オモウトコロ

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Grammy Museum-Tak Matsumoto&Daniel Hoインタビュー

DanielHoさんのインスタ投稿を、TwitterでフォロワーさんがRTしておられたので気がついた!という感じで、Bさんのオフィシャルではノーアナウンスでしたが、ダニエルさんと松本さんのコラボ時のインタビュー&ミニライブ動画が有料公開されていました。

…「た」、と過去形なのは、なんともう終わってしまっていたから。ダニエルさんのインスタの投稿をよくよく読むに、たぶん5月のマンスリー特集扱いだったんでしょうねぇ…。

というわけで、感想して書きかけだったものを、ちょっとレポ然として上げることにします。

 中身はインタビューたっぷり35分!ライブは2曲(LiaとMagokoro)で10分の合計45分。月額日本円で315円。ただし、インタビュー自体はほぼ全編英語。

という訳で以下は私のヒアリングに基づく和訳なので違ってる可能性全然ありまーす!超あり得まーす!なるべく聞き取った原文つけまーす!ので各自ご判断くだちい。ただ、勉強がてらに、と英文で大まか書き起こしていたのはあの時のわたしグッジョブなのでアイス食べまーす!

なお、当時の雰囲気はタクダニYouTubeで過去に触りだけあったこの動画でご覧になれます。

 

youtu.be

観客が入っている、かつ「笑顔の化身」とも言える程にこやかなダニエルさんのおかげもあり、硬いインタビューではなく、全体的にほのぼのとした雰囲気。海外のTVショーみたい。

インタビュアーさんも、当時30周年を迎えようとしていたB'zについても映像を見たりしたそうで、ちゃんと知った上で色々聞いてくれています。 

まず、なぜ音楽性の異なる2人が邂逅したかという話が中心に。「ダニエルさんの音楽をどんな風に捉えてますか?」という質問に対して、松本さんは「美しいメロディーにスラックギター、ウクレレのプレイが素晴らしい。」とダニエルさんを称賛。一方、このコラボ前にTakの事をどれくらい知っていたのかと聞かれたダニエルさんは「日本には14年くらい小さなクラブ、レストランでのライブや、楽器のエンドースを結んでいるYAMAHAでのクリニックで行っているんですが…B'zは『スタジアムクラスで、私とは正反対の音楽』、遠い音楽だと。(the end of other spectrum musicと表現)

今までロックはやったことなかったんですが…

これはナイショの話で…

ずっとロッカーになりたかったんです…!!

大笑いの会場に「本当だって!本当!」と、幼少期にエレクトリックギターをお父さんに買ってもらい、鏡の前に立ってジャーニーの曲を練習して弾いてた話も披露。


コラボ最初の曲「Soaring on Dreams」製作時の話として、インタビュアーさん曰く「どこかB'zっぽい」同曲を、「いつもオーディションを受けているような気持ちでいる」ダニエルさんは、いかにコンポーズ(構成)するかで、「夜中に外に出てローラブレードで8の字を描くよう」に悩みながら、正に舞い上がるようなギターサウンドやリズムをイメージして作り上げたそう。

「制作時にはお互いのバックグランドやどんなギタープレイをしたい、とかいうことは話し合ったんですか?」という問いに、松本さんは「…したっけ?(Did I?)」とダニエルさんに聞きながらも、「うーん…でも…ダニエルさんが『ロックスターになりたい!』って言ってたから…(I heard that he wanted to be a Rock Star....)」とだけ答えて会場を会場を笑いで温める場面も。 インタビュアー「では、Takがダニエルの夢を叶えるのを助けてあげたってことですね!」松本「そうだといいな!」


曲作りでも、ダニエルさんは「ロッカーになりたいウオオオオ!」で、Takさんは「ハワイ好き!メロウなギター〜♪」という、お互いに逆の要素で曲を書いてしまい、「あ、そっちがやりたい?!」みたいなことになったそう。なお、ダニエルさん曰く、「Takはやりたいことが明確で、いつでもオープンマインド。」


インタビュアーさんから「稲葉さんとずっと一緒に成功し続けられてきた秘訣は何だと思いますか?」(What is about you makes you a succesfull collaborator?Why do you think you have been able to to work with KOSHI,so successfully?)と聞かれたTakさんは、「うーん…なんだろ…」とつい日本語で悩みながらも、「はっきりとはわからないですね。30年休まず続けたということに尽きます。」(I don't know exactly.We've been doing for 30 years..keep doing 30 years without break.All the way.)と回答。

同様に、「デビューした時、稲葉さんと30年やるって想像してましたか?」という問い(Did you ever imagine when you started with KOSHI,30years later?)には、「oh..No..no..」と横にぶんぶん首を振りながら食い気味に言う松本さんでした。その様に「ふふふ」と笑いが漏れる客席。

 
さて、このインタビューの良かったところとしては、「松本さんがアメリカで会場から笑いを取る」場面がいくつかあったことが挙げられるかと。

「日本とアメリカの観客の違い」について聞かれると、「全然違いますね。日本は…アメリカの観客より大人しい。」(I think it's totally different. Japanese audiences are little more quiet than the American people.)と答えて会場大ウケ。

インタビュアー「…でしょうね!!

(It's not surprising to me!)

松「I like American audiences. HwooooAAAA!!!(顔をしかめてメロイックサイン)」

会場:ヒュオオオオゥ!イェェェェ!

(大盛り上がり)

※海外アーティストあるある:日本公演でオーディエンスから反応薄すぎるように感じて落ち込みがち。でもよく見ると熱心にプレイを聴いてくれてると気がついて感心しがち。


また、B'zが30周年でBIGなツアー(後のHINOTORI)と、さまざまなイベント(後のSEANSとハワイ公演)を計画している、という話の流れで「あなたの日本のファンは、私がこれまで見てきた中でも熱烈ですが、ある種ユニークな関係をファンと築いてきたんですよね?…時間をかけて。」 (Your fans in Japan are as passionate as anyfans that I've seen for any bands,anywhere.Have you develop kind of unique rapport with your fans?..over time?)とインタビュアーさんから聞かれると、通訳を受けながら少し答えを考え込んで…

こうおっしゃいました。


松「…sometimes..

They are STRANGE people.

(…変な人たちですよ)


会 場 バ カ 受 け


松「But,most fans are great.」(まぁ大抵のファンは素敵だけどね。)ともフォロー。


…ストレンジピーポー!!

我々ストレンジピーポーだった!!バレてた!!モロバレだった!!

✌︎('ω'✌︎ )いぇーい( ✌︎'ω')✌︎ピーポー!!

ピーポーの中でもストレンジですッ!!ある種お褒めのお言葉、ありがとうございますッ!!


すかさずダニエルさんも「webで見たけど、B'zはスタジアムツアーを 18 公 演 も!やるんです。Takは謙遜して言ってるんですよ。」(Tak to humbled to say that.)と優しくフォロー。

ありがとうダニエルさん、でもこちらはストレンジでもグレートでもどちらでも大丈夫です!

 

前後しますが、ダニエルさんへの「日本公演の時にTakのファンをどう思ったか」という質問に対する回答も、なかなか会場のどよめきを生んでいました。
「楽しかったです。TakとB'zのファンとの間には長い歴史があって、公演の2か月前にチケットはソールドアウトしてしまいました。『尊敬と賞賛』がありますね。」
「そしてTakはファンに時間も割くんです。

Because…ファンレターが『返信用の封筒付きで』送られてくるんです…!」と言うと客席から驚きの色を含んだ笑いが。

え!我々の文化、ここでも異端みが!?

あらいやだ!

ストレンジに拍車がかかる!

 

ダニエルさんは続けて、「私にとって初めての経験でした。…Takは山ほどのファンレターにサインを送ってるんですよ!まるで家族(同士のやりとり)みたいです。」(「in Japan,fans send fan mail and also sends return envelopes...!! 」「My first time expriences like...signs things and send them back.Tak has like thousands of them.He signs them any sends back.」)とも。

他にも松本さんにとってのロックヒーローは?とか、2人のギターの師匠(menter)は?といったバックグラウンドを探る質問や、ダニエルさんが持ってきた数々の「面白い楽器」を披露したりと(Bangle-lele,Shaker-lele,IPUHEKE)盛り沢山の内容。

インタビュアーさんは『スタジアムロックのB'z』のイメージにはあまりない松本さんのブルーノート的アプローチや、楽器や制作方法について広く耳を傾けて制作するマインドを称賛してくれる大変心地の良い方で、ダニエルさんも松本さんと周囲のスタッフのプロフェッショナルな仕事振りを褒めてくれるというベタ褒めっぷり。ベタ褒め"T"AROUND状態。

松本さんは英語でのやり取りだったので、なかなか答えづらい場面もあったようですが、一問以外は全編英語での回答で通されました。※通訳としてカヨさんは同席

全編、ダニエルさんがとにかく「ロックスターになりたかった!」と訴える姿も面白かったですし、あのキャリアがあるのに「いつもオーディションを受けているつもり」で挑む姿勢に感嘆させられました。

ダニエルさんがInstagramに上げたとおり、またこの素敵なコラボが観られるといいなぁ。

 
 
 
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