オモウトコロ

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声出しNGの世界で代替物販を眺めてみた

私の参加したBさんのHighwayXツアーは高崎の1本+保険代わりに行った東京公演の2公演。ライブビューイングは行きます。
で、レポには書きませんでしたけど、「声出し厳禁の代替は『拍手』のみ」だったことは振り返って割とぶっちぎりどのバンドよりある意味直球だったなと思ってます。

というのも、他のアーティスト、この2,3年での「声出しの代替」が様々あったんですね。
ちょっと私の好きなバンドで挙げてみますと

・ペンライト
…ド直球アイドルの風物詩と思いきや、Bさんより長く活動してるパンクバンドの「ニューロティカ」。面白いもので、みんな握り方と掲げ方がパンクだった。

あとは「特撮」という、これも20年越えのトラウマパンク(自称)バンドもペンライト。物騒な曲で赤く照らすと、さらに物騒になって良いという効果があると知れた。特撮自体はとてもメロウな曲のパートも多いので、その時だけはアイドル界隈的な掲げ方ができたりするのも面白い。

・光るリング
ユニコーン。なお、どのメンバーのものが当たるかはランダムなやーつなので、色は選べない。個人的にはこれが嵩張らず、かつ、例え複数付けてくる狂人がいても他人の邪魔にならん上に無音なのでベストだと思っている。あと普通にキレイ。

・ライト+タンバリン
筋肉少女帯。「キラキラと輝くもの」というアルバムがありますんでね、それと掛けてる。
ただ、本来ほぼヘドバンか拳なので、実際の会場でどんな具合でどうだったのかはわからない。

・ペンライト+マラカス
氣志團。ボーカル翔やんのグッズ紹介文が相変わらず良い。バットを模すという、ヤンキーっぽさも入れ込むあたりが更に素晴らしい。

・自作の鳴り物
…そんなことを企画するのは当然、マキシマム ザ ホルモンさんですね。「エモートシャウト」という名前が付いてますが、要するにペットボトルで鳴り物を作って持っていくという。とても厳密にルールも考えられていて、各人個性も出しながら楽しめるっていう一石二鳥っぷりはさすがアイデアマン亮君。

というわけで、各バンド、鳴り物か光り物を取り揃えてきてました。こんな流れがあったので、ツアーの物販に何かあるかもな、という予想をしていたのですが…まぁ外れましたね。

しかしよくよく考えてみると、会場の規模がデカくて本数が多く、またファンの母数がデカいが故にコントロールできない可能性を考えてみると、「代替を用意しない」のは妥当だとも思いました。あとは単純に、これらの「客側が持つグッズ」の文化自体が、日本独特のものだったりするので、それこそ下地が洋楽のBさんには似合わないという判断だったんでしょうかね。外タレ公演も昔はジッポライターの灯、今はスマホのライトくらいですかね。…って書いてて思い出しましたが、KISSはお面配られたことあったわ。

とはいえ、かつてB'zさんでも「笛」という鳴り物を全席に置いたり(GREENツアー)、渚園サイリウムサプライズを仕掛けたり(15th)、ミニタオルを置いたり(なんだったか忘れた)という風に、客席に演出の一つとしてバンド側が用意することはありましたわね。物販で売ったのは初回渚園の星形のうちわくらいかしら。

個人的にはちょっとBさんのライブのノリ(腕振り)は画一化されすぎてるのと、あれは後方の席になったときに視界の邪魔なんでジャニーズさんのうちわルール(胸より上にうちわは上げないだったっけかな)的なものできねぇかなと思ったりと、なんかもうちょいみんな個性あってもいいんだけどなーとは思うんですが、そう言ったってこの先ファンが急にヘドバンしたり、ツーステ踏んだり、oiコールを上げたり、折り畳みするような確変は起きないと思うので、このまま郷に入っては郷に従え、「手のひらの鍛錬を積む者たち」として習熟に邁進していきたい所存です。
そしてできれば声出しOKの世界がやってきたんだとしても、やっぱり雑音が聞こえず、素直にバンドが放つ音だけを聴ける環境が維持できたら最高なんだけどなぁ。