネタバレを含むよ。全然話違うけど。

みなさま、いい冬をお過ごしでしょうか。月末・年末の金曜日に配信されたLIVE FRIENDSは、急に激重案件がやってきてバッチリ残業でしたもんでね、帰宅時に電車の中で「君が欲しがっていた椅子」ではなくパソコンを抱えながら、ちょいと見をしただけなので、しっかりと見ておりません。
その「ながら見」の中でうっかりと、しかししっかりと踏んでしまった地雷、そう「演奏されていたレア曲」についてじっくりと味わいたい、そんなエントリです。
あ、すっかりこちらでは言い忘れてますが、当然リアルライブのチケットは外れております。にんにん。

さて、時は来た。JOYの時代や。
LIVE FRIENDSが開催されると聞いたときから気になっていました。
「さて、FRIENDSシリーズ他には何の曲を演奏するんだろう」と。
曲調のことを慮ると、真っ先に出てきた候補が「JOY」でした。
で、どまんなか大正解だったっていう。嬉しいような、鬼クソ悔しくて家じゅうのハンカチを噛んで引き延ばして「キーッ!!!」っと言いたいような。同様に想像していた「東京」もやられていたら我が家の何かしらを破壊していたと思うので、家財はいったん守られました。危ないところでした。

で、なんで鬼クソ悔しいかと言うと、ただただ超名曲だからですよね。リリースは前年のRUNでスイッチが入ったHR路線から一転、デジタル音満載の、今かんがえても少々お気がお狂いでらっしゃるロンゲストタイトル「愛まま」の2ndbeatなわけですが、その「愛まま」と同じくデジタルトラック多めでオリエンタルなフレーズが入っていながら、B’zとしては個人的に少々異質に感じるんですよね。当時はファンではなかったため、資料もないので曲ができた経緯とか背景は不明ですけれども、これだけアレンジャーとマスタリングしている人が違うんじゃないかなっていうくらい(実際は明石さんと寺島さんなのでそれまでと同じBUMチーム)。1曲の中で空間の広さがちょくちょく変わる。星空の下にも、主人公が独り言ちている閉じた部屋の中のようにも、夢想する広い空間にも聴こえてくる。うっかり見てしまったLIVE FRIENDSでは客を立たせていましたが、個人的には座って頭抱えながら聴きたい曲(しかしアウトロでエアギター)であります。立ったら崩れるしかない。

まぁそもそもロマンティスト日本代表・松本孝弘様の魅力詰まりすぎですよ。
イントロからしっかり「オリエンタルなフレーズとともにぎゃんぎゃん鳴ってるハードなギター」があるのに、Aメロ・サビで(よく考えたらBメロないのねこの曲)は引っ込んでカッティングメインになり、ムーディーな気分に。ギターソロは美しく甘く、Cメロはシンプルに。んでもってあの何億回でもいけるアウトロですよ。Cメロの音数の少なさ~大サビ~アウトロのぎゃんぎゃんっぷり~最後のカッティングの緩急の流れがもう最高じゃないですか。その緩急に合わせたのか、逆にあとで合わせたのかはわかりませんが、ただただ「自分のものではない誰かのものである『あなた』」への想いをつづる詞世界が静かに、でも重さや切なさをさらに演出しているっていうね。2サビ、よくよくエグイ心情よね。うん、えぐみ。
カセットだとTV Style(ボーカルレス)なので、稲葉さんの低音のCho.が聴けたりもするのがいい。ムフフ。

さてそんな「JOY」にはB'zThe”Mixture”にミックス違いが存在しているのもいいよ、いい。原曲が比較的穏やかに聞こえるほどMixture版はゴージャス。
そもそも年代が違う(オリジナル:1993年・Mixture2000年)ので、リマスタリングかけた後者の音圧とかが圧倒的に違うのもあるんですが、それでもMixture版はかなり派手なアレンジになっている。

Mixture版はオリジナルと比べて

・ベースや生ドラム前め生かし気味
・サビのギターがカッティングの方が前面になっている
・サビの最後の「JOY」というコーラスのリフレイン(JOY…JOY…JOY…)が消えている
・サビの稲葉さんの低音ハモリChoが薄くなっていて女声コーラス(大黒の摩季ねえさん)が少し強い
・ギターソロのバッキングトラックのお強いバス音増~Cメロも同様
・ギターソロにディレイがかかってる
・アウトロ最後のシンバルがお強い

というわけで、生っぽさが強調されているかと。全体的にアタックが強かったり、キラキラで鳴り物がお強い感じっすかね。Mixture大好きなので、聴きなれているのはMixture版ですが、アウトロついては実はどちらかというとオリジナル版の方がフレットをこするような音が聴こえて荒っぽくて好きだったりします。

そんなわけで思い立って急遽朝から死ぬほど2パターン(カセット入れると3パターン)のJOYを聞きまくりました。多分「今日と言う日にJOYを聞いた回数」では日本一になっていたと思います。なお、それで全然飽きないどころか、すんげぇ楽しかったです。本当は1トラックずつどうなっているのかを知りたいなぁ。

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