オモウトコロ

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B'z SHOWCASE 2020 5ERAS 8820:FC特典インタビューに出てきたバンドエピソード

いやー楽しかったですね、アンコール配信。
御多分に洩れず、案の定最後の3連休で追われるようにして観てましたが、まさか前回より高画質・高音質になるとは想像しておりませんでしたので、大変にありがたかったです。

高音質になったことで色々わかったこともあったりしたんですが、とりあえずわかりやすく増量されてたFC会員向けインタビューについて。まさかあんなに増量するとは思ってませんでしたけど…。なんちゅうサービス精神じゃ…!
増量された中でも、多かった話題が「外タレ」、つまり海外のバンドの話題だったかと。バンドのことを視聴者側が知らない場合に「伝わり辛い」と判断されたために、初回配信時にカットの憂き目にあったのではないかと推察しますが、メタラーにはなかなか興味深い名前が列挙されてましたので、つらつらとそこだけフォーカスしてみました。 

 Day2
・TESTAMENT

ニューオリンズでのLiar!Liar! PV撮影時のエピソード。
体のデッカいボーカルがいて・超うるさい音を出すバンドだと思っていたたければ、ほぼ間違いないです!
稲葉さんが「ジャズの街であるニューオリンズで、スラッシュメタルバンドのテスタメント」を観たという、ちょいと意外な感じ。それで松本さんのあの「え?ニューオリンズで?」というリアクションになったかと。

ベイエリアクランチ(スラッシュメタルのムーブメント)のバンドについて言及されたの初めてじゃないかな。うふふ、嬉しい。
稲「耳が破裂するかと思った。爆音過ぎて。」「めちゃくちゃファンってわけじゃなかったけど。音はすごかった、という思い出。」


Testament live | Rockpalast | 2019 

Day3
MR.BIG

ギリギリChop(Ver.51)でのBa.ビリー・シーン、Dr.パット・トーピーとの共演、サポートメンバーとしてビリーの加入(GREENツアー)、TMGとしてVo.エリック・マーティンが参加、と馴染み深い/ご存知MR.BIGなんで、今更説明ってのもなんですけれども。
「もうかりまっか」でおもちゃの銃を使用するきっかけとして、松本さんは「もともとはMR.BIGがドリルとか使ってたじゃない?それでなんか、同じ原理だからおもちゃの拳銃でも出んじゃないかっていうそんな話だったと思うんだけどね。」というコメントされてましたが、元ネタはサブタイトルの「エレクトリック・ドリル・ソング」が示すとおりこの曲です。そうね、裸足の女神的なことですね。ドリルはマキタに限る。
この時のギタリストは、その昔KinKiKidsの番組(LOVELOVEあいしてる)にも出ていた北風一郎 こと ポール・ギルバート。


Mr. Big - Daddy, Brother, Lover, Little Boy [The Electric Drill Song] (MV)

・Eddie Van Halen

ご存知、ヴァンヘイレンのギタリスト。エディの自宅に2人で行かれた!しかも5150スタジオもッ!自宅訪問の際に間違えて裏庭から入っちゃったB'zを、ゴルフカートでギター抱えて迎えに来るエディは、きっとあのいつもの笑顔だったことでしょう。

そして稲葉さんがL.Aで観た公演で、「EVH」のアンプヘッドのロゴが映るスクリーンを見て「なんでか分からないけど」「号泣」したというエピソードも中々のエモさ。
ボーカルであるデイヴ・リー・ロスが一度脱退→後年復活した公演の事を指しています。ちなみに稲葉さんが見に行った会場のステイプルズ・センターはグラミー賞の授賞式会場でもあります。 

 

・ALCATRAZZ

マイケルシェンカーグループ、レインボーのボーカルも務めたグラハム・ボネットのバンド。…まぁ…ついこないだ「グラハム以外全員脱退」して分裂しましたけどね…うん。

松本さんが、サンフランシスコに行くと(マフィアのアル・カポネが収監されていたことを想うと)「ロマンティック」という理由で好きだ仰っていた「アルカトラズ島」。

Brotherhoodツアー時のメンバーと「サンフランシスコで親睦を深める会」で行った時のエピソードとして、稲葉さんが「『アルカトラス(島)』行くからやっぱり『ALCATRAZZ』を聴こう!って(笑)車の中でかけて(笑)グラハム・ボネットの。『HIROSHIMA MON AMOR』(広島モナムール)とか聴いてました」。

そのまんまのバンド名なので、ダジャレ的に思いついて聴くことにしたということですね。わかりみしかない。
曲自体はタイトル通り、いたって真面目な曲で、彼らの代表作です。当時のギタリストはイングウェイ・貴族・マルムスティーン。

なお、稲葉さんは「アルカトラ『ス』」派で、字幕は『ズ』でした。バンド名の方は「ス」のはずです。以上、濁点情報でした。


ALCATRAZZ【HIROSHIMA MON AMOUR】Graham_Bonnet

 

Day4
・SteivieSalas/BrianTichy/RichieKotzen
ティービーとのエピソードで、お家に行って稲葉さんが「気絶した」(※飲み過ぎで)話の流れで。スティービーとブライアンがルームメイトだったというのはどこかでも聞いたことある気がしますが、そこにMR.BIGの(2代目)ギタリストであったリッチー・コッツェンがいたということで。でも松本さんも覚えてなかったっていう。
みんなで行ったという(The)BakedPotetoはいわゆるライブハウス。

Day5
・LinkinPark
東日本大震災支援:Music for Reliefイベントについて。
特にコミュニケーションを取ったというマイク・シノダ、チェスター・ベニントンの事を「とってもね、二人とも思慮深いというか、やさしくて、思いやりがある人たち。彼らなりに『自分達のできる事を』という姿勢がすごく。チェスターさんもね、すごく…亡くなっちゃったからすごいショックなんだけれども。一緒にああいう事ができたのはB’zというバンドにとっては財産というか、貴重な経験です。」と、稲葉さん。

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(写真はチェスターが亡くなった後のサマソニ メモリアルブース。)

 

RATT

松本さんがLOUDNESSから招待を受けてMORC(モンターズオブロッククルーズ)という海外の船上フェスに行った時のエピソードで出てきました。いわゆるL.Aメタル。

松「乗ったらすぐに、『シークレットだけどスペシャルゲストが始まります』って(中略)行ったらRATTで。」稲「おー。」


RATT - Round And Round (Official Music Video)

※なお、海外のバンドは撮影可な事の方が多いので、実際に松ちゃんが観た公演もYOUTUBEには上がってました。

松「MR.BIGも出ていたので、Ericとか、Billyさんとか、Patとお会いしましたよ」とも。

なお、FC会報112号に松本さんご自身による!写真付き日記でこの時のMORCの詳細が読めますが、今読み返してもめちゃくちゃ面白い。各バンドへの忖度なし!感想が素直!

他にはAEROSIMTHの話も出てましたが、あまりにも有名バンドなので割愛。
Steve Vai先生がHollywood'sRockWalkのハンド・プリント(手形)を指6本にした話も「先生らしさ」が出てたよいエピ。

あとは、B'zベーシストメンバーオーディションに、Dokkenのジェフ・ピルソンが参加していたというのも初出し情報だったんじゃないかと思っています。
ジェフがDokkenを離れたのは2001年のようなので(Wikipedia情報)、B'zのサポートはビリーかジェフかだったのかもしれない…と考えると、おお、なんかすごい。

なお、HINOTORIツアーまでサポートメンバーだったバリーさんは、ジェフの後任としてDokkenのサポートメンバーとして活動していたので、これもなんだか奇妙な縁のあるお話でした。


DOKKEN - "Burning Like A Flame" (Official Video)

 

というわけでこの話題だけでも盛り盛りボリュームのインタビュー、本当に楽しませてもらいました。Bさんの30年余りの歴史の中でも、実はあまりこういった「外タレ交遊録」的なものは今までそんなには伺い知れていなかったので、余計に。
そしてもう今は会うことのできない、パット、エディ、チェスターとのエピソードを聞けたことも大変貴重でした。どうか安らかであってほしい。

とかく、今回のインタビュアーさんが、話の内容もさることながら、フリ・事前調査力・お二人の話の引きだし方(答えは多分知っているけれども知らない体で聞く力)と全ての方向でとにかく最高だったので、今後も大事なインタビューはこの方でありますように。そしてあの方にとってイイことありますように。