オモウトコロ

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FRIENDS IIIとMステ'96

※1行レベルですが最新会報のネタバレを含みます

ドリフェスからの流れで、自分としてはなんとも気が晴れないような気分が続いていたのですが、そんな気分が一気に晴れるような朗報が…FRIENDS IIIとそのライブですね。全く想像していなかったというか、正確に言うと「昔は思うこともあったけど諦めていた」ことがよくぞ起こったというか。

いつかBさんがおじいちゃんになって、暖炉の前でゆったりとアコースティックにやるようなことがあったら、その頃にはチケットも取りやすくなるだろうか…とかそういうことを数十年前に妄想しておりましたが、今現在そこそこのご年齢になっても、暖炉の前でやるような少人数どころか、爆発特効&パイロの炎が常で、今回のように8,000キャパ2デイズでは到底賄いきれないほどの人気があるというのが困るようなでも大変嬉しくもあるような。

 

さて、そんなFRIENDSワクワクをエンジョイするために、久しぶりに「SNOW」と「傷心」をテレビで披露した1996年のMステSPの映像を引っ張り出して見ました。今となっては"疎遠"なテレビ出演ですが、90年代のMステではBさんは2曲ほぼフルサイズでラインナップされる構成で、実によい枠をもらっていたものです。

今冷静に考えても、シングル切ってないミニアルバムの曲から2曲披露というのもそこそこクレイジー(とはいえ、1曲はお二人もすっかり忘れてたテレ朝タイアップ曲なので当然ちゃ当然)。振り返れば、当時はビーイングの枠で「N.O」(※ビーイング系アーティストの5分枠情報番組)を編成していたくらいですから、まぁそりゃ蜜月だったよね…(しみじみ)。

 

で、内容はというと、まずタモさんが若い。隣は下平さやかアナ(当時)。眉毛メイクがもうバリ90年代。年末特番の恒例だった、東京ベイN.Kホールからの生中継。客席はオープニングから錚々たるメンツのアーティストにキャアキャア状態。(他にX JAPANMr.ChildrenGLAYSMAP、何故かSwing Out Sisterなど)なお、B'zさんはトップで登場。

トークパートで呼び込まれた時にも客席のキャアキャアは収まらず。

 

稲葉さんの髪型はFIREBALL時のパーマスタイリングで、その髪が「伸びる前」と言った感じ。マグマリリース時とも似てるかな。タモさんが「痩せました?随分?」と稲葉さんに声をかけると、「そんなことないですよ。」と答える稲葉さん。タモさんが続いて「髪型のせいかなぁ?」と言うと、すかさず「変ですか?」と髪をもしゃっと掴み、照れ笑いのような表情をしながら小首を傾げる。

 

お召し物は黒?紺?のベロアのような生地のシャツに革パンという、「それで…いいの…!」スタイル。

松本さんは明るめの茶髪セミロングに、柄の入ったシャツに革パンと、これまた「それ!それで!」のステキなスタイリング。

サポートメンバーはBa.明石さん、key.増田さん、そしてドラムはまだツアーメンバーになる前の黒髪超ロングヘア・黒瀬さん(なお、服は着ている)。そうそう、色や音はなんせVHSのビデオをダビングして保存しておりますもんで、劣化が激しくて正直正解がよくわからないです。

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「SNOW」のイントロがはじまると、ステージに雪のようなものがしんしんと降り積もる。これがまた黒瀬さんの黒く長い髪に降り積もること降り積もること。稲葉さんはマイクスタンドを掴みながら、ファルセットを眉を上げるようにして歌う。

しっとりと歌い上げて、すぐさま「傷心」へ。(ここで、明石さんが稲葉さんにペットボトルの水を差し出していたのを25年の時を経て今頃認識しました)

やはり雪のように冷たい空間をイメージさせるようにスモークがたっぷりと広がるステージで、イントロが流れた途端、稲葉さんは短いシャウトをして、マイクスタンドを掴みながら細い太ももを左右に揺らして勢いをつける。端々でどこか凄みのある、睨みにも似た表情。対して、松本さんは全編、どこかにこやかに笑みをたたえている。2番の前のフルートが入るパート(と、全体的にフルートの音自体も聞こえない?)カット。黒瀬さんは歌いながら叩き、増田さんは頭を振りながら弾き、明石さんは真っ赤なベースを仰反るように弾く。

 

アウトロはCDよりはカットされたサイズで短めではあるものの、シャウトを混ぜながら稲葉さんは実に美しくFRIENDS IIの世界観を閉じられたのでありました…Oh...知ってたけどかっこよすぎる…。

カメラはトークパートに移り、再びタモさんと下平アナの立つステージ横へ。キャアキャアの更にキャアキャアの客席からの声が残る…と思ったら、一層甲高い悲鳴にも似た声が。次の歌い手は安室ちゃんだったんですが、その安室ちゃんも思わず悲鳴の方向を向く。

カメラに映っていないところで何が起きたかを補足するように、下平アナは「えー、いまアクシデントが…!稲葉さんが転んでしまいました…あのドライアイスの、スモークが滑るので!」と解説。そう、これが今回の会報で稲葉さんが唯一思い出として挙げていたしていた「傷心で帰った」「めちゃくちゃ恥ずかしかった」出来事の一端でした。

ちなみに稲葉さんの名誉のため(?)に申し上げますと。この時、曲中ですでにカメアシさんと思われるスタッフさんが少なくとも2回、足を滑らせる様子が画面の端にバッチリ映っています。技能があればGIF動画で上げたいくらいに見事なコケ方でした。ドライアイスもですが、多分SNOWで降らせた雪のようなものがダメだったんでしょうね。

 

というわけで何故か25年前の映像について語ってしまいました。

肝心のFRIENDSライブ自体は、UNITEの頃にはまだ緊急事態宣言が発出されたままの緊張感もある環境下でしたが、ものの1か月程度で宣言も解除、2桁前半台の感染者数で推移している安定した現状ということで、非常に良いタイミングになって本当に良かった。それでもチケ発から実際の公演まで1ヶ月しかない・東京のみ・平日の16時 という点については、運営的にはかなりギリギリを攻めてるように見えます。

UNITEの時の主旨としても高らかに「業界全体を押し上げる」ことを挙げていたので、「やらない」はなかったんでしょうね。

 

うまくこのまま世情が好転し続けて、晴れて全国をFRIENDSバンドが行脚できる日が来ますように。あと、そうね、チケット当たってくれぇぇ…。